ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

素心ロウバイ植樹

2017-05-03 21:53:45 | 草木花
ホームセンターに、園芸用の土や腐葉土を買いに行った。

今どきのホームセンターは、春の花盛り。
様々な花の苗を売っていた。
そこをぐるりと回って、その一つ一つを見て回った。
山野草が好きな私たちだが、園芸品種も嫌いなわけではない。
ただ、育てなくていけない、枯らしてはいけない、となると、義務感が生じてしまう。
育て方の難しいものは、最初から買おうとは思わない。
さすがに60年も生きていると、花の苗で一般的なものの名前は、見てわかる。
パンジーとビオラは、もうすぐ季節外れとなるので、安い。
夏用の苗は、育てやすいペチュニアやベゴニア、サルビアなどが見られた。
他にもいろいろあったが、加齢のせいで(?)新しいものの名前はとんと覚えが悪くなっている。
まあ、それでも目の保養になった。

レジで並んでいた時、私の身長よりも背の高い、1本の苗木に目が引かれた。
もうその木の花期は終わっている。
花はなく、枝の先には葉が開いている。
その枝先に付けられた名札には、「素心ロウバイ」と書いてあった。
素心ロウバイ。
ロウバイの一種である。
春先に、その名のごとく「ロウ細工」のような黄色の花が咲く。
一般的には、花の中の芯の部分に、茶色っぽい模様があるのが「満月ロウバイ」。

ないのが「素心ロウバイ」と見てよさそうだ。

この花が、最初は壺のような形をしていて、やがて開いて咲く。
「ロウバイ」の「バイ」は「梅」であるから、香りは、本当に梅の香りがする。
見ても、香りも楽しめるので、以前からほしいと思っていたのだった。
それも、派手に見える満月ロウバイではなく、シンプルにきれいな素心ロウバイがほしかったのである。
しかし、今まで苗木を売っていたのは、満月ロウバイばかりであった。
素心ロウバイを売っているのを見たのは、ほしいと思ってから、初めてであった。

数時間後、購入の決心をして、もう一度そのホームセンターに行って、その苗木を買ってきた。
家の入口近くに手早く植えてから、枝の名札を見た。
「乾燥と西日は禁物。」と書いてあった。
あらら、…。
植えた場所は、日当たりがよいように考えた、西日もよく当たる場所。
もう一度、掘り起こして植え直した。

さて、植えたロウバイは、来年の春、花を咲かせてくれるかな?
枯らさないようにしなくては。
来年の春が、楽しみだ。

コメント
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