日本男道記

ある日本男子の生き様

家族じまい

2021年01月23日 | 読書日記
【内容(「BOOK」データベースより)】
認知症の母と、齢を重ねても横暴な父。両親の老いに姉妹は戸惑い、それぞれ夫との仲も揺れて…。別れの手前にある、かすかな光を描く長編小説。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
桜木/紫乃
1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」でオール讀物新人賞を受賞。07年に同作を収録した単行本『氷平線』を刊行。13年『ラブレス』で島清恋愛文学賞を受賞。同年、『ホテルローヤル』で第一四九回直木賞を受賞し、ベストセラーとなる

【読んだ理由】
著者の作品「ホテルローヤル」が好きだっから。

【最も印象に残った一行】
二人を単位にして始まった家族は、子供を生んで巣立ちを迎え、また二人に戻る。そして、最後はひとりになって記憶も散り、家族としての役割を終える。人の世は伸びては縮む蛇腹のようだ。

【コメント】「「ホテルローヤル」以来だが、読みやすく、内容は重いのだが、何故か読後感は爽やかで、前向きな気持ちが湧いてくる。

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