2月23日 台湾経由でミャンマーの旅に出発した。広がり始めた新型ウイルスの影響で飛行機が予定通りに飛んでくれるのかどうか、自分が感染しないか、旅行の途中で隔離されてしまったらなど、いくつかの不安材料が頭をよぎり、出発寸前までホテルの予約を伸ばしたり、航空機の予約をキャンセルしようか迷っていたが、キャンセルした場合にはLCCの支払い済の運賃はもどらないので、悩んだあげくエイヤーで出発してしまった。茨城空港から台湾までをTiger、台北に1泊してスクート、エアアジアを乗り継いで24日の夕方ヤンゴンに到着した。
Tigerエアーの茨城空港発は15時だが、10分ほど早い離陸だった。乗客は6~7割程度の込み具合で空席が見られた。この日は晴れていて北西の風が強く吹いていた。スカイマークの神戸便できれいな富士山を何度か見たが、Tigerエアーの台湾便も同じところを飛んで、冬の雪をかぶった美しい姿を見ることができた。ただし、乗客で写真を撮っていたのは数人ほどで台湾の人たちには関心が薄いようだ。
(夜の台北駅)
台湾入国時に健康状態の調査書用紙が配られ、自分の連絡先や宿泊ホテルの電話番号の記入などを徹底して行っていた。結構ピリピリした雰囲気だった。一方、タイではカメラによる体温測定を徹底して行ってた。中国人のいなくなったイミグレでは並ぶ列ができないぐらい空いていた。イミグレの係員も暇を持て余し、ピリピリ感はほとんどなかった。ヤンゴンでも健康状況の調査書が配られたが、ほとんど緊張感はなかった。
(桃園空港のキャンセル便の様子とドンムアン空港のトランスファー窓口など)
ドンムアンからヤンゴンへの飛行機の隣の席が偶然にも日本人の若者だった。それも同郷の茨城出身とのことだった。健康調査書の住所欄に記入したIBARAKIの文字を見て話しかけてきた。これから夜行バスでバガンに行くと言っていた。空港内でともに夕食を食べ、のどの痛みがあるとのことで持参した龍角散のど飴をあげた。あまり気の進まない旅に出て、意気消沈していたが、若者と話ができてすこし元気が出てきた。