ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

家の前は川、車庫は浸水

2020-07-31 16:07:49 | 生き方
日本各地で豪雨被害がもたらされて苦しむ中、まさか今日、自分の身に似たようなことが起こるとは思わなかった。
天気予報では、一日中、ずっと雨。

そして、午前中、大雨警報が発令された。
やがて、同時に出されていた洪水注意報は、洪水警報に変わった。
ずいぶん強く降り続くと思っていたら、この地域に土砂災害警戒情報まで出た。
立て続けに警報が出されたけれども、わが家は平地の住宅地にあるから、被害が及ぶことはないだろうと思っていた。

本当にひどい雨の中、ずっと家の中にいたのだが、ふと窓の外を見ると、向かいの家の人がこちらを向いて家の入り口に立っていた。
その視線の先を見るまでもなく、立っている理由が分かった。
家の前の道路が、完全に川と化していたのだ。

近所を通る川と、用水路のような小さな川の2つが家の近くを流れているのだが、水路からあふれて、道を通りこちらに流れてきたのだ。

その深さは、膝まではいかないが、すでにすねより高いくらいにまでなっていた。


車庫には水が流れ込み、様々なものが濡れて汚れてしまっていた。

車だけでなく、奥に積んであった様々な道具や段ボール箱に入った本や書類が濡れてしまった。
油断していた。
奥まで水が入ってくることは予想していなかった。
家の前が川となっているのを見ると、もう車に乗って出て行く気はしない。
しかし、隣家の2台は、大きな波を起こしながら、わが家の前をどこかへ車を避難させに走って行った。
これ以上の水が出てほしくない。
雨よ、やめ!
そう願った。

ラジオやテレビやスマホで様々な情報を集め、警戒しながら、降り続く雨が小降りになるのを待った。
家は、道路より少しは高いところに立っている。
とはいえ、このまま降り続いたらどうなるのだろうか、と怖くなった。
最近のニュースで見ていた、九州地方や山形県などの、氾濫した川や床上浸水などの映像が思い浮かんでいた。

幸い午後から小降りになって、水は少しずつ引いていった。
長靴を履いて、歩いて行けるくらいになったので、家の前からもう少し前の通りへと、様子を見に行った。
まだ、あふれた水は流れ続けていた。

でも、このまま降らなければ、大丈夫だろう。
ほっとした。

あとで知ったのだが、すでに水が引き始めていたころの時間に、私の住む町内にも避難勧告が出されていたのだった。
ちょっと遅いよなあ…。
恐怖を感じていたのは、もっと前の時間だったのだから。

意外なことに、この後、天気は180度変わった。
なんと、完璧な青空!


晴れるにつれ、車庫や家の周囲は、川となっていたときに流れてきた泥で臭くなってきた。

取り急ぎ車庫や舗道を水で洗い流したが、どぶ臭さは簡単には消えなかった。

怖さも感じた短時間の集中豪雨。
突然こんなふうになるなんて、油断せずに過ごさなくてはいけないな…。
教訓としなくては。

コメント
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