1月29日 先週降った雪が解けずに残っていて、寒い日が続いている。朝の最低気温が-6℃、日の差す昼の最高気温が5~6℃と低い日が続いていたが、今日は3度ほど上昇し、やっと寒さの底を出たようだ。春が待ち遠しい日々が続いている。
数日前から那珂川ではカワウの群れを見かけるようになった。数十羽の群れで川面を目まぐるしく移動している。潜って魚を捕まえている鳥もいるようだが、かなりのスピードで川面を移動している。他の川から群れごと移動してきたようだ。水府橋付近では、海の干満の影響で水位が1m程度上下する。このためウグイやボラの稚魚が群れで回遊してくる。寒いこの時期には小魚の群れはほとんど見かけないので、はたしてカワウのエサとなる小魚がいるのかどうかわからない。対岸で羽を休めているのがカモの群れ。
那珂川の堤防から水戸台地のシンボルとなっている芸術館の三角柱や紅白の鉄塔が良く見える。
雪の残る県民の森へ出かけた。一年で最も寒いこの時期は池もほぼ凍り付いて、住み着いているカモやハクチョウは隅っこでおとなしくしている。山で活動しているのは木を突っついてエサを探している鳥たちだけである。今日は近くでアカゲラを撮影することができた。他にモズ、コゲラも撮影できたが、よく群れで遭遇するシジュウカラ、ヤマガラ、エナガは動きが早すぎて映像にできなかった。
梅林では一部の早咲きの梅が咲きだしたが、寒さで開花が止まっていた。ロウバイは開花して甘い香りを放っていた。この梅林をナワバリにしているジョウビタキが近くに寄ってきてシャッターポーズをとってくれた。シャッター音に首をかしげたり、人懐っこく愛らしいしぐさをしてくれた。