9月22日 うす曇り、最高気温が24度ですっかり涼しくなった。3日前に稲刈りが終わって、田んぼには刻まれたワラだけが横たわっている。コメはすでに乾燥が終わり、袋詰めされ実家の蔵に保管されている。今年の収穫量は平年並みで昨年とほぼ同じだった。さっそく精米して新米を食べてみた。新米の香りとほのかな甘みがあって格別美味しい。この季節の楽しみである。
今日は田んぼに残されたワラの回収と機械作業でキャタピラーの溝ができた田んぼの溝埋め作業を行った。まだ残っている落穂をついばむためキジの一家が来ていた。オス2匹、メス3匹の大家族だった。最近、キジを見かけることが多くなった。キジも人を恐れる気配がほとんどなく、とりあえず逃げるポーズをしますといったところだ。江戸末期の大森家の古文書の中にはキジ罠を仕掛け、捕まえていた様子が書かれていた。キジ鍋にして食べていたのだろうか。
稲刈りの終わった田んぼの隅には、除草剤にもめげず生き残った、ミズアオイ科のコナギという水草が、紫色の可憐な花を咲かせていた。田んぼの土手には彼岸花が咲いて、萩が地味に花を咲かせていた。明日は彼岸の中日。