山横目のブログ

日々のつぶやきや旅の忘れじを書き綴ります。

京都・妙心寺へ

2024-04-14 09:54:47 | 西国巡礼(R6.4京都西山)
総持寺を後にして、今度はJR総持寺駅から京都に戻り、妙心寺を訪れた。JR嵯峨野線・花園駅で下車し、徒歩10分ほどで妙心寺に着いた。

妙心寺は禅の修行を行う禅宗のお寺で、東山の東福寺や南禅寺と同じ臨済宗となっている。臨済宗は鎌倉・室町時代に当時の武士にその教えがもてはやされた。武士の家系に生まれた男子は一家の命運をかけて戦うことが宿命だった。禅の思想が戦場で戦うことを余儀なくされた武士の心境に合い通じるものがあったとされている。
(妙心寺仏殿)
南北朝時代に天皇を退き仏門に入った花園法皇が開山慧眼禅師を迎えて、臨済宗のお寺妙心寺を創設した。この開山慧眼禅師は信州高梨家の出身で鎌倉・建長寺で修行した。武士の家に生まれたが、僧侶として修行を積んだ。鎌倉・室町時代には戦の続く世を嫌い仏門に入る武家の子息が数多く存在した。また、家督を譲って隠居した後で仏門に入る武将も多かった。
(法堂)

臨済宗のお寺の特徴は法堂の天井に描かれた雲龍図で、お寺を訪れる信者や修行僧ににらみを効かせている。このような威圧感も武士に好まれたのだろう。
妙心寺山内は一つの寺町を作っており、46の塔頭(小寺)がある。その一つ退蔵院を訪れた。
(退蔵院玄関)
(方丈・本堂)
(狩野元信作の枯山水庭園)
(陰陽の庭)下の絵は陽の庭
(ひょうたん池から満開の枝垂れ桜を望む)

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