朝は4時50分に起きた。
これでも始発ではないので俺にしてはゆっくりな方に感じる。今回のフライトは9時15分。つまりは成田空港には7時15分には着いていなければならない。
いつもの超便利バスも検索したのだが、ちょうどいい時間帯につくものがなく、電車で成田空港第二ターミナルへと向かう。6年間通い続けた道で日暮里へ。スカイライナーのチケットを購入しようとすると…
挑発してくるかのような長蛇の列。制限時間は9分間。何とか購入し、号車もわからないまま、取り敢えず滑り込んで何とか間に合った。
てか、今回電車を使ってみて気づいたのだが、今住んでいる場所から成田空港まで、1時間半しかかからないようだ。仮眠をする暇も無く、あっという間に第二ターミナルに到着。
Air Asiaのターミナルが離れており、のこで何かやな予感がする。これってLCCなの…?ってことで、俺はここまでAir Asiaが、LCCってことを知らなかったのだ。オーストラリアの時のトラウマが、頭を過る。案の定、預け荷物の予約をしておらず、2人で1万2000円も徴収される。こいつは、誤算だ。まぁ、俺が確認していなかったのが悪いんだけど。この預け荷物を渡すのを含め、かなりの時間を取られてしまった。空港でやらなければならなかった、保険とスマホの海外設定は驚くほどあっさり終わり、残り1時間。保安検査して、出国審査して、30分は余るだろうとおもっていたのだが…
火に油を注ぐかのような超長蛇の列。回転率も非常に悪く、進まない。
これにより、ゆっくりと出発前に蕎麦を食すという海外の前にいつもの行っている神聖な儀式を諦めざるを得なくなった。
ゲートに向かう途中で何か買って機内に持ち込み、機内で食事をする作戦に変更。
ってか、残り5分。ファイナルコールまでね。もう搭乗は始まっているのにカフェの列にサンドイッチ持ちながら並んでいる。しかも、ここの店員さんが我々に喧嘩を売っているとしか思えない程のslowlyさ。めっちゃイライラが募り、爆発するかと思った時に最終案内のアナウンスが。やばい。走る。ゲート前に到着した時には最終搭乗者が並んでいたので……
一服。
喫煙所がすぐ隣にあって助かった。これなら次々と吸い込まれていく列を見ながら一服できる。というわけで最後の集団として何とか無事ではないが搭乗し、1時間ほど仮眠とり、飛行機の中でこの日記を書いている。
これから先、どうなる事やら。
飛行機は順調に飛んだのだが、地獄が始まったのは降りた後。ドンムアン空港に降り立ち、一服して進むと…
入国審査に長蛇の列…
長蛇どころではない。
何と表現したら良いのだろう。
あれは…事故だ。
何百人という人がそこにごった返していた。
一応列が作られているようなのだが、まず、前が見えないので、何がどうなっているのかが全くわからない、前に行くスペースなんか全くない。
入国審査の空間が人で埋め尽くされているのだ。
どの列に並べば良いのか分からない。憶測だけで全く進まない人の塊の後ろで立ち尽くす。
後ろからの人も押すな押すなの大混雑でぐいぐい前につめられる。
その結果起こることは、極度の密着だ。まるでフェスの最前線のよう。
全く進まないため、時間が読めない。
加えて、タイの蒸し暑い気温の中、前からも、後ろからも人に揉まれ続け、気分が悪くならないはずがない。あれ、病人が出るぞ。
あれをカオス、混沌というのであろう。
正にこの世の地獄絵図であった。
このカオスには原因となる人達がいた。俺はこの人達を許したくないし、大嫌いだ。死滅してしまえば良いと思った。まぁ、ここには具体的に書かないが、本当に一緒の空間にいるだけで、嫌気がさすし、この俺の日記にあいつらの事を記したくもないから、書かないけどね。
あと、あのドンムアン空港も問題あると思うぞ。何もない普通のフライトであのカオスを起こしちゃダメだろ。何か対策をせんと。まぁ、LCCを使った俺への対価と言われればそれまでですが。結論から言うと、4時間かかった。入国審査だけでね。4時間あの、人の塊の中で汗だくで熱中症になりながら、この日の体力を全て持って行かれた。
フラフラになりながら、ドンムアン空港を出て鉄道駅へと向かう。
歩道橋を渡ると、ドンムアン空港駅に来れる。
ここが、国際空港の最寄り駅なのか心配になるくらい、こじんまりとした地元色の強い駅であった。
券売所にもおばちゃんひとり、ぽつんと佇む。そもそも駅のホームにもパックパックを背負った外国人が何人かいるばかり。
バンコク駅は、鉄道の時は名前が異なり、クルンテープ駅という。
恐る恐るクルンテープ駅までの切符を購入すると…
20バーツ。
20バーツ!?
日本円に直すと60円くらいである。空港から、バンコクまで1時間かかった。
1時間の電車の距離を60円で行ける手段がまだこの世に存在して良いのか。やりすぎである。
クルンテープ駅までの景色は原風景的景色であった。
正直、生活水準はかなり、低いだろう。家も何とか保たれているといった状態の物も散見した。カンボジアで見た景色でを彷彿とさせる。
しかし、その上には今乗っている電車の線路に沿ってひたすら大きなコンクリートの高架が伸びていた。正に今、開発中なのであろう。
飛び乗った列車も、お世辞にも綺麗とは言えない。トイレのような匂いが漂い、床には何の食べ物が分からない食物の残りカスが散らばる。この辺りの地元の人が使うのは、この辺りの地元の人が使うような列車なんだろう。中にはどう考えても地元の人です、という人しかいなかった。
荷物をどこに置いたら良いか分からず、まごついていると、タイ語で教えてくれた。理解はできなかったか、優しさを感じた。
クルンテープ駅に到着。
次は地下鉄に乗り換え。宿の最寄りであるスクンビットという駅へ。
ブルーラインに乗り換えた。
ここでまず驚く。まるで銀座の地下道のように清潔でクーラーが効いているのだ。タイル張りで東京の都心と同じような感じ。歩いている人の身なりも明らかに変わった。
券売機があったが、よくわからなかったのでカウンターで購入した。値段は28バーツ。日本円で、90円くらいか。いや、十分安いんだが、今回はたった6駅。15分程度で着いてしまう。さっきの60円が、衝撃的だったので、高く感じてしまう。電車自体も日本の地下鉄によりも新しくて綺麗であった。もちろん冷房もしっかり効いている。
一体この差は何だんだ。日本ももちろん、格差はあるが、この差は凄すぎだろ。着ている服や生活している環境が違いすぎる。ここまでの差がつくものなのか。
そんな事を思いながら、スクンビットに到着し、宿にチェックインした。
もう夕食の時間だ。そしてここからがこの旅一番の嬉しい誤算。飛行機の中で、偶然あるレストランを最寄り駅近くで見つけていたのだ。名前がとても目に付くものだったため、本当に偶然目にとまったのである。その名も「キャベジズアンドコンドームス」一発で頭に残るこのインパクトありすぎる名前。少し迷ったが、無事にたどり着き、本場のタイ料理を食す。これが、美味すぎた。全部美味しかったんだけど、特に俺はヤムウンセンという料理にどハマりしてしまった。こんな美味いサラダを生まれてから食べたことがない。人生の中でも上位に食い込んできた。それ位美味かった。辛いと酸っぱいの混ざり合い方が絶妙。止まんなくなった。今日の地獄が一気に吹っ飛んだ。ありがとう、コンドームス。
ヤムウンセンの美味さを知ってとても良い気分で宿に着いた。
これでも始発ではないので俺にしてはゆっくりな方に感じる。今回のフライトは9時15分。つまりは成田空港には7時15分には着いていなければならない。
いつもの超便利バスも検索したのだが、ちょうどいい時間帯につくものがなく、電車で成田空港第二ターミナルへと向かう。6年間通い続けた道で日暮里へ。スカイライナーのチケットを購入しようとすると…
挑発してくるかのような長蛇の列。制限時間は9分間。何とか購入し、号車もわからないまま、取り敢えず滑り込んで何とか間に合った。
てか、今回電車を使ってみて気づいたのだが、今住んでいる場所から成田空港まで、1時間半しかかからないようだ。仮眠をする暇も無く、あっという間に第二ターミナルに到着。
Air Asiaのターミナルが離れており、のこで何かやな予感がする。これってLCCなの…?ってことで、俺はここまでAir Asiaが、LCCってことを知らなかったのだ。オーストラリアの時のトラウマが、頭を過る。案の定、預け荷物の予約をしておらず、2人で1万2000円も徴収される。こいつは、誤算だ。まぁ、俺が確認していなかったのが悪いんだけど。この預け荷物を渡すのを含め、かなりの時間を取られてしまった。空港でやらなければならなかった、保険とスマホの海外設定は驚くほどあっさり終わり、残り1時間。保安検査して、出国審査して、30分は余るだろうとおもっていたのだが…
火に油を注ぐかのような超長蛇の列。回転率も非常に悪く、進まない。
これにより、ゆっくりと出発前に蕎麦を食すという海外の前にいつもの行っている神聖な儀式を諦めざるを得なくなった。
ゲートに向かう途中で何か買って機内に持ち込み、機内で食事をする作戦に変更。
ってか、残り5分。ファイナルコールまでね。もう搭乗は始まっているのにカフェの列にサンドイッチ持ちながら並んでいる。しかも、ここの店員さんが我々に喧嘩を売っているとしか思えない程のslowlyさ。めっちゃイライラが募り、爆発するかと思った時に最終案内のアナウンスが。やばい。走る。ゲート前に到着した時には最終搭乗者が並んでいたので……
一服。
喫煙所がすぐ隣にあって助かった。これなら次々と吸い込まれていく列を見ながら一服できる。というわけで最後の集団として何とか無事ではないが搭乗し、1時間ほど仮眠とり、飛行機の中でこの日記を書いている。
これから先、どうなる事やら。
飛行機は順調に飛んだのだが、地獄が始まったのは降りた後。ドンムアン空港に降り立ち、一服して進むと…
入国審査に長蛇の列…
長蛇どころではない。
何と表現したら良いのだろう。
あれは…事故だ。
何百人という人がそこにごった返していた。
一応列が作られているようなのだが、まず、前が見えないので、何がどうなっているのかが全くわからない、前に行くスペースなんか全くない。
入国審査の空間が人で埋め尽くされているのだ。
どの列に並べば良いのか分からない。憶測だけで全く進まない人の塊の後ろで立ち尽くす。
後ろからの人も押すな押すなの大混雑でぐいぐい前につめられる。
その結果起こることは、極度の密着だ。まるでフェスの最前線のよう。
全く進まないため、時間が読めない。
加えて、タイの蒸し暑い気温の中、前からも、後ろからも人に揉まれ続け、気分が悪くならないはずがない。あれ、病人が出るぞ。
あれをカオス、混沌というのであろう。
正にこの世の地獄絵図であった。
このカオスには原因となる人達がいた。俺はこの人達を許したくないし、大嫌いだ。死滅してしまえば良いと思った。まぁ、ここには具体的に書かないが、本当に一緒の空間にいるだけで、嫌気がさすし、この俺の日記にあいつらの事を記したくもないから、書かないけどね。
あと、あのドンムアン空港も問題あると思うぞ。何もない普通のフライトであのカオスを起こしちゃダメだろ。何か対策をせんと。まぁ、LCCを使った俺への対価と言われればそれまでですが。結論から言うと、4時間かかった。入国審査だけでね。4時間あの、人の塊の中で汗だくで熱中症になりながら、この日の体力を全て持って行かれた。
フラフラになりながら、ドンムアン空港を出て鉄道駅へと向かう。
歩道橋を渡ると、ドンムアン空港駅に来れる。
ここが、国際空港の最寄り駅なのか心配になるくらい、こじんまりとした地元色の強い駅であった。
券売所にもおばちゃんひとり、ぽつんと佇む。そもそも駅のホームにもパックパックを背負った外国人が何人かいるばかり。
バンコク駅は、鉄道の時は名前が異なり、クルンテープ駅という。
恐る恐るクルンテープ駅までの切符を購入すると…
20バーツ。
20バーツ!?
日本円に直すと60円くらいである。空港から、バンコクまで1時間かかった。
1時間の電車の距離を60円で行ける手段がまだこの世に存在して良いのか。やりすぎである。
クルンテープ駅までの景色は原風景的景色であった。
正直、生活水準はかなり、低いだろう。家も何とか保たれているといった状態の物も散見した。カンボジアで見た景色でを彷彿とさせる。
しかし、その上には今乗っている電車の線路に沿ってひたすら大きなコンクリートの高架が伸びていた。正に今、開発中なのであろう。
飛び乗った列車も、お世辞にも綺麗とは言えない。トイレのような匂いが漂い、床には何の食べ物が分からない食物の残りカスが散らばる。この辺りの地元の人が使うのは、この辺りの地元の人が使うような列車なんだろう。中にはどう考えても地元の人です、という人しかいなかった。
荷物をどこに置いたら良いか分からず、まごついていると、タイ語で教えてくれた。理解はできなかったか、優しさを感じた。
クルンテープ駅に到着。
次は地下鉄に乗り換え。宿の最寄りであるスクンビットという駅へ。
ブルーラインに乗り換えた。
ここでまず驚く。まるで銀座の地下道のように清潔でクーラーが効いているのだ。タイル張りで東京の都心と同じような感じ。歩いている人の身なりも明らかに変わった。
券売機があったが、よくわからなかったのでカウンターで購入した。値段は28バーツ。日本円で、90円くらいか。いや、十分安いんだが、今回はたった6駅。15分程度で着いてしまう。さっきの60円が、衝撃的だったので、高く感じてしまう。電車自体も日本の地下鉄によりも新しくて綺麗であった。もちろん冷房もしっかり効いている。
一体この差は何だんだ。日本ももちろん、格差はあるが、この差は凄すぎだろ。着ている服や生活している環境が違いすぎる。ここまでの差がつくものなのか。
そんな事を思いながら、スクンビットに到着し、宿にチェックインした。
もう夕食の時間だ。そしてここからがこの旅一番の嬉しい誤算。飛行機の中で、偶然あるレストランを最寄り駅近くで見つけていたのだ。名前がとても目に付くものだったため、本当に偶然目にとまったのである。その名も「キャベジズアンドコンドームス」一発で頭に残るこのインパクトありすぎる名前。少し迷ったが、無事にたどり着き、本場のタイ料理を食す。これが、美味すぎた。全部美味しかったんだけど、特に俺はヤムウンセンという料理にどハマりしてしまった。こんな美味いサラダを生まれてから食べたことがない。人生の中でも上位に食い込んできた。それ位美味かった。辛いと酸っぱいの混ざり合い方が絶妙。止まんなくなった。今日の地獄が一気に吹っ飛んだ。ありがとう、コンドームス。
ヤムウンセンの美味さを知ってとても良い気分で宿に着いた。