今回の旅行で気が付いた、スマホによる代金決済の様子をまとめてみた。私は中国で使えるスマホは持っていないので、ほとんどの外国人観光客と同様に、コンビニ、スーパー、食堂などの支払いはすべて現金で行った。ホテルでの支払いは、今回の旅行用に作ったUnion payのデポジットカード(银聨卡)を持参して、支払いを行った。龙岩のホテルだけはなぜか、カードを読み取ってくれず現金支払いだった。路線バスや地下鉄の支払いは、上海では空港のリニヤの乗り場に近い案内所で購入した交通卡で地下鉄に乗った。他の人を見ていても、多くの人が交通卡を使っていた。空港で地下鉄切符を購入するとき、紙幣を使って切符の買える自動販売機がうまく作動しておらず、コインのみ受け付ける状態だった。おまけに、改札の機械の反応が悪く、結局他の人もやっていたので、またいで通過する有様だった。
上海での宿泊は地下鉄2号線沿いの川沙駅に近いホテルに宿泊した。ホテル近くの雑貨屋で缶ビールとポテトチップを購入したが、カウンターにはQRコードがあって、他の買い物客はほとんどがスマホ決済をしていた。私は現金を出したが、普通にお釣りをくれて、何も問題がなかった。翌日、駅のファミリーマートで朝食を買ったときは、さすがに並んで決済している通勤客のなかで現金を出したのは私だけだった。スムーズにお釣りがもらえて、問題なかった。ファミリーマートのカウンターのレジは客側にも金額を表示するモニターがあるので、合計の金額を見てお金を用意することができた。しかし、他の都市のコンビニで(便利〇と書かれた地元のコンビニ)では、従業員向けのレジになっていて、合計金額を言葉で言ってくる。中国語の数字が聞き取りにくく何度も聞き直したら、怒り出した店もあった。
(上海川沙站界隈、近くの大型ショッピングモール)
福州や龙岩,厦門でも地元のコンビニやスーパーなどで買い物をしたが、客の半分は現金での買い物だった。バスや地下鉄でも1/3ぐらいは現金(路線バスは1元均一料金)で他の2/3は交通卡、IDカードなどの利用となっていた。厦門の中山路の人気スイーツ店ではスマホ決済をしている人を見かけたが、海岸通りに近い路地にある海鮮の店(魚屋)や屋台では、ほとんど見かけなかった。
(福州の街路風景、福州站、福州で食べた蘭州ラーメン)
全体的に上海でのスマホ決済は日常的だったが、他の福州や龙岩,厦門ではまだまだといったところだ。
(厦門のバイクがほとんど走っていない街路風景、コロンス島越しに見た厦門の街)