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山横目のブログ

日々のつぶやきや旅の忘れじを書き綴ります。

師走・弘道館界隈

2019-12-23 16:31:08 | 日々、つぶやき

12月23日 久しぶりに朝からカラッと晴れた冬の日となった。雨上がりで幾分暖かさが感じられる朝だった。今年の冬は今のところ暖冬が続いている。そろそろ出さなければと思っていた年賀状を書き上げたので、近くのポストに投函しに行った。ついでに弘道館界隈をぶらぶら歩いた。

弘道館北側の梅園では、梅の木の剪定作業が行われていた。暖冬のせいか枝を切られて丸坊主になった銀杏の木では、まだ黄葉した葉が残っていた。

弘道館やその周辺の梅林などは県の管理地だが、弘道館の北側の入り口の門の復元工事が、市の事業として行われていた。北柵御門という名で弘道館と同時に造られた門だ。弘道館が完成したのが安政4年(1857年)なので160年ほど前に造られたものを復元したということのようだ。

江戸時代に徳川御三家として高い地位にあった水戸だが、本丸に城は造られず平屋の屋敷あった。歴代の水戸藩主は小石川後楽園の水戸屋敷に常駐し、水戸に長く住んだのが2代の光圀と9代の斉昭ぐらいだった。このため城は造られず、佐竹の時代かその前の戦国時代に作られた土塁がそのまま残っているぐらいだ。そのようなこともあって、水戸市では江戸時代を偲ぶことのできる建造物の復元工事を盛んに行っている。大手門の復元工事はほぼ完了し、その南側の台地の角に「櫓」を作る作業が進行中だ。木製でないコンクリート製の塀をぐるっとめぐらしたりして、理解不能の復元工事の感もする。

弘道館の北側の道路を挟んだ台地では、法務総合庁舎の新築工事が最盛期になっている。この地区は国の役所ので法務省や農水省、総務省、税務署などの出先機関が集積している。東の端にあった法務局と検察庁の建物が東日本大震災で被災し、解体工事がやっと終わって今年になって新しく巨大な総合庁舎を建設している。現在4階部分の工事中で、数日前から躯体のコンクリート打ちが連日行われている。

 

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