イスラエルでの暮らし

イスラエルでの暮らしなど、紹介します。そして今現在の生活で感じたことなど

弁証法補足

2009年08月09日 19時27分50秒 | Weblog
ぼくたちの周りはわかっているつもりの言葉で
氾濫しています。

本当です。

よく知りもしないで使っている言葉は山のようにあるのです。

たとえば僕がたまに使う「けだし」。

これだってわからない人、意外と多いんです。

「けだし」とは「すなわち」とか、「つまり」と同義で、
根拠を示し、最後の結論にもっていく言葉です。

もっと簡単に言えば「君は礼儀正しい、だからみんなに好かれるんだね』

の「だから」の部分とほぼ同じで、私はそんなふうに思っていますよ、
というほぼ確定的な推測のときに使われます。


こんなふうに一度説明したことを
もう一度今の生活基準に合わせて
説明しなおしてみることを弁証法と言います。

このことによって僕たちは

「知っているつもり」を看破する事ができるのです。

弁証法と言うとマルクスと直結して考えてしまう人も
少なからずいるのではないでしょうか。

でも弁証法自体は、古くソクラテスの時代から用いられた
方法です。

このことによって僕たちは「無知の知」を知ることができるのです。

「つもり」を看破することは大切なことです。

だって日常におけるさまざまな軋轢や、いざこざや、
果ては事故に至るまで、その原因は以外にも
「つもり」が多いのですから。

最後まで読んでくださりありがとうございました。