お気に入りの場所

高崎観音ってご存知でしょうか、

僕は断然あそこが好きになりました。

今年の夏、あそこでカブト虫とミヤマクワガタを

捕まえたのです。

あのですね、

いくつになってもカブト虫やクワガタムシを

見つけて、それを自分の手で捕まえるというのは

なんともワクワクするものです。

ひょいと見上げたその木肌に

カブト虫ががしっとしがみ付いていたるすると

取って置きの宝物を見つけたような、

とても自慢げな気持ちになります。

ミヤマクワガタかっこよかったですよ。

久しぶりに童心に返った夏でした。　

きたー

えーっと、


先週の木曜日新しいデジカメを買いました。

その一日前、つまり水曜日、僕は衝動的にデジカメを買いたくなったのです。

ちょうど新機種と旧機種の入れ替え時期でもあり、

半年前に出た機種が一万円以上もの値を下げて売りに出されているのを見ると

どうにも衝動が抑えられなくなったのです。

機種はパナソニックのもので広角レンズに12倍の望遠、

動画はハイビジョンですが、音はステレオで取れるというものでした。

価格は21400円。

お店の人の話を丹念に聞き、「もう決めた」と思ったそのときです。

古いデジカメを2000円で下取り、という文字が目に入ったのです。

「これ、明日持ってくるってんじゃだめ」そう聞くと、

「一応決まりなので」という答え。

「それじゃ壊れてるデジカメでもいいの」

「それはかまいません」

それでその日に買うことをあきらめたのです。

家に帰る途中、宝くじ売り場が目に留まりましたので、

祈りをこめてナンバーズ４のセットを一口だけ買いました。

もちろん明日買うデジカメの足しになりますようにという祈りをこめて。

これがなんと当たってしまったのです。

しかも当選金額はぴったり21400円。

下取りでデジカメの金額は19400円だったのですが、

そのかわりに動画をとるのに適した、クラス10の4ＧＢのＳＤカード

をセットで買って価格は21400円。

これってなんだか凄くないですか。

たまたまシンクロしたに過ぎないと言われればそれまでですが、

21400円のものを買おうとして、21400円当てるって、ねえ。

僕は心のそこから、神様ありがとうって叫びたくなりましたよ。

こんなことって、そうそうないと思います。

因みに、

ハイビジョン動画でもとてもきれいですよ。
　

今日は本の紹介

先日、朱川湊人さんの「かたみ歌」を読んだものです。

八重洲ブックセンターの一押しだったのです。

入り口のすぐ近くに平積みされてまして、

「必ずハンカチを用意してお読みください」の文字。

もちろんハンカチを用意して読みました。

結果としてはただの一度もの涙を流すことをありませんでした。

でも、だからと言ってつまらなかったという訳ではありません。

十分に面白かった。

短編集なのですが、そのどれもが映画やテレビのカメラワークを彷彿とさせる

面白い入り方をするのです。

読んでいながらそのどれもに情景を色濃く感じるのです。

本当にテレビを見ているようでした。

これ以上は書きません。

ぜひ読んで欲しいからです。

そしてこの小説の面白さを僕が植えつけた先入観なしに感じて欲しいです。