今回のミャンマー旅行では、珍しく体調を崩してしまった。2月21日真冬の水戸を出発して、バンコクのドンムアンに3泊し、体を暑さに慣らしてからミャンマー入りしようと考えていたが、急激な温度変化に体がついていけず、風邪をひいてしまった。バンコクの温度は最高気温が33~35℃で夜も25~27℃で暑く、エアコンを付けっぱなしで寝た。これが原因でのどが痛みだした。バンコクの汚れた空気ものどを痛めた要因かもしれない。むしろ、早めにバンコクを脱出して、エアコンのいらないマンダレーへ行くべきだったのかもしれない。
(成田空港のノックスクート機とドンムアン駅の列車)
マンダレーではホテルの部屋を窓なしにしていたのが正解で、夜でも24~25℃とエアコンなしで快適に眠れた。昼間は外の最高気温が30℃ぐらい、乾燥していて蒸し暑さはなかった。ただ、トゥクトゥクで観光地巡りに出かけると、咳が出て痰が止まらなかった。体もだるく本格的な風邪の状態になった。だがこの時点でも食欲はしっかりあって、ホテルの朝食はしっかり食べていた。
体にとっていいこともあった。ここ3年ほど冬になると手の指の関節が痛むようになった。今年は右手の中指と親指の関節が痛みだしていた。腰痛の調子も良くなく、夜寝ていて腰の付け根が痛む時があった。これらの痛みがマンダレーに着くころにはほとんど治っていた。温泉に入ったように、暖かい気候で痛みが引いたのだろう。
(マンダレー市内を走るトゥクトゥク、バガンへ移動するとき乗ったOKバスとミャンマーで活躍している日本の中古バス(これは神奈中のバス)
マンダレーに2日滞在して、バガンに到着した時点でも風邪の具合は変わらなかった。バガンはマンダレーより気温が少し上がっていた。それに加え空気が乾いていて、風が吹くと砂ぼこりが舞っていた。バガンでは風邪に加え、腹痛が始った。食欲もなくなった。午後から下痢が収まったのを待って、eバイクを借りてお寺巡りに出かけるような状況だった。この時は、帰りに1週間ほど滞在を予定していた台湾旅行を切り上げ、日本に戻ろうかとも考えだしていた。ただ、ネットの繋がり具合が悪く、航空会社の検索・予約までたどり着けなかった。
3月2日にインレー湖のあるニャウンシュエに着いた頃から、快方に向かいだした。ニャウンシュエの気温は朝が18℃で昼でも30℃以下だった。また、湖の近くでそれほど乾燥がひどくなかった。ニャウンシュエに着いて2日目で下痢も治まってきた。食欲も出てきて、ミャンマー独特の甘酸っぱいタレの味がおいしく感じられるようになってきた。
(ホテルの窓から見たニャウンシュエの町の朝と一般者向けのスピードボート乗り場)
今回の旅行では、風邪薬を持参しなかった。解熱、鎮痛、胃腸用の抗生剤は持って行ったが、いつも家でのどが痛くなった時に使う「龍角散のど飴」は持ってなかった。また、胃腸薬は持って行ったが、下痢には大して効果がなかった。正露丸があればよかったかもしれない。