バイクと脳トレ

バイクを乗っている人の脳は衰えない、

とどこかで聞きました。

もちろんそれは乗っていない人との比較でです。

僕はそれに

特に都会においては、と言う言葉をさらに
付け加えると、より正確な情報になるのでは
ないかなと考えています。

都会のバイカーはほぼ１００％の確立で
すり抜けをします。

それはもう、カスタマイズされたド派手なバイクから、
年代もののラッタッタ（よくこんなネーミングにしたものです）
に至るまで、

ごつい眼鏡をかけた年寄りから、

肌を露出しまくって、鋭くとがったピンヒール
を履いて、１０メートル先まで匂ってくる
香水をつけているケバケバ姉ちゃんまで、

とにかく、ありとあらゆるバイカーが
車と歩道の間にできた僅かなスペースを

まるで無茶なスピードですり抜けていくのです。

もちろん僕もそうしています。

この行為はとてもスリリングで

しかも、

正確な情報を瞬時にキャッチする能力を
要求されます。

これは自分から進んでしているのとは別に

そうせざるを得ない、と言う環境もあるのです。

なぜならば、

とろとろ走っていると
間違いなく後ろから煽られてしまうから。

やたらエンジンをふかしたり、
すり抜けられる僅かなスペースでジグザクに走ったりね。
（僕はそこまではしませんけど。
何しろ命あってのものだねですからね）


だから、すり抜けるという判断能力が多少欠けてしまった

老人なども、

道を譲ると言うもう一つの判断を

やはり瞬時に行わなければならないのです。

このあまりに攻撃的なすり抜け行為が

脳に負荷を与えて

結果、

脳の衰えを抑えているのです。

言い切ってしまいましたが、

たぶん言い切ってもいいのではと思えます。

都会のバイカーは脳みそ鍛えてますよぉ。