山横目のブログ

日々のつぶやきや旅の忘れじを書き綴ります。

西国街道沿いの道標

2024-04-24 11:24:38 | 日々、つぶやき(2)
JR向日駅で電車を降り、善峯寺へ向かう道路沿いに、その手前にある光明寺を示す大きな石碑の道標があった。この通りは古くから西国街道と呼ばれ、京と西国を結ぶ幹線道路だった。
(光明寺まで三十丁と書かれた道標)
石碑の傍にあった案内板には、西国街道についての逸話が書かれていた。秀吉が朝鮮出兵を行う際に周辺を切り開いて道を整備したとされ、人々から「唐街道」と呼ばれたとされている。石碑傍を流れる深田川にも江戸時代に石橋が架けられ、人や物資の往来が増加し、幹線道路として沿道に各種のお店が栄えたようで、その名残が今でも商店街に見られるそうだ。
西国街道は光明寺で西の大阪方面と丹波方面に向かう道に分かれていた。丹波方面に向かう道路は西京区の沓掛に向い、大枝山の尾根沿いに亀岡方面へ向かっていた。
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善峯寺(2)

2024-04-13 08:42:04 | 日々、つぶやき(2)
善峯寺では朝が早かったこともあって、各お堂の前の扉が閉まっていた。唯一近づいて仏様を直接拝観できたのが護摩堂の明王様たちだった。中央の不動明王はバックライトに浮かび上がって、見る者に迫力と威厳を与えている。五大明王が揃って祀られているのが圧巻で見ごたえがある。
善峯寺は平安・鎌倉時代に時の天皇の庇護を得て、多く人々に支持され繁栄したが室町時代の応仁の乱で多くの伽藍を焼失した。江戸時代に入って将軍綱吉の生母である桂昌院によって伽藍が再建された。そのため桂昌院を祀るお堂やお手植えの枝垂れさくらなど桂昌院にまつわる建物などが数多くある。
釈迦堂そばの石碑には桂昌院の詠んだ短歌が刻まれていた。
「たらちねの願いをこめし寺なれば 我もわすれじなむやくし佛」
五代将軍綱吉の母になるべく、薬師仏に願いをかけ続けた。その願いがかなったので善峯寺の再建に貢献したということなのだろう。
(釈迦堂)
善峯寺のバス停から少し下ったところに、本山三鈷寺の道標が建っていた。
浄土宗西山派の修行場としてのお寺で「天空のお寺」と呼ばれ、京都市街地や東山の眺望が見られるとのこと。周辺の山が仏様が手に持つ三鈷に似いていることから三鈷寺と名前がついた。次回善峯寺を訪れたときには是非寄ってみようと思った。
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春・県民の森へ

2024-04-02 16:03:29 | 日々、つぶやき(2)
4月2日 春の陽気に誘われ、久しぶりに県民の森を訪れた。早春の県民の森では群生したショウジョウバカマが花を咲かせている。
ここ10年ほど県民の森ではイノシシが暴れまくり、食料となる植物はことごとく根を掘り起こされ絶滅に近い状態になった。草原の一面に咲いていたヤマユリの丘は消滅した。クズの蔦が生い茂っていたところも消滅した。ヘビなど小動物や昆虫にも影響があったものと思われる。ところがこのショウジョウバカマの群生地は掘り起こされなかった。たぶん、ショウジョウバカマにはイノシシのいやがる成分が含まれているのではと思われる。
県民の森も桜の季節になっていたが、今年は桜の開花が遅れたせいか、もうすでに山桜が満開になっていた。
山桜の他にコブシ、トサミズキが見頃になっている。
(コブシ)
(トサミズキ)

周辺に腐敗臭のような嫌な匂いを振りまいて咲いているのがサカキ。人にとっては嫌な匂いだが、ハチなど昆虫には好まれているようで、虫が集まっていた。
(サカキ)
珍しくヤマモミジが花を咲かせているのを見つけた。細かく地味な花で、見過ごしてしまいそうな藪の中にそっと咲いている。

今日出会った鳥はキツツキの仲間でアカゲラとコゲラ。
(アカゲラ)
(コゲラ)
最近になって県民の森にもナラ枯れの現象が出ているようで、枯れ始めるコナラやクヌギの木が増え始めた。そして、これらの木にキツツキ類が集まるようになった。枯れ始めたコナラの大木は園路に近いところから伐採が始まっていた。
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桜が咲き出す

2024-04-02 14:37:38 | 日々、つぶやき(2)
4月2日 朝から晴れて、気温も18℃まで上昇し春本番の天気になった。水戸でも桜の開花宣言があり、水府橋のたもとの桜の古木も花を咲かせ始めた。

水府橋のたもとは、冬の間、那珂川を吹き抜ける冷たい那須下ろしの風の通り道になっている。そのため、桜の開花も少し遅れ気味になっている。
水府橋の上流の堤防の河川敷では菜の花が咲き始めていて、黄色い花が空の青い色に映えている。
この絵柄はウクライナの国旗の色と同じで、ウクライナでも小麦や菜の花が一面を黄色く染めているのだろうか。
菜の花にベニシジミが寄ってきていた。
那珂川の水辺では今日もカンムリカイツブリが水に潜って狩りに忙しい。
首の周りのモコモコした襟巻きが目立つ姿になってきた。
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春めいて暖かくなる

2024-03-14 15:04:11 | 日々、つぶやき(2)
3月14日 朝から晴れて暖かくなった。昨日吹いていた冷たい北風がやんで、心地良い春の風に変わった。水戸の那珂川堤防を歩いて、水鳥や野鳥の様子を見に行った。
(寿橋付近から見た那珂川と水戸市街地)
風がやんで水面に波が立たず鏡のように穏やかになっている。
河川敷の低木には餌を求めて、いろいろな野鳥が集まってきている。
(堤防の芝生や樹木にいる獲物をねらっているモズ)
草の実や堤防の草むらにいる昆虫やなどの獲物を狙っているツグミ、藪の中で一休み。

くちばしなど雀によく似た鳥、カワラヒワ
人の近くに来てもそれほど警戒していないジョウビタキ(メス)
近くの河川敷の樹木の枝にはジョウビタキのオスがとまっていた。羽の白い模様が眩しい。その姿から紋付き鳥と呼ばれている。

川面の水鳥たちでいつも気になってウォチングしているのが、カンムリカイツブ。カワウなど水中の魚を餌にしている水鳥はいつも同じところにとどまっていることがなく、河川の上・下流を移動したり、他の河川や湖沼に移動したりして、一定のエリヤを回遊しながら越冬している。
今日は首の周りに茶色い羽毛の襟巻きをしているカンムリカイツブリが回遊してきていた。
カンムリカイツブリの1/3ぐらいの大きさで、もこもこした毛並みで仕草がかわいいのがカイツブリ。岸に近い浅瀬で水に潜り狩りをしている。

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