ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

今日からまた休校の期間

2020-04-20 21:59:48 | 「育」業
完全に退職してから1年以上になるというのに、時々夢を見る。
自分が学級をもち働いている夢。
昔の教え子たちだけでなく、ご丁寧に、今は校長職をしているかつての同僚が登場したりする。
…今、手の届かないところにいるが、そんな夢を見るなんて、現在の現場のことが気になっているからだろう。


今住んでいるところでは、今日からまた一斉に学校が休校となった。
2月に、突然臨時休校の措置をとるよう要請されていた。
やっと4月になって、各校で覚悟を決めて学校再開にこぎつけた。
毎朝の検温や健康観察の実施、マスクの着用などを各家庭にお願いしながら、最新の注意を払いながらの再開だった。
昨年度学習できなかった内容について補充しながら、新学年の新学期を始めたのだった。

ところが、緊急事態宣言が全国を対象に出される展開となってしまった。
4月15日からの県立学校の休校が発表されたが、こちらの教育委員会の決定は、現状ではまだ一斉休校するほどではないという判断で、同調しないでもう少し学校の教育活動を続ける意向であった。

しかし、2日後国家的な重大事態と捉え直した県知事から、改めて要請が出されて、その決定が覆された。
結局、連休明けまで休校の措置が取られるようになってしまった。

やむを得ない決定、措置だとは思う。
ただ、何度も何度もの休校や決定で、本当に現場は大変だろうと思う。
この時期は、新学年の新学級での大切なスタートの時期。
新しい先生と、学級づくりをしっかりと進めるべき時期である、
そして、そこから5月下旬に行われる運動会に向けて協同で取り組むことによって、子ども間の人間関係の深まりが期待できた。

少なくとも5月の連休明けまで休校となるのだから、運動会など1年間の学校行事、そして学習計画など滅茶苦茶になっているはずだ。
中学校では、学校生活で大きな役割を占める部活動も活動中止となっている。
学校再開となっても、はたして大会ができるのか?という懸念がある。

この春、やっとのことで教員に採用された人たちを知っている。
苦労しながら校長に登用された人たちもいる。
今までにない経験の連続だろう。

子どもたちも教師たちも、教育委員会も、未だかつてない対応を迫られている。
現場の大変さは、想像を超えていることだろう。
でも、今は耐え忍んで、目を未来に向けてがんばっていくしかない。

みんなで、この窮状をなんとか乗り切っていこう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする