イスラエルでの暮らし

イスラエルでの暮らしなど、紹介します。そして今現在の生活で感じたことなど

親なんです

2009年08月18日 20時03分32秒 | Weblog
なぜ、反抗期なんてものがあるのかな。


娘も中学一年生になり、いよいよもって難しく、

家族での行動に同調してくれないことがよくあります。

一緒に出かけるだけでもひと悶着あり、

やっと出かけたと思えば、

「やっぱり来なければ良かった」とか、
「あぁ、つまんない、もう疲れて歩きたくない」
なんていってみたり、

事あるごろにカチンとくることを、ものの見事なタイミングで

ばしっと決めてくるのですよ。

ぼくですか、

それは頭にきますよ。

胸ぐらをつかんでびんたのニ三発でも食らわしてやりたくなりますよ。

でも、さらに娘は追い討ちをかけてくるのです。

ことさらに疲れた顔を作って見せ、

「あぁ、もう帰りたい、私ひとりでも帰りたい、頭も痛くなってきた、もうやだ」

と、これ以上出せないと言うくらいの暗い声を出して、
たたみかけてくるのです。

親としての自分をためされます。

お前の我がままを聞くことによって、
二人の弟の楽しみを犠牲にしなければならないのだぞと、

もう、ぎりぎりのところで握られたこぶしと
その他さまざまな娘を非難する言葉を飲み込んで、

「よし、わかった。それじゃせめて、ここだけよって帰ろう」

と妥協案を出し、

家に帰りついたあとも、

「頭が痛いのにがんばってくれたから、二人(弟たち)も、
たのしむことができたよ、ありがとう」

なんてねぎらったりしてね。

頭ごなしに叱るのは簡単だけど、
それじゃ娘にとっても僕にとっても
しこりが残るだけだしね。

親って大変。

それでもね、こんなときにはうまい具合に息子が慰めてくれたりするんです。

「お父さん、今日楽しかった」

なんて、満足した顔でいってくれるのです。

それだけで疲れが吹き飛ぶと言うものです。

でもね、それもこれも子供がいなけりゃ味わえない。

大変だけど、子供がいるって、すばらしい。