山横目のブログ

日々のつぶやきや旅の忘れじを書き綴ります。

暑さの中茨城へ戻る

2022-06-26 10:03:05 | R4.6西国巡礼
6月24日 朝から晴れて真夏の暑さとなった。昨日は比叡山から坂本に下り、京阪電車で京都・山科まで出てJRで神戸・三宮へ戻り、ホテルに宿泊した。
今日の帰りの茨城便は11時50分発なので、朝はホテルでのんびりした。地下鉄で元町や中華街の方へ行ってみようかとも思ったが、外を歩くと汗が吹き出してきたので散歩は諦め、少し早かったが10時前のポートライナーで空港へ向かった。
空港では2機目のピカチュウジェットが出発準備をしてた。10時55分発の羽田行だった。

今回の旅行の出発を決めたのは10日前だった。コロナもだいぶ収束してきており、梅雨の合間である程度好天気が予想されていた。スカイマークのホームページで神戸便の運賃をチェックしていたら片道6,600円の格安チケットを発見してすぐに予約してしまった。7月からは県民割拡大版などが始まり、格安のチケットはなくなっている。

軽い気持ちで始めた西国巡礼の旅だったが、6年前の平成28年の12月に奈良興福寺・南円堂をスタートとして5年半かかって最後の谷汲山・華厳寺にたどり着き満願となった。
(西国巡礼三十三霊場の散華)

曽祖父が江戸末期の安政4年に西国巡礼をしたときは、正月明けに常陸国・常福地村を出発して3月中旬に戻っていたので2ヶ月半で1000km以上の距離を歩いたことになる。歩く以外に方法はなかったとはいえ、その健脚、辛抱強さなど頭が下がるものがある。
私も電車と路線バス以外は徒歩でお寺の参拝した。山登りのきつかったのは4番施福寺、12番岩間寺は9月の残暑の中汗だくになって、山の麓のバス停から林道を歩いて往復した。29番松尾寺も同様に電車を降りてからは徒歩で往復した。31番長命寺も林道を登った。32番観音正寺は初冬の寒さの中、階段の山道を登ってお寺に参拝した。少しは先人の思いに近づこうと思ったところもあるが、節約旅にしたかったことも理由の一つだ。
(16番清水寺、屋根の改修工事のため足場が組まれていた H29.4)

大阪や京都の町中、兵庫の中山寺など都会の中にあって参拝客が大勢訪れ、賑わっているお寺もあるが、一方で山里の奥や山の頂にあるお寺は、参拝者も少なくひっそりとしている。そして、そのようなお寺の落ち着いた雰囲気の中では信仰の深さ、厳粛さなどが感じられ、気持ちが洗われたようで巡礼の恩恵を受け止められて良かった。人気のなくなった納経所で係の人だけの時は、曽祖父の納経帳のデータをスマホで見ながら、その当時に思いを馳せたりして話が弾んだりした。
今回の旅行から戻って気づいたのだが、冬からずっと軽い腰痛が続いていたが、もどって一息ついた頃から痛みがほとんど取れていた。ご利益があったのだろうか。今後については、2冊めの納経帳をすでに準備していて、これを持って再び巡礼の旅に出ようと思っている

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比叡山・延暦寺へ

2022-06-25 08:02:45 | R4.6西国巡礼
6月23日 今日は朝から晴れて、梅雨の合間の蒸し暑そうな天気になった。昨夜は琵琶湖の南端にある瀬田のホテルに宿泊した。今日は天台宗の総本山となっている比叡山・延暦寺を目指す。
比叡山へは隣駅「石山」から京阪電車で向かう。石山駅で比叡山の1日周遊券を購入した(2900円)。ケーブルでの往復と比叡山のシャトルバスが乗れて、帰りは京阪電車で山科・京都方面にも行ける。暑い日になりそうだったのでできるだけ歩かずに済むようにと考えた。
ケーブル乗り場のある琵琶湖西岸の坂本地区は延暦寺の開山とともに栄えてきた歴史のある街で、明智光秀にゆかりのある坂本城跡、西教寺など風情があり落ち着きのある街になっている。この地区は東側の琵琶湖に向かい坂の街になっており、石垣にの上に築かれた屋敷が連なっている。戦国時代より穴太衆と呼ばれる石垣を組むプロ集団の発祥の地でもある。独特の石垣組は数多くの城の築城にも活躍した。
(日本一長いケーブルカー・坂本ケーブル)
比叡山延暦寺の中心は国宝の根本中堂で現在は改修工事中となっていて、鉄骨が組み上げられシートで覆われていた。屋根の修復・葺き替え中だった。本堂内では薄明かりの中、1200年灯り続けている明かりの脇で僧侶の読経が行われていた。本尊は薬師如来。比叡山の中心的仏堂となっている。
(根本中堂・屋根葺き替え中)
根本中堂から西方向へ15分ほど階段を登り進むと阿弥陀堂と東塔がある。
向かって右が阿弥陀堂。昭和12年建立。信徒の先祖回向の法要を行う。左が法華総持院東塔。本尊は大日如来をはじめとする五智如来が祀られており、塔の上層部には仏舎利と法華経が安置されている。仏教伝来時の初期仏教の色の濃い仏堂となっている。

西塔にある釈迦堂は信長による比叡山焼き討ちから逃れた山内最古のお堂で、荘厳さや重装感があり立派な建物だった。本尊は最澄作の釈迦如来像と言うことだが本堂の奥に祀られていて、見た目ではよくわからなかった。
横川(よかわ)にも行ってみた。この地区には比叡山で修行してのちに新興仏教の開祖となった、道元、法然、親鸞、日蓮の紹介看板が道端に掲げられていた。その先には山道沿いに西国三十三寺の石碑が順に設置されていた。
(二十番京都西山・善峯寺の石碑)
横川からの帰りに景色の良い峰道レストランで遅い昼食を取った。
(峰道からの坂本・琵琶湖の眺望)

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谷汲山口界隈

2022-06-24 17:47:25 | R4.6西国巡礼
6月22日 華厳寺の参拝を終えて、帰りの長い参道を歩きながら「菊花石」を展示している店に寄った。この近くの岐阜県内で産出される石で、岩石に含まれるある種の鉱物が結晶化してその岩石の表面に現れた形が菊の花のように見えることから「菊花石」と呼ばれているようだ。黒く磨かれた石の表面に白い菊の花が咲いたようで美しい。値段は高さが1mほどの巨石で100万円以上という事を言っていた。
バス停留所の「谷汲山」の近くに、すでに廃線となった名鉄線の「谷汲駅」が残されていた。当時走っていた車両も2両展示されていた。
この駅に付属する建物にチョウやカブトムシなどを展示した昆虫館があった。この地域は早春のチョウ・ギフチョウの産地らしく、そのビデオ映像なども放映されていた。
この下の羽根に黄色い模様のあるアゲハチョウは、10年前にラオスと中国の国境・ボーテンで群れて飛び回っているのを見ていたので、その時を思い起こしていた。
このあと樽見鉄道の「谷汲駅」まで1時間ほど歩いた。道沿いの田んぼでは成長したイネの畝の間に溝が掘られ、水が干上がって「中干し」中の田んぼが見られた。よく手入れがされていて草一本生えてなかった。
谷汲口駅に到着した樽見鉄道の車両には乗客は誰も乗っておらず、私が最初の客のようだった。30分ほどで大垣駅に戻ってきた。
(樽見鉄道・谷汲口駅)

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谷汲山・華厳寺へ

2022-06-24 16:15:26 | R4.6西国巡礼
6月22日 朝から梅雨空で小雨が降っている。昨夜は久しぶりの長旅で疲れてしまい、早めに寝てしまった。今朝は5時前に目がさめた。早速シャワーを浴びて頭をシャキッとさせて、参拝の準備をした。昨日、大垣駅の養老鉄道の窓口で朝8時前の電車で揖斐駅に向かいバスに乗り継いで華厳寺に行ける事を教えてもらった。そして、揖斐駅からは1日にその1便だけしかないことも教わった。大垣駅から華厳寺へは樽見鉄道を使って「谷汲口駅」で下車し、バスで行く方法もあるようだが、バスの時刻表が不明だった。大垣駅の観光案内所は夕方で閉まっていて情報が得られなかった。
今朝早く起きたので、確実な情報の方を選択して養老鉄道の電車で揖斐へ向かうことにした。朝の養老鉄道は学生や通勤客でかなりの混みようだった。
揖斐駅に着いて、駅前の案内所で帰りのバスの情報を聞こうとしたが、定期のバスはなくディマンドバスがあって、電話で予約をして呼び出す仕組みになっているとのことだった。丁寧に説明してくれた案内所の係の方も西国巡礼の経験者で、訪れたお寺の話題でしばらく話しが盛り上がった。
9時前にお寺のバス停に到着した。両側にお土産屋などが並ぶ1kmほどの参道を進むと山門となり、小雨で濡れた階段を登って本堂に着く。蒸し暑さから汗が流れる。華厳寺は巡礼最後のお寺となっていて3つのお堂の御朱印をいただくことになる。本堂は「大悲殿」、その他に「笈摺堂」、「満願堂」。
(満願堂とその御朱印)



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令和4年6月 西国巡礼に出発する(スマホから投稿)

2022-06-21 11:33:44 | R4.6西国巡礼
6月21日 梅雨の合間に西国三十三か所巡礼に出発する。今回は最後の33番札所の谷汲山華厳寺を目指す。水戸は時折晴れ間のさす天気だった。昨日の暑さもおさまって快適な天気になった。昼の茨城空港発の神戸便はピカチュウジェットだった。出発と到着時にピカチュウの機内アナウンスが流れた。CAさんの通訳つきだったが。

1時間15分ほどのフライトで午後3時前に神戸空港に到着した。神戸は梅雨の雨がしょぼしょぼ降っていて、空港内の人もまばらで閑散としていた。

神戸からは3時37分発のJR新快速で2時間かかり米原。そこで乗り換え夕方6時に岐阜県大垣駅に到着した。

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