4月12日 今日も朝から晴れていい天気になった。今日は四条大宮のホテルをチェックアウトして壬生寺に寄り、JR丹波口駅まで歩き、JRを乗り継いで神戸に戻ることにしている。
壬生寺はお地蔵様を祀っているお寺で、参道のそばにも、いくつかのお地蔵様がそっと立ってていた。
下の絵は「水かけ地蔵」、自分の身体で痛むところの平癒を願い、お地蔵様に水を掛ける。私はお地蔵様の腰のあたりにしっかり水をかけ、腰痛が楽になるように願った。
「夜啼き地蔵」子どもの夜泣きや病気が平癒することを願ってお参りするお地蔵様。庶民の小さな願いを聞いてくれる。
本堂の南側にお地蔵様が千体祀られている巨大な地蔵塚がある。塔の姿が一見してタイやミャンマーのパゴダによく似ている。
この塔の前には日本ミャンマー協会の看板とともに、ゾウの装飾の入った袈裟袋が掲げられていた。このお寺とミャンマーの結びつきが感じられる。
ミャンマーにはコロナの前に2度ほど訪れていた、人懐っこいミャンマー人には親しみを感じていた。アジア最後のフロンティアと呼ばれ、自由な経済発展の恩恵を掴み始めたとき、3年前の2月1日に軍部によるクーデターが起きて、混乱と苦悩の時代になってしまった。最近では北部や東部で少数民族の武装勢力が反撃に出でおり、国軍内部でも兵士が集団で逃亡したりして、国軍の勢いが落ち始めている。
この壬生寺の境内には、保育園や老人ホームがあって福祉活動にも力を注いでいる。お地蔵様のように人々を身近に優しく見つめるお寺だった。