不良おやじの小言

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大学はお金がかかる

2012年05月19日 | 日記・エッセイ・コラム
アメリカのローンの問題はサブプライムの住宅だけに限りませんでした。
今の大学は卒業するまでに先進国ではお金持ちでないといけないようなことになってしまっていますが、
アメリカの大学が代表的です。ハバード大学でNewsweek誌によると2009年度は、
平均で 年間6万数千㌦だそうです。
つまり、4年間で25~26万ドルで日本円を80円で換算すると、2,000万円以上かかることになります。

大学院4年まで行くとその倍の4000万以上はかかるでしょう。
貧乏人はなかなかいけません。ここにも格差が生まれています。
そしてその学費を親に頼れない場合、アルバイトだけでは賄いきれませんので、
学生ローンを組みます、それも将来自分が1,000万円以上の収入を得られると思って組むわけです。
そうすると目先の返済資金のためのお金のためには、賢い頭を利用して、
悪いことをするような人が出てき知能犯罪が増えるのも当たり前のような気がします。

これには政府の今までの大盤振る舞いの補助金や税制の援助などで
大学経営が潤い人件費や研究費が充分に賄えた高度成長期から、
低成長期の緊縮財政で経費を削られる時代になったことも関係していると思います。

それは国の援助が大きい大学などでは人件費などを削減せずに
自分から収入を稼ぐという方法は学生を増やすという方法しかありません。
増やす経営努力といっても絶対人口数は決まっているし、
試験によって合格させるわけですから学生の数は限られてしまいます。

後大学経営で自分たちの人件費や研究経費を維持し運営するためには、
学費の値上げか、優秀な学生先取(青田刈り)を許すかわり、
受取る企業からの資金(政治でいう汚職すれすれの献金ですね、)、
裏口入学資金等、選択肢があまりありません。

結果資金の豊富な親の子供か、返済ができると見込んで学生ローンを組む人しかいけません。
また先進国は学歴中心主義になっていますから、大学を出ないと出世できません。
こうやってお金持ちの連鎖が続きます。(大学はお金持ちしか行けない)
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