今日は空気が澄んで気持のよい秋晴れとなった。那珂川に架かっていた旧水府橋の解体工事は、水戸側の橋台の基礎部分の撤去が終わりに近づいた。4~5日前に基礎杭として打ってあった長さ5mほどの松杭を20本ほど引き抜いていた。旧水府橋は戦前の昭和7年に完成した。その当時基礎として打ち込まれた松の杭が、ほとんど原形のままで掘り出されていた。83年経っても松杭は全く腐っていなかった。杭と同時に造られた橋台部分のコンクリートも分割して切り出されていたが、しっかりしたもので、最近作られたコンクリートと同じようなものだった。上部のトラス部材と共に、先人の技術の高さに敬服するばかりである。水府橋付近の川辺の風景写真と共に。
そろそろ稲刈りの時期になった。毎年のことなのだが、田んぼの北側で湧水のあるところは手で刈り取り、オダに架ける。機械が踏み込めないためだ。今日は天気も良いのでその作業を行った。手で刈り取ると米の出来具合がよくわかる。ずっしりした重みは去年並みだが、一つの穂についている籾、米つぶの数が少し少ない感じがする。田植えの時の一か所の株数も去年ほど多くない。ということで、全体の収穫量が少なくなる事が予想される。米のおいしさは食べてみないとわからないが、ずっしりした重みから良い味になっているような気がする。今日は天気が良かったこともあって、田んぼの近くの葛の葉にウラギンシジミが何匹も集まっていたので、その写真も掲載します。