イスラエルでの暮らし

イスラエルでの暮らしなど、紹介します。そして今現在の生活で感じたことなど

今回のお盆休み

2009年08月16日 17時23分51秒 | Weblog
お盆休みはなんとも気ぜわしく過ぎていきました。

子供たちのどこかに連れて行け攻撃を全身に浴びているうちに
なんだか僕自身も無償にどこかに行かなければならないような気がしてきて、

さて、どこへ出かけたものかと思案にくれたのですが、
もはや東京のどこかに魅力的だと感じる場所など
僕の頭の中には存在せず、

さりとて一番近場のショッピングモールにばかり行ってみたとて、
そこはもうただ消費するだけの、人間の中にある一番俗的なところばかりを
刺激するような場所であるし、

いや、もちろん消費は楽しい行為であることは分っているのだけれど、
でも消費と言う行為の楽しさを子供たちに徹底的に浸透させてしまうと、
欲するものが時間の経過を経ずに、簡単に手にすることのできる環境に
あまりにも慣れ親しんでしまいそうで、それはそれでとても良くないことのように
思えるので、

ショッピングモールだけはこのお盆休みの間は行かないと決めてしまうと
もう本当にどこへ行くところも思いつかず、

でも僕の頭のスイッチはどこかへ行かなければという場所に
パチンと気持ちいいくらいに入り込んでしまい、

あぁどうしよう、んんどこかいいところはないのかしら
などと思いをめぐらすうちに、

はまり込みすぎたスイッチはブレイカーを落とすこともできずに

とうとうショートして、ショートした結果決まった行き先は
なんのひねりもない東京タワーになったのでした。

結果から言いますと展望台には上らずじまいでした。

たかだか150メートルうえにある展望台に上るのに
一時間以上待たされて、しかも大人ひとり800円もとられるとあっては
展望台に上る気も失せるというものです。

それだったら都庁や新宿センタービルにでも行ったほうが
まだましではないですか。


もちろん子供たちは落胆し、精神的疲れはそのまま肉体的な疲れとなって
顔の表情は見る見るうちにどんよりとしていくのでした。

ま、まずい、このままでは父親の威厳が、、、、。

僕とて気温30度を超え、
しかもそこにまとわりつくような湿気のおまけ付きとあっては
頭の回転も鈍りに鈍ったのですが、

それでも頭痛寸前まで頭の中の情報を探り出して、

なんとか東京タワーの代案を見つけ出したのでした。

日の出桟橋まで歩き、そこから水上バスに乗り浅草へ。

今にして思えば子供だましのような代案ではありましたが、
船でのしばしのクルージング(そんな大それたものではないのだけれどね)は
一服の涼までもたらしてくれ、
なかなかの気分転換になりました。

ふぅ、疲れた。


でもね、

子供が小さい時に子供を連れていろいろな場所に遊びに行くと言うのは
そのときにしかできない貴重な時間です。

子供が親を100パーセント頼ってくる僅かな期間。

親と手をつなぎ、疲れれば抱っこなんていってくれる時は
それほど長くはありません。

抱っこすることのできる幸せを今回も感じさせてくれた
すばらしい子供たちに感謝です。

でもやっぱり疲れた。