山横目のブログ

日々のつぶやきや旅の忘れじを書き綴ります。

年の暮れ・弘道館界隈

2021-12-25 12:30:05 | 日々、つぶやき(2)
12月25日 昨夜は雨が降ったようで路面が濡れていた。朝8時頃から晴れて日が差してきたが結構寒い。昼頃からは時雨となってもうひと雨来そうだ。今晩から一級の寒気団におおわれしばらく寒い日が続くそうだ。
やっと書き終えた年賀状を出すため近くの郵便局に向かったが、早咲きの梅が咲きだしているというので帰り道、弘道館に寄ってみた。
去年新しく建て替えられた法務総合庁舎。弘道館側から見ると結構立派な構えに見える。法務局、検察庁、人権相談所など法務行政の国の組織が入っている。以前あった旧法務局には登記の用事があって何度か訪れたが、新庁舎になってからは一度も訪れていない。
旧県庁の隣りにあるのが県立図書館。最近、館内に喫茶店を併設した。
玄関上の一番目立つところに{星乃珈琲店」という大きな喫茶店の名前が入った看板が付けられた。これが目立ちすぎてネットで叩かれている。
4年前に知事が変わって、民間企業を見習って県の施設で稼ごうとし始めた。茨城空港へのバス代補助を廃止したり、偕楽園や弘道館などの入場料が軒並み徴収を初めたり、値上げした。ところが、所詮役人が考えることなので、ちぐはぐな事が起こる。やはり、役人上がりの知事さんには限界があるようだ。今回の県のコロナ対策でも、適切な対策が取れていないように思う。「あまびえちゃん」という意味不明な飲食店向けのアプリはうまくいったのだろうか。幸い茨城県は感染者の数が少なくすんで、危機的状況にならなかったからよかったが、次があるかもしれないので、有効な他県の対策を真似してでも適切に対応してほしいものだ。

弘道館の早咲きの梅が少し咲き出したとSNSにあったので久しぶりで構内に入ってみた。現在「渋沢栄一」と水戸との関わりをまとめた展示が掲げられていた。畳敷の館内は足の裏から冷えてきてしまう。日の当たる縁側にも展示物をおいてほしいものだ。スリッパを用意するのも一考なのでは。
庭の早咲きの紅・白梅が咲き出していた。例年、この時期には梅が咲きだすようだが、今年の冬はこれから本格的に寒くなる予報となっている。

ちょうど庭の梅の木にメジロが来ていてた。花の蜜を求めているというよりは、木についている虫を探しているようだった。草の生えた地面にではジョウビタキが餌を探していた。


シジュウカラも群れで次々に梅の木を巡り、飛び交って餌を探していた。



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神戸から茨城へ戻る

2021-12-09 09:14:49 | 西国巡礼(R3. 近江)
12月4日 土曜の朝、神戸発のスカイマーク機で茨城へ戻る。
朝の出発が7時55分となっているため、前の晩はどうしても神戸泊となってしまう。週末の航空券や宿泊は平日より1〜2割ほど割高になるため、今までは金曜日までには茨城に戻るようにしていた。今回はキャンペーンの格安航空券を偶然発見して予約したため、出発日が火曜の夜便になってしまい、初日は神戸に宿泊となってしまった。
無理してその晩に滋賀県の近江八幡まで移動することも考えたが、夜中の11時半頃の到着となり、せわしない旅になりそうなのでやめた。その代わり、帰りの便を遅らせることにした。つまり、1日で2つのお寺を参拝して回るのが難しそうだったので、1日1寺のスケジュールにした。冷たい雨降りの中でのお寺巡りもしんどいので、天候についても配慮した。
最も気になっていたのが、観音正寺へのアクセスで、いろいろ迷ったがこれまで一貫して電車とバス以外は徒歩でお寺に向かうと決めていたので、そのようにしたのだが、これも正解だった。これまで古くから多くの巡礼者が徒歩でお寺を巡っていたことを考えるとさほど苦にならないような気になる。

(長浜のホテルの窓から見た山の雪景色・伊吹山方面 2日朝)
コロナが一息ついている状態になったとはいえ、感染のリスクがなくなったわけではないが、電車内の通勤・通学の様子を見るとほとんど平常に戻ったような状況だった。特に滋賀県内の駅やバスの車内で見かけた高校生たちは、明るく元気で、平常が戻っていた。その様子を見ているとこちらも安心して元気になる。
飛行機の混み具合も茨城からの便は60人ほど、帰りの神戸からの便は土曜日の朝ということもあって100人超えの乗客だった。帰りの便のCAさんはよほど嬉しかったのか「今日は100人を超えるお客様が乗っています」と機内放送していた。今年の正月休みは人の移動がかなり増えることが予想される。
(開発が進む能登川西口・ホテルから)
今回の旅行に限らず苦労していたのが、朝晩の食事のについてだった。主にホテル近くのコンビニで食料を調達していたが、今回はスーパーを利用して豊富なお惣菜やお弁当の中から美味しそうなものを調達してホテルの部屋で食べた。長浜と能登川ではフレンドマートという地元のスーパーを利用した。特に能登川駅の西口のフレンドマートでは地酒まで調達して、一人で宴会を楽しんだ。神戸三宮の駅南口のバスターミナルの向かいにもダイエーが地下にお惣菜売り場、1階に酒売り場を構えていて、ここも利用させてもらった。

西国巡礼として2年ぶりにお寺巡りをした。宿泊をする国内の旅行も2年ぶりだったが、お寺の静寂と仏像の荘厳さに触れたり、都会の喧騒や活気に触れて心身ともにリフレッシュされたように思った。

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三井寺・秋の特別拝観

2021-12-08 09:34:56 | 西国巡礼(R3. 近江)
12月4日に32番札所の観音正寺を参拝して、今回の西国巡礼は終了するが、神戸への帰り道となっている三井寺に寄って秋の特別拝観展を見ることにした。
       (国宝・三井寺金堂)
三井寺へはJR石山駅で降りて京阪のチンチン電車で向かう。路面電車が町中を走り、石山寺や岩間寺、三井寺などお寺に向かう拠点となっている石山駅周辺は、古くからの門前町の面影が残っていて親しみを感じている。駅前には2度ほど宿泊したホテルがあって、京都山科から醍醐寺へ向かったときも石山駅から出発した。

電車内では幼稚園帰りの子どもたちで賑わっていた。電車を降りて琵琶湖疏水の脇の道路を歩き、電車の停留所から10分ほどで三井寺に着いた。お寺の入口の拝観券売り場のおばさんは熱心に金堂の特別拝観を勧めていた。「見てよかったとみなさんが言っています」と。
特別拝観は檜皮葺の屋根が美しい金堂で開催されていた。入り口にはお堂内で拝観できる仏像たちの案内板が掲げてあった。
本殿をぐるっと一周する廊下に三井寺の秘仏が並べられていた。体から炎を出し、一段と巨大で目立っていたのが不動明王像、古い仏像では平安時代の阿弥陀如来像や大日如来像など。その他に古い観音菩薩像や江戸時代に作られた比較的新しい仏像など多くの仏像を参拝することができた。静かなお堂の中で心の落ち着きを感じるときだった。
(阿弥陀如来像・案内板より拡大)
(大日如来像、奥が不動明王像、案内板より拡大)

お寺の境内で一番南の端にある観音堂へも参拝した。すっかり日が傾いて肌寒くなっていた。周りの色づいた木々の葉も散り始めていた。

(観音堂・本尊は如意輪観音菩薩)



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五個荘・近江商人屋敷

2021-12-07 09:15:17 | 西国巡礼(R3. 近江)
観音正寺の帰り道、五個荘の近江商人屋敷を訪れた。
(外村宇兵衛邸付近)
江戸末期から明治時代に大阪や東京に出て商売を成功させ、成した財で生まれ育った実家に蔵や日本庭園を備えた立派な家を建て、その家並みが保存され、まとまった集落となっている。屋敷の周りには堀がめぐらされ、その水を家に引き込み、洗い物をしたり庭の池に引き込んでいた。
集落のはずれの路地の名前が「てんびん通り」となっており、商売の始まりは天秤棒をかついで琵琶湖の魚などを売り歩いたのだろう。集落に住む親戚や近所どうしが売れるものの情報を共有したり、集団で都会に出て売り歩いたので、集落全体として成功者が数多く輩出されたのだろう。
それぞれ都会に出て商売に成功した近江商人たちの子孫は、それぞれの都市に住んでいるため、現在の近江商人屋敷には主人は住んでいないとのことだった。保存会の人やボランティアが家を守っていて、維持管理の苦労話をしていた。
改修工事をしていた外村宇兵衛屋邸内をちょっと覗いてみた。


戦前・戦後ごろの立派な家の造りだった。改修後は記念館として開放されることになっていた。
外村邸のとなりの中江邸にある茅葺屋根の蔵には屋根にサザエの貝殻のようなものがぶら下がっていた。たぶん、鳥除けか火の用心のお守りのようなものだろうか。「水」と書かれた壁も見られた。


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観音正寺・名言ロード

2021-12-05 11:58:05 | 西国巡礼(R3. 近江)
観音正寺の裏参道の終点駐車場からお寺までの数百メートルの道端には、木札に書かれた名言が20〜30m間隔で33本立っている。内容が意味深く、読んでいておもしろいものだった。人生の教訓のようなものから、なるほどと思わせるものまでいろいろだ。一部のお寺の掲示板などで見かけるようなあつかましさはなかった。人生の道標(みちしるべ)という意味でお寺の住職が掲げたのだろうが、お寺の関係者に聞いても誰の制作か不明とのことだった。
気に入ったものを掲載します。

「子供は両親の言う通り行動しないで、する通り行動する」


「かけられている迷惑より、かけている迷惑は気づかない」

「人はあるものを粗末にし、ないものを欲しがる」


次の言葉は、仏様の教えというよりは、個人の人生観のようなものを感じて特に気に入った言葉になった。
「人知らずとも 良心これを知る」

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