ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

曜日まで同じ 母の祥月命日、墓参り

2022-02-13 20:38:49 | 生き方
2月13日日曜日。
なんてことのない、1年の中で当たり前の一日。
でも、うちの家族にとっては特別な日。

17年前のこの日、この曜日の朝、母の命がなくなったのだった。
ガンであったし、寿命だったと言ってしまえばそれまでなのだけれど、日ごろから元気な人だったから、もっと長生きするのかと思っていたが、満年齢で75歳とは早かった。
父も満年齢で56歳でのことだったから、両親とも長生きだったとは言えない。
まして、その息子である自分は、子どものころ病弱でよく熱を出し医者にかかっていた身でもある。
まもなく高齢者の仲間入りをするが、自分も長寿にはならないであろうと自覚している。

さて、それはともかく、今年も家族4人で命日の墓参りをした。
去年もそうだったが、今年も、雪で墓にたどり着くまでが大変だった。
幸い今日はよく晴れていたが、積雪たっぷりで道がなかった。



雪の上に点々とあるのは、野ウサギの足跡だろうか?



長靴でざくざくと雪を踏みしめ、道をつけながら、私の後ろの3人が歩けるようにした。

手間をかけて、やっと墓に到着。



わずかとはいえ風があるので、線香に火をつけるためには、風をよけなくてはいけない。
雪を掘って穴を作り、そこで風を防ぎながら線香に火をつけた。



線香を立てるところの砂も、雪で固くなっていたが、凍り付いてはいなかった。
でも、雪だから、墓の中は寒かろうと思った。
生前の母が、新潟の冬は嫌いだ、とよく言っていたのに、寒くてごめんなさい。



今日は、福島県いわき市の母の実家にあたる家の墓でも、分骨された墓に従姉たちがお参りをしてくれたそうだ。
ありがたいと思った。
そちらの墓は、太平洋が望める丘の上にある。
冬でも暖かい陽射しがさんさんと降り注ぐ、とてもいい場所だ。


そんな暖かい故郷を離れて、50年間新潟で暮らした母が亡くなってから、17年。
曜日までが同じ、祥月命日であった。

コメント
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