4月2日 春の陽気に誘われ、久しぶりに県民の森を訪れた。早春の県民の森では群生したショウジョウバカマが花を咲かせている。
ここ10年ほど県民の森ではイノシシが暴れまくり、食料となる植物はことごとく根を掘り起こされ絶滅に近い状態になった。草原の一面に咲いていたヤマユリの丘は消滅した。クズの蔦が生い茂っていたところも消滅した。ヘビなど小動物や昆虫にも影響があったものと思われる。ところがこのショウジョウバカマの群生地は掘り起こされなかった。たぶん、ショウジョウバカマにはイノシシのいやがる成分が含まれているのではと思われる。
県民の森も桜の季節になっていたが、今年は桜の開花が遅れたせいか、もうすでに山桜が満開になっていた。
山桜の他にコブシ、トサミズキが見頃になっている。
(コブシ)
(トサミズキ)
周辺に腐敗臭のような嫌な匂いを振りまいて咲いているのがサカキ。人にとっては嫌な匂いだが、ハチなど昆虫には好まれているようで、虫が集まっていた。
(サカキ)
珍しくヤマモミジが花を咲かせているのを見つけた。細かく地味な花で、見過ごしてしまいそうな藪の中にそっと咲いている。
今日出会った鳥はキツツキの仲間でアカゲラとコゲラ。
(アカゲラ)
(コゲラ)
最近になって県民の森にもナラ枯れの現象が出ているようで、枯れ始めるコナラやクヌギの木が増え始めた。そして、これらの木にキツツキ類が集まるようになった。枯れ始めたコナラの大木は園路に近いところから伐採が始まっていた。
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