山横目のブログ

日々のつぶやきや旅の忘れじを書き綴ります。

善峯寺(2)

2024-04-13 08:42:04 | 日々、つぶやき(2)
善峯寺では朝が早かったこともあって、各お堂の前の扉が閉まっていた。唯一近づいて仏様を直接拝観できたのが護摩堂の明王様たちだった。中央の不動明王はバックライトに浮かび上がって、見る者に迫力と威厳を与えている。五大明王が揃って祀られているのが圧巻で見ごたえがある。
善峯寺は平安・鎌倉時代に時の天皇の庇護を得て、多く人々に支持され繁栄したが室町時代の応仁の乱で多くの伽藍を焼失した。江戸時代に入って将軍綱吉の生母である桂昌院によって伽藍が再建された。そのため桂昌院を祀るお堂やお手植えの枝垂れさくらなど桂昌院にまつわる建物などが数多くある。
釈迦堂そばの石碑には桂昌院の詠んだ短歌が刻まれていた。
「たらちねの願いをこめし寺なれば 我もわすれじなむやくし佛」
五代将軍綱吉の母になるべく、薬師仏に願いをかけ続けた。その願いがかなったので善峯寺の再建に貢献したということなのだろう。
(釈迦堂)
善峯寺のバス停から少し下ったところに、本山三鈷寺の道標が建っていた。
浄土宗西山派の修行場としてのお寺で「天空のお寺」と呼ばれ、京都市街地や東山の眺望が見られるとのこと。周辺の山が仏様が手に持つ三鈷に似いていることから三鈷寺と名前がついた。次回善峯寺を訪れたときには是非寄ってみようと思った。
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