1月11日 冬晴れのいい天気になった。朝は−4℃と冷え込んだが、昼には11℃まで気温が上がり、風がない穏やかな冬の日になった。今日は久しぶりで農作業を行う予定で太田三本杉へ出かけた。
このところ雨が降っておらず、乾燥した日が続いていた。田んぼの湧き水は止まっていたが、湧き水を流すために掘った溝にはまだ水が溜まっていて、一部では朝の氷が解けずに残っていた。水の干上がった溝には無数の小動物の足跡があった。夜になるとハクビシンかタヌキが出没し、土に潜ったドジョウを探して土を掘り起こしているようだ。
この時期の農作業は田んぼを機械で掘り起こしたあとに、畦の周りや土手のすその機械が掘り残している箇所をマンノウを使い人力で掘る仕事と同時に土手のすそに据え付けているアクリル製の波板を据え直す作業を行っている。
田んぼで作業を始めるとすぐ近くに飛んでくる鳥がいる。ジョウビタキとセキレイだ。
ジョウビタキは自分の縄張りに入ってきた人間を警戒して近くに飛んできてじっとこちらを見ている。人から見ると人懐っこい感じがして親しみを感じる鳥である。
セキレイは人が作業をすることで飛び出す虫を狙って近寄ってくる。さほど人を警戒しているようすもなく、土を掘り起こしたところを後からついてくる。
(土手の波板の据え直し)
今年の冬も昨年同様、イノシシの出没がないので土手は崩されていない。ありがたいというか余分な仕事をせずにすんでいる。昨年夏のお盆の頃、実り始めた稲穂を踏み荒らされた後、ほとんど姿を見せていない。
2時間ほどの作業だったが久しぶりで汗をかき、気分爽快になった。
畑も様子を見に行った。畑には小松菜が食べ頃になっていて、一掴み収穫してきた。掘り起こした畑では春の七草・ホトケノザが可憐な花を咲かせていた。