12月31日 朝から冷たい雨が降っていたが、9時頃には止んで明るくなり、昼前には晴れだした。ここ2〜3日寒気が去って暖かい日が続いた。風がなく那珂川の水面は波立つことがなく澄み切っていた。越冬のため北国から飛来したカンクリカイツブリが小魚を求めて潜水を繰り返していた。那珂川・水府橋周辺の上・下流1〜2kmほどの範囲に12羽が確認された。昨年は一度に7羽の集団を見たことがあるので、この冬は倍に増えたようだ。
水中で狩りをしていて、ほとんどの小魚はその場で飲み込んでしまうようだが、大物で一度に飲み込めず、くわえたまま浮上することもあるようだ。飲み込んだ後、喉の通りを良くするため水を2〜3度飲んでいた。(12月7日に一部掲載済み)
カンムリカイツブリの半分ぐらいの大きさで、仕草に愛嬌があるのがカイツブリ。頭と羽が黒く、喉の部分やお腹が白い冬毛になり、もこもこしてぬいぐるみのようでかわいい。
体が小さいためか潜水する時に勢いをつけるため、水にピョコンと飛び込む姿にも愛嬌がある。
一年中いるカモも活動が活発になる。オスがメスを追いかけ回したり、お互いに首を上下に振って求愛の行動をしている。
時折カワウの大集団が回遊してくる。100〜200羽ほどの集団で一斉に水に潜り狩りをする。3〜4回潜水を繰り返し、小魚を食べ尽くすとしばらく水面でくつろぎ飛び去っていく。
カワウの集団に近い岸辺にはサギが集まってきている。カワウに追いかけられ、逃げ場を失った小魚が岸近くに集まってきたところを狙っている。