不良おやじの小言

思いのまま、自分で考え 人の生きる人生を認めた上で 

自由に、のびのびと、たった一度の人生

株や貸付金を利用した金融の暴走

2017年09月30日 | 金融の経済問題
過去ダイエー等に見るように金融機関が役員を送り込んで解体・破綻した例はあるが、再建された例は余り聞かない。ダイエーはワンマン経営で、駅前一等地に出店した所の土地をバブルで土地は上がり続けるというもとに拡大の為にまた担保にし、金を借りて次の駅前一等地に出店.するという、銀行にとっては美味しい貸付先で金のなる木であった。またワンマンだからM&Aの企業買収も金融出向社員等に勧められるままいくらでも買った。忠実屋等赤字企業もたくさん抱かされた。そして破綻した


同じ産業再生機構の対象になったミサワホームも一部上場当時から金融機関から役員や大量出向者を受け入れており、破綻パターンが酷似している。2016年12月にTOBで金融機関の持株会社(日本トラスティや日本トラスト)等を総動員し、金融機関の協力でトヨタホームが大株主となり・買収したようである。トヨタホームは親会社が自動車会社で完成したものを売る仕組みしか理解できないだろうから、ミサワの販売網は喉から手が出るほど欲しかったであろう。ミサワホームは1981年(昭和56年)一部上場当時から東海銀行から社長室に出向専務として赴き、その他出向社員大勢で、人事部、管理部、営業、生産と要所を出向管理職で占め、東海銀行が実質会社を牛耳っていた。技術者の創業者では金融には疎いから東海銀行は自由に扱えた。創業社長の相棒である創業専務が1985年飛行機事故で亡くなると、ますます金融機関のおもちゃ遊び場となり、まだ未完成のセラミック住宅を売り出したり、株屋や金融機関の勧めでM&Aの企業買収に創業社長は傾いていった。そのころの平成3年私はクレーム処理に嫌気がさし会社を辞めた。そしてその後民間の初の金融大臣である竹中平蔵の兄で販売ディラーの営業であった人が、創業者と対立し、銀行の支援を得て社長となったようである。ミサワは私の在籍の頃からあったのではあるが、どんどん銀行派と創業者派に分断されていったようである。そして案の定経営は傾き、資金繰りが苦しくなり、産業再生機構送りとなった。


M&Aの企業買収というのは大きな資金が必要になる。上場企業が通常運営資金の中から捻出するのは社会的制約もあり大変難しい。そんな時昔は株屋や金融機関が主導し、総会屋などのやくざを利用したりして迂回融資で資金調達をすることが多かった。この会社の場合ミサワバンや総会屋対策の関連会社から、開発名目等で長期資金を金融機関からミサワ保証で調達させ、それをすぐには使わないので流用して、買収資金に充てていたようである。いわゆる迂回融資による資金流用である。


でもその資金が固定又は焦げ付くと、解りきったことであるがいずれ開発が進めば、借りた資金が返せなくなる。そんな資金で企業買収したのが1985年「日本エタニットパイプ」(現リゾートソリューションーミサワの社員が銀行の支援を受けて大量に移籍した会社)、に始まり「目黒雅叙園」、「東洋防水布製造」「水道機工」「石井精密工業」「鈴木鉄工所」(ミサワバン)「ハマノ工業」(ミサワ・セラミック・ケミカル)「石原建設」(現環境建設)等である。創業技術屋社長ではその方面に疎いから仕方がないが、それがエスカレートし、株屋や金融機関から儲かると仕手戦に巻き込まれ、殆ど銀行のお荷物債権を抱かされる形で買収した。私はその一部の会社に専務の死後すぐに出向させられたが、そこでは現場の株屋出身の社長にいわれても、一切経理財務にはタッチしなかった。分譲地の開発担当だから開発の事以外しなかった。


そしてミサワホームは金融のお遊びに付き合って資金が足りなくなってしまったようである。いつものように産業再生機構は金融機関の債権回収を助けるための手段で、企業再生のためのものではなかったようである。その証拠に産業再生機構によって企業が良化したところはないようである。得したのはその後金融機関にゴマを擦り、面倒見てもらっている社員と株屋と金融である。社長自身も個人では儲けているかもしれないが私にはわからない。そして会社はトヨタホーム大株主や金融機関出身者の現場経験のない社員の格好の天下り先になり、その人たちに牛耳られることになり、殆どの社員は将来を閉ざされることになった。東京建物等も役員は現場経験のない昔の芙蓉グループ(旧富士銀行)の天下り等で占められている。


こんな金融機関の不労所得金利M&A企業買収等の株の詐欺利益を求めての不合理な行為は、結局は企業の健全な発展を阻害し、活性化より会計の合法的粉飾等、一見合法でも企業の運営を悪化させ、見えない不正を増やす行為となる。最近では原子力関係の会社を金融機関等から進められるままに買収し、大きな負債を抱えた東芝がその例であろう。株屋や金融機関の甘言にのりM&A等企業買収は考え物である。


また金融機関の持ち株や貸付金等による企業支配が行き過ぎないように企業社員の全員の経営参加が必要になる気がする。金融の情報公開は是非とも必要なようである。


このような政・官・業トップが関わる金融機関の暴走と、やりたい放題の株などによるマネーゲームの不正や我儘を止めさせ、働いている人民全員のお金がどのように動いているのかを知り、人民全員で金融の暴走を監視する必要がある。その為には金融の情報公開は是非とも必要なようである。





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遠い遠い、世界平和

2017年09月22日 | ブログ
われわれの暮らしにあるすべての物質は、「原子」という目には見えない小さな粒が集まってできている。すべての原子は、中心にある原子核とその周りを回る電子から構成されており、原子核は、プラスの電荷を持つ陽子と、電気的に中性な中性子から構成される。


ほとんどの「原子」は安定した状態で存在しているが、原子力発電の燃料として使われる「ウラン」や「プルトニウム」などは、原子核に外から中性子が飛び込むと原子核がさらに小さな原子核に分裂する性質をもっている。 ウランのような重い原子核が「核分裂」すると、2つの別の原子核といくつかの中性子ができる。その重さは核分裂する前のウラン原子核よりも軽くなる。この重さの減った分が、熱になる。 


また、このように原子核が分裂することを「核分裂」とよび、分裂の際に大きな熱エネルギーを発生する。この熱エネルギーを発電に利用したものが原子力発電である。

 
ウラン235は天然ウランの中に約0.7%しかない残り99.3%は燃えにくいウラン238である。そのウラン238を捨てるのはもったいないので、プルトニウムと混ぜ合わせ再処理し、MOX燃料として再度発電をしようというのが青森の高速増殖炉もんじゅである。だが計画が10年以上うまくいかず、フランス・イギリスに依頼して戻ってきたMOX燃料は核発電処理できないまま核物質として山積みになってしまった。これは原発を4000発以上作れる燃料で、これを燃やさないと世界から核を作るのではないかと疑われる。多分原発を積極的に日本に導入した、中曽根総理等一部の日本政治家は、むしろ核爆弾を作りたいとそれを狙ったのかもしれない。日本は人工衛星も飛ばしており、北朝鮮のロケットよりは進んでいて、技術的にはすでに核爆弾を作る能力は持っているようである。この青森の核処理も今のところ目途が立っていない。


福島原発事故では原子炉の運転そのものは制御棒というものを差し込んで停止した。でも運転を止めても、燃料自身の「崩壊熱」は止まらない。地震と津波で、万一の場合の外部電線、自家発電等すべての 電源が失われて核の熱を奪えなくなり、冷却しなければならない核燃料の温度の上昇をコントロールできなくなり、水素爆発等暴走を始めた。


燃料を入れているパイプのような入れ物もジルコニウムという金属でできているが、鉄もそのほかの金属も「融点」という温度があり、その温度を超えると融けてしまう。融けた燃料の液体は容器の底に落ちる。これが「メルトダウン」である。ここで手が打てずに水もなくなり1550度で融けてしまう鋼鉄製の容器(厚さ1メートル)に当たるとだんだんと溶かしていって圧力容器に穴が開き土を突き抜け地下水等に核が拡散する「メルトスルー」が起きる。


福島第一原発の事故で、国や東電は各号機の格納容器の内部燃料デブリの状況について、強い放射線に阻まれ、事故から6年以上たったいまも詳しくわかっていないが、それでも色々な方法で調査してきた。その結果、1号機では原子炉に燃料デブリはほとんど残っておらず、溶けた核燃料は内部の構造物と混じり合って燃料デブリと呼ばれる塊になり、原子炉の底を突き抜けて格納容器に落ちている可能性が高いことがわかった。2号機では燃料デブリの多くが原子炉にあるが、一部は原子炉の底を突き抜けて、格納容器に落ちている可能性が高いそうだ。3号機では、格納容器の中が大きく損傷している。それで陸側全体を凍土で遮水壁で蔽うことにした。しかし海や地下水に汚染水が出ないようにしても、建屋内の冷却水漏れの等の為水位は上がり続けるだろうから、汚染水の処理の問題が残る。汚染水の貯蔵施設も限界が来ているようである。


人間はすべての放射線について、まだコントロールすることはできていない。放射線にはα線、β線、γ線、中性子線、X線等がある。放射線は人体のDNAを破壊したり、DNA破壊後の修復が他のDNAが紛れ込んだり、間違って繋いだりし、正常なDNAを変換させてしまう。医療用で使われることもあるが、専門家が扱わないと、とても危険な放射能である。


悪魔の核爆弾に含まれる放射性物質は人間の体(特に成長期の子供)に様々な悪い影響を与える。多量に爆弾の放射線を浴びたら医療的にはコントロールできないで死亡する。少量であっても癌や後遺症が残り、遺伝子を破壊したり変形させたりするので将来生まれてくる子供にも悪い影響を与える。


福島原発事故が起こる前は日本にある電力施設の稼働率は原子力が61%、火力が50%、水力が19%だったそうである。3.11の原発事故で原発電力が止まっても2011年、水力・火力で充分まかなえ、電力は不足しなかった。過去も原発が無くても日本は水力・火力の稼働率を上げれば十分にまかなえた。ではなぜ原発にこだわったのか?それは中曽根総理の今の北朝鮮と同じ、核を持たないと世界を相手に交渉が有利に運べない、「核を持ちたい」という誤った思いがあったようである。その為とりあえずアメリカのアイゼンハワーの演説の平和利用目的にすり寄った結果、読売の正力社主と共に日本を核原発だらけにしてしまったようである。


今の段階では原子力による発電は、原発廃棄後の処理の算定不能な費用や核廃棄物の最終処分の方法は地下深く埋める方法しかなく、その施設もまだ世界にはない等人間がまだ核システムのコントロールはできていない。また放射線を人が浴びた時の医学においても、人間がコントロールできる状態とはとても言えない。なるべく少なくした方がいいことは紛れもない事実である。それに日本は原子力があってもなくても海外に頼るエネルギ-輸入依存度はあまり変わりない。


それに火力発電でCO₂を出さない研究は各段に進歩しているし、世界でも有数の火山国日本には地熱発電の道もある。化石エネルギーの石油は、1970年現在ある埋蔵量は30年と言われていたが、それから40年たった最近の調査では 2011年末現在の世界の原油確認埋蔵量と可採年数は約58年分といわれ、またIEA(国際エネルギー機関)による最新レポートを見ると、長期的な石油の可採年数の見通しは150年分以上と予測されている(石油連盟資料による)。


<石油連盟等は枯渇すると言っていなければ、石油の値段が落ちては困るから多少オーバー目にいうだろうが、化石エネルギーは有限であることには違いない。化石燃料がなくなるころには、色々な安全な代換えエネルギーが開発されているだろうし、技術開発で化石エネルギーそのものを化学で作れるようになっているかもしれないし、核原発も人間がコントロールできるようになっているかもしれない。いずれにせよ1970年当時に見誤ったのと同様今から50年以上後になってみないと解らない。人間はエネルギーが枯渇しないための努力・開発・研究をしなければならないことは当然である。


原子力による発電は、原発廃棄後の処理の算定不能な費用や核廃棄物のごみ処理の最終処分の方法は今のところ地下深く埋める方法しかなく、その施設もフィンランドが世界で初めて、国の許可を得て核ゴミ処理施設を今から作ることになっただけで、まだ世界にはない。アメリカ等戦勝核保有国は、戦争の為の核兵器保有の優位性を保ちそれをカモフラージュする為だけに、生産から電力発電、核ゴミ処理までのシステムが完成しないまま、原子力発電に踏み切る大きな過ちを犯してしまったのである。従って悪魔の核兵器と同じ燃料で電力発電をする、核発電システムは、未だに人間はコントロールはできていない。


アメリカ政府が9.11以降のイラク、アフガン戦争で支出した金額が4.8兆ドル(480兆円)を超えたという試算がでた。ブラウン大学教授の研究によると、2017年度予算を含めて4.79兆ドルになったそうだ私はそんなものではすまないような気がするが?


このうち国防予算で使用されたのは1.74兆ドルにすぎず、3兆ドルは軍事費以外の名目で支出された。対テロ対策、退役軍人への保証、戦費の金利分等である。特に退役軍人への給付金が多額に上っている。今後もテロ対策や元軍人への支出が永続的に発生し、2050年代までもう300兆円を支出する事になるとしている。
アメリカトランプ大統領2018年予算案は、世界一の軍事費を支出しながら尚、軍事部門だけ10%増で、他の部門は総じて減額で、特に環境部門の組織と環境開発研究は大幅減という、信じられない軍事国家の時代遅れの予算案となっている。


戦争は基本的にどちらかの国の体制を壊すだけで、支出だけは戦争当事両国は突出し、バブルにはなる。しかし生産・所得・支出の人間の日常の営みを正常に循環させるものではない。だから「その分をインフラ整備等他に使っていたら」、もっと地についた経済効果を生んだであろうし、経済的に世界の幼稚な行き過ぎたマネーゲームにはならなかったと思う。第二次大戦後の戦争支出は全部が無駄ではないが、人間生活の維持や地球環境にとって人民を苦しめるだけで余り意味のないものであった。そしてアメリカの軍事関係の異常な突出した支出が連邦政府の財政を圧迫し、債務上限問題を引き起こした。それは戦争当事国以外の諸外国も巻き込んだ。


それの代表が日本で小泉政権の郵政民営化によって、金融面がアメリカと同じように民間の運営となり、金融の国民への情報公開の必要がなくなった。政府は日銀の国債買取システムを利用し、金融機関を通じアメリカを初めとする諸外国へ投資という名目で国民の働いたお金の運用を見えなくして流用する仕組みを作り上げた。


それが民営化という名のもとに、お金の流れを国民に見えなくし、異常な21世紀に入って14年で500兆円倍増で1000兆円超という政府債務を生み、政府が説明責任のない国債の発行を国民は許す結果となった。


また世界に目を向けると、第二次大戦後の戦争、核実験や、軍拡競争、武器使用軍事演習等で地球環境にとってマイナスの失われたエネルギーや税金の無駄使いは計り知れない。地球温暖化の最大原因でもあったようだ。


本当は、金融というものは国が運営し、震災など状況によって正常化するまで金利を上げるとか、税金のようなものであればまだ庶民は納得する。しかし税金が国が取った上、人民が働いた対価であるお金を、金融機関に預けそのお金を運用して、労働の対価でなく何の対価だか解らない金利を自由に操作し人民から利息という名で稼ぎを奪っていくのは筋が通っていない。そして民間金融機関は商売だから、お金を多く預けてくれた人になるべく多くを分配する。そうしないと金が集まらないからだ。そんな仕組みも人間の格差を作っているようなものである。そうして経済学は矛盾だらけの金儲け経済学となる。


人民にとってみれば国でもない民間の金融機関や金余りの人が証券や為替や先物取引や商品相場や武器売買等投資という名のもとに、人間が通常の生活で、必要欠くことが出来ないものでない博打に人民資金を横暴運用し大儲けしていることは許せない事であろう。


人民は訳が分からないまま税金を二重に取られているようなものである。そんな不正が起きないように金融機関は民営で国民のお金を運用しているのであるから、国営以上に、金融のお金の流れの情報公開は絶対すべきである。政府は場合によっては法整備してでも情報公開させるべきである。やぶへびになるかもしれないが?


環境問題では東京工業大学の教授は「 地球が温暖化しているのは事実であるが、二酸化炭素が原因で温暖化しているのではなく、何か別の温度上昇の原因で地球の7割を占める海の中に溶け込んでいるCO₂が空中に放出されているのではないか?二酸化炭素自身が急激に温暖化を進めることにはつながらない。」という主旨の事を述べている。


またネットでは二酸化炭素はここ百年増えているのは事実の様で、PPMで表現すると現在二酸化炭素は毎年1ppm増えているそうだ。しかし増加している空気中のCO2の濃度から逆算された結果とはかなりずれていて、20億トンもの差があるそうだ。これは「ミッシングシンク」と言われ、完全に証明されれば未来の世代にとって問題となり、非常に乏しい知識で判断を迫られるというのが今の環境問題の現状だそうである。つまり完全にこれで間違いないと証明するためにはCO2が増えている事実だけで、この自然現象を判断するには材料がすくなすぎると言っている。


自然現象をコンピュータシミュレーションで正確にとらえるためには条件が正確で、あらゆる条件を考慮しなければならない。その情報が少なすぎて、はっきりすべてを証明できないということかもしれない。企業活動や人の生活活動の化石燃料の消費だけがCO2増加の原因とする仮説モデルに無理があるのではないか?一般の販売活動でも最近はコンピュータシミュレーションを営業のツールとしてよく使われる。しかし大半の営業ツールは売るためのバラ色のツールでその結果に不利な条件はいれていない場合が多い。どんなに優秀なシミュレーションモデルのツールを使っても入力条件が整っていなければ間違った答えが出てくる。


という事はこの20億トンの差を精査する必要がある。戦争や世界各国の兵器開発や核実験、軍事演習が異常に大量の熱エネルギーを出すことにより、海や川や湖、石油等に含まれているCO2が熱による蒸発によって大気中に放出されたり、戦争や核実験等で森林の破壊などやサンゴ礁の破壊によりCO2を吸収する仕組みを壊していること等色々なことを、人々の化石燃料の消費活動以外に組み込まないと真実の温暖化原因は証明できないということだと思う。


キーリング研究者が1958年~1989年の期間における二酸化炭素濃度の十二%の増加を測定し、その主な原因は化石燃料の燃焼だとしたそうだが、1945年の第二次世界大戦から2000年までの2000回以上の核実験の最盛期であったし、戦争は朝鮮戦争、ベトナム戦争、イスラエルとエジプト等中東との4次にわたる戦争等に今も続くイスラエルとパレスチナの復讐の連鎖である紛争やアメリカとイラク・アフガン戦争、それに伴い復讐が連鎖した人殺しISの出現、ISが飛び火したシリア内戦拡大、ロシアのクリミア侵略と毎年のように世界のどこかで戦争があり、今も続いている。その核実験や戦争の莫大なエネルギー熱の考慮が抜けているような気がする。

むしろ人間の活動による化石燃料の消費より、調べた正確な資料はないようだが戦争や核実験の方がはるかに大きな熱とエネルギーを消費してきたはずだ。また戦争や核実験によるCO2吸収装置の破壊等により一部地域でCO2飽和状態となり放射性物質等も蓄積され、それが異常な気象や温暖化の大きな原因の一つではないのか?と考えても不思議ではない。調査した人はいないが?そして核実験や軍事演習、地球破壊の戦争は今も相変わらず続いている。だからそれ以後も戦争や核実験は多少の植林などでは比べ物にならないくらい大きな熱と破壊エネルギーでCO2を放出していると思う。これ以上まだ戦争等地球の破壊行為が続けば多少の寒冷化も、ものともせず地球の気温上昇や異常気象は今後も避けられないと思う。


また人口が増え、温室栽培等で食料を増産するためにはCO2は必要だという科学者もいる。確かにそうかもしれないが、CO2増加や温暖化が進んでいることは事実である。何しろ戦争や核実験、軍事演習などを止めてみないと何が原因かはっきりしないのではではないだろうか?
2009年二酸化炭素濃度調査の為打ち上げられた日本の人工衛星「いぶき」によると世界で戦争が下火だった平成13年の北半球のCO2濃度は次の図のような発表になっている。
これを見ると素人目には北半球の夏と秋は光合成の方が強く二酸化炭素を吸収し、春と冬は逆に人間活動が活発で二酸化炭素排出が多くなっている結果になっている。但し戦争の多かった中東や核実験の多かったアメリカ南部から太平洋にかけては四季を通じて黄色以上が多く、戦争や核実験の影響があるのではと思われる。


また2015年~2016年四季の代表月の2016年4月の図によれば二酸化炭素の濃度高い赤の部分が核実験の地域と中東戦争の地域と符合するような気がするが戦争や核実験の環境に対する調査資料は見当たらない(見つけられないのかもしれない)ので、はっきりとはしない。


人間は組織というものに所属している限り、本人の意思や思いに関係なく、嘘や演技をしながら社会で生活をしている。例えば警察組織では、一旦起訴をした罪人は警察組織の信用にかかわるから無実にするわけにはいかないとかいうことだそうで、90%以上の有罪率であるそうだ、何かその事自体が異常な数字の様な気がするが、確実なもの以外起訴しないとすればそれもありえる。しかし社会的大きな問題になれば、起訴を急がなければならない場合もあるだろうし、すべてが確実な起訴だろうか??組織というものは権力と金を背景に独裁者を生み易い。独裁者が人間的であればまだいいが、殆ど独裁者は体制反対者を抹殺しようとする場合が多い。


いずれにしろ官僚も一般の企業も同じようにいったん決められたことについて組織はそれにそって動き始めると、修正が難しくなる。責任の所在や責任者の処分など色々な人々の生活のリスクが生まれる。それで仲間に犠牲者が出ては困るとそれぞれの立場を庇い合ったり、組織を守るために、色々な嘘と演技が必要になってくるようである。その嘘や演技がうまい人ほど世渡りはうまいし、出世するようである。これ私のひがみ根性かな?
また世界は上記の様な環境問題でさえも商売にし、お金に換算して、お金でCO2排出取引を売り買いにしている。環境に対する基本的考え方も異常である。正義とか道徳とか遠い昔の話になったようである。


世の中が戦争等愚かな政治指導者による集団人殺し合戦は止め、真実の隠蔽や改ざんがなく、科学的根拠や客観的真実に基づき、人々が活動出来るようになってほしいものである。


世界人民の一番の生活の糧の交換問題であるお金にまつわる金融の情報公開と、全員が政治と官僚とか経営者とか労働組合とか縦型責任体制で、逃げることなく全員がなるべく色々なことに関わる、政治も企業も官僚も全員参加型の仕組みを作ることが必要なようである。そうすれば皆が参加して考えるから、責任問題等人々の生活のリスクも減り、政治の問題や経営の問題等世の中の運営に関し、人々の問題意識も向上する。


そうでないと今のお金があれば何でもできるという、お金中心の世界の仕組みの中では、金と金で買った権力さえ握れば、世の中は自由に動かせるという野心的独裁政治家がいつでも生まれる可能性がある。そしてその独裁者仲間から取り残された人間は嫌気がさし、テロなどに走る人間はいつまでも絶え間なく現れる。そしてまた復讐戦争へと走り人類破滅の道をたどる事は必定でこの悪循環を断ち切る必要がある。


戦争は政治家トップと軍トップが強制又は任意で兵隊を募り罪のない者同士を戦わせる行為である。これは政治家・軍指導者トップの罪のない人の大量虐殺という犯罪行為であることは間違いない。また他の動物は集団では殺しあわない。その面では人間は退化しているのかも知れない。私はその原因が政治家トップや軍のトップなど指導者が人間として進化しないために起こっているように思える。政治家トップや軍トップにとって戦争人殺しは暴力で国を従えたり、人を自由に支配したり人の稼ぎを奪ったり、無能でもお金や資産が暴力で無料で取得でき、支配者にとって相当おいしい事らしい。


今人間には世界が一つになってやらなければならない事が山積みの様にある気がする。戦争や暴力団の非社会的・強迫・博打・人殺し行為等馬鹿な事に金をかけるわけにはいかないし、人間にとっての将来を考えれば戦争→テロの発生→戦争という、悪循環の戦争等している場合ではないようである。世界で金融の情報公開を進め戦争等無駄な費用を使わず、人民にとって有効にお金が使われるようするのが政治だと思う。やはり世界を運営する政治家が人間的に進歩しないままでは、世界の民主主義は夢の又夢のようである。


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人間として進化しない政治家・軍人トップ

2017年09月05日 | 世界と日本の行政問題
私達の地球は宇宙の太陽系にあり、太陽系は天の川銀河系の中にある。銀河系を地球が太陽の周りを公転しているのと同じく、太陽系全体が銀河系の中を約2億5千万年に一周の割合で公転運動しているそうだ。宇宙の物質で判明しているのは約4%くらいであり、残り96%弱はダークマター(暗黒物質)とダークエネルギー(暗黒エネルギー)と呼ばれ、まだ殆ど解明されていない。


草や木や動物、海、山、大気、宇宙、そして私達人間も、この世にある全てのものは元素から出来ている。これまでに知られている元素はたったの118種類.しかも天然に存在するのは92種類である。水素 (H) がなくなると水はなくなり、地球上のあらゆる生物が生きていけない。


また、人間の生活や産業の発展を支えているのも元素であり、炭素 (C) は、重要なエネルギーである石炭や石油など化石燃料を作り出し、鉄 (Fe) は現在の様々な機会器具や建物を作り出している。ゲルマニウム(Ge)イリジウム ( Ir ) ) などレアメタルは電子部品としてパソコンやテレビ、携帯電話などに使われている。宇宙開発等先端技術や次世代技術にも元素は組み合わされたくさん使われている。


そうした元素の組み合わせで作られる物質の種類は、登録されているものだけでも6千万種類を超える。今もどんどん増え、7千万種類を超える。セレン (Se) やヨウ素 ( I ) など毒とされる元素でも、人命を保つためには、ごく微量な必須元素になるものがある。その元素をさらに分解すると原子核と電子で構成され、さらに原子核は陽子と中性子で構成されている。


世の中のすべての物質の一部である、人の起源は通説ではアフリカの黒人のイブ(母)が最初とされていた。人類の祖先を「ミトコンドリアイブという女性だけに遺伝して行くDNAをたどっていく」と、皆一人のアフリカの黒人の女性に行きつくのだそうだ。ネイチャーという雑誌に1987年に発表された。
そして2000年に父親から息子にのみ伝わるY染色体を用いた同様の検討によっても、ほぼ同じパターンが確認された。人の起源は「人類のアフリカ起源説」が有力であったがこれでほぼ証明されたことになる。


ミトコンドリアについては『人が細胞の体細胞分裂(生殖細胞以外の細胞)や減数分裂(生殖細胞を作るときに行う細胞分裂で、それにより、生殖細胞中の染色体の数は元の半分になる)で男女両親から半分ずつ受け継ぐ。染色体の組み合わせには無限の組み合わせがあり、たとえ兄弟でも異なる個性が生まれる。また遺伝子そのものにも特殊な機能を持っているものがある。それが細胞核以外に存在する唯一のDNAであるミトコンドリアDNAである。  ミトコンドリアDNAは細胞内に数百から数千個あり、らせん構造ではなく環状になっている。その一部分が生きるためのエネルギー源となるATPという物質をつくる働きを担っている。  通常の遺伝子が父母両方の性質を受け継いでいるのに対して、ミトコンドリアDNAは母親からの性質だけしか伝えない。』ということだそうだ。


また「人類のアフリカ起源説」によれば黒人から白人や黄色人種がなぜ生まれたかという疑問に対しては、今のところ次記のメラニン色素説が有力である。
『アフリカは暖かいけど光は強烈な環境で、強烈に降り注ぐ紫外線は人類にとっては生存を脅かす脅威であったに違いない。それに紫外線が皮膚に対し強い発癌作用がある。赤道付近の環境では、メラニンを多く含む黒色の皮膚は、紫外線発癌から皮膚を防御するのにきわめて有利である。メラニン色素で皮膚表面を覆うことにより、紫外線の防御バリアを手に入れたのである。これが元祖アフリカ人でネグロイド(黒色人種)の祖先だ。だが紫外線は必要で、人類は紫外線の助けを借り、骨の発育に不可欠なビタミンDを皮膚で合成する。
人間は、日光(紫外線)に当たることにより、皮膚を構成する脂肪酸が変換してビタミンDを得ている。ビタミンDには、カルシウムの吸収を高める”骨の新陳代謝を活性化するなどの働きがある。


ヨーロッパに移動した人種はアフリカと比べて極端に日光照射量が少なく、ビタミンD欠乏症によるクル病が起こる危険性に晒された。ビタミンDが欠乏すると骨粗しょう症などのリスクが高まる。乳幼児の場合クル病に罹り骨格異常を起こす。主な症状として脊椎や四肢骨の湾曲や変形がおこる。ホモサピエンスの一部は、今度はメラノサイト(メラニン色素)の量を減らす変化を重ねて、北部ヨーロッパの過酷な環境に順応していった。また太陽の光を浴びたとき、青い目の人種はメラニン色素が少ない分だけ光を感じやすく、メラニン色素の多い黒い目の人種よりも眩しがる。これが元祖ゲルマン人でコーカソイド(白色人種)の祖先である。(出典熊本大学病態情報解析学、他)』だそうだ。黒人が寒冷地等に移動する際にメラニン色素を減らし、黄色人や白人に環境変化適応していったようである。だから人類の祖先は黒人という説が有力である。


でも生命の誕生や宇宙空間の無限の先は何があるのか?地球の物質はある程度わかってきたが、宇宙の物質の95%以上はまだ解らないダークマターで占めらるなど、まだなぞで解けない問題は多数ある。
このような歴史的に解決できない不明なことを、今まで人間は神とか神が使わされた伝道師という架空の世界を作り上げ、問題を解決しようとしてきた。それがキリスト教や仏教、イスラム教等の宗教と王様・貴族・殿様等なのだと思う。そして人間や科学の進歩とともに、地球は丸い等、一部は科学的証明によって神や王侯等トップの勝手な考えの領域を狭めていった、しかしそのたびに、侵略戦争や宗教戦争、魔女裁判や宗教裁判、など、その国を治めている人達や、自分の信じる宗教以外の異宗教の考えを否定する人達(当時甘い汁を吸っていた保守的立場の人々)の利益を守るために、暴力や謀略によって民主化という進歩をさまたげる、他の動物にはない人間集団同士の殺戮戦争を繰り返してきた。


どこの国でも当てはまるのだと思うが、そのたびに人類の進歩はその人間集団の殺戮戦争によって遅れたのだと思われる。いずれにせよ現時点では「人類のアフリカ起源説」が有力で、アフリカ黒人が人類の祖先であるということである。
「人類のアフリカ起源説」が正しければ人類はみな同じ身体的機能を持っている。アメリカにKKKという白人至上主義の闇団体があるが、彼らにお前の先祖はお前が迫害している黒人だよと言ったら納得するだろうか、私も馬鹿だが、もっと単純馬鹿な連中だから多分納得しないでまた覆面を被ってピストルをぶっ放し奇声を上げることだろう。KKKの存在自体が白人だけが優秀ではないことを示している。


たまたまヨーロッパは過酷な環境から脱出する為、武器の発展が始まり、温暖な自然食料の豊富な土地へ侵略戦争し、大きくなっていったのが白人先進国である、欧米人やロシア人がとても人種的に優秀で勝っているとする考えは今の黒人差別やヒットラーのユダヤ差別や白人至上主義等のおろかな人間の人種差別思想主張は全く根拠がないものである。古代の進化しない法律もなかった頃の野蛮人がすでに住んでいる人を侵略や略奪や人殺しで、人から領地や生活を奪う暴力行為で国が大きくなっただけの話と言える。だからこれは能力とは何の関係もない暴力行為である。人間が進化しない暴力に頼った時代の過去の異物としか言いようがない 。


例えば黒人の住んでいたアフリカが温暖で自然食物が豊かでなく過酷な環境で、ヨーロッパのように戦争状態であったならば、武器も発展し、有力な都市が出来たであろうことは容易に想像できるからだ。またその時は現代のオリンピックで活躍する、身体的に屈強で身体能力の高い黒人が全世界を征服していたのかもしれない。これは単に武器の発展の差だけである。元々人類の祖先が黒人とすれば、人種差別そのものがおかしいものであり、人間の持って生まれた脳の構造はほぼ同じで、人種で、そんなに能力の差がないことは科学的に証明されている。


脳の働きを活用しているか、いないかの差はあるかもしれない。しかし運動神経の差に見るように努力した世界の競技選手で、オリンピックの100m競争はコンマ何秒である。脳や身体の構造そのものは余り変わりないからだ。ただ脳は使わないと退化するようだし、運動なども長年の教育や生まれつきの身体の差・精神力等で差は出てくるのかもしれない。つまり教育によって、能力とは違うが、持って生まれた身体(身長とか体重とか、精神力)により社会的環境による経験・学習で後天的に差はできる。でも人間一生の中で脳を30%(一説には10%)も使いこなせないようだし、努力なしで才能を発揮する人もいるから一概には言えない。


現在の人間関係は正義や良心、道徳というより、むしろ利害関係の人間関係が中心で、いざとなると国力の誇示や暴力により人を従わせるという、不思議な方式から未だに抜けきらず、進歩が見られないのは、人類の先人からの知識のみが豊富になりすぎ、考える力や創造性や人間が平和に生活しようとする修正能力も、退化しているのかもしれない。
いずれにせよ白人、黄色人、黒人にかかわらず優秀な人もいれば暴力団やKKKのように馬鹿な奴も発生するということである。


その世界の今の人類は使いこなせていないが皆潜在的には人類は次記の様な素晴らしい能力を等しく持っているようである。
人間の脳の記憶保存能力は、記憶容量だけで言えば、米国ノースウェスタン大学のポール・リーバー(Paul Reber)教授は、少し無理やりに例えるならば、コンピューターのペタバイトのクラスになると話している。1ペタバイトは、MP3の音楽を2000年間、続けて再生することができる容量だそうだ。
日本とドイツの研究者チームが、人間の脳の神経回路シミュレーションとしては史上最大規模のものを、8万2944個のCPUと、1.4ペタバイトのメモリー量を持つスーパーコンピュータ京で行った。17億3000万個の神経細胞が10兆4000億個のシナプスで結合された神経回路のシミュレーションを行い、生物学的には1秒間に相当することを、京は40分かけて計算したようである。また、この10兆4000億個のシナプスというのは、ちょうど人の脳の神経回路1%程の規模に相当し、小型霊長類であるサルの全脳の規模に達しているとのことである。


人の細胞学はまだ解らないことが多く、日進月歩の勢いで解明されているところだそうだが、人の体は約37兆2000億個(今まで60兆と言われていたが最新の科学誌に発表論文では)といわれる細胞から成り立っており、その細胞は核やミトコンドリア、細胞膜などから 成り立っているそうである。


細胞の、これらの構成要素はタンパク質(アミノ酸)や脂質、糖質、デオキシリボ核酸(DNA) などの分子から成り立っている。これらの構成要素の中でも半分以上を占めるのはタンパク質で、あらゆる生物はタンパク質を利用して生きている。 このタンパク質はアミノ酸という材料分子を1列につなげてできた鎖状の分子で、10万種類以上あるといわれている。そして栄養素を取り入れそれを分解吸収し、活動エネルギーを得ている。一個一個の細胞は、平均してだいたい300分の1ミリといわれ、形は千差万別でありながら、人間社会のいかなるハイテク工場もかなわない、想像もできない程の精巧なシステムが組み込まれているという。


人間の細胞には非常に多くの種類(200種類以上) の細胞が存在している。そして、それぞれの細胞が独自の構造と機能をもっている。たった一つの受精した卵細胞が、次々に規則正しく分裂して増えていき、形や動きの似たものどうしで、「組織」をつくる。これらの「組織」がいくつか集まって臓器(器官)ができ、人体が形づくられる。これら細胞は、外界から栄養素を取り入れて消化し、それをエネルギーに変えたり、分裂して仲間を増やしながら、私たちの体を維持している。そしてその細胞を脳が、神経伝達物質やホルモン分泌等で運動や感情・理性等をコントロールし、正常に保つ仕組みを持っている。


神経系は、体性神経と自律神経に分けられる。  体性神経は、行動に関与する神経で、見たり、聞いたり、触れたりしたことを伝えて脳に認知させる受信機能と、この情報に反応してからだを動かす指令を伝える発信機能とがある。受信機能を担当する神経系を知覚神経系といい、発信機能を担当している神経系を運動神経系という。自律神経は、生命維持に関与する神経で、人間の意志にかかわりなく、自動的・反射的に行われる機能である。


正常な世界の人間にはこれらの脳のコントロール能力や神経伝達方法等人体の構造の仕組みも余り変わりなく人類等しく持っているようである



人間の体には生まれながら、「自己」と「自己でないもの」を区別し、「自己でないものを食べたり殺したりする仕組みが備わっている。風邪のウイルスや花粉、ホコリ等の「自己でないもの」が体に入ろうとするのを防いだり、入ってしまったものを排除しようとしたりして、体がそれらに侵されないようにする。これを免疫システムといい、主に血液中の白血球がその役割を担っている。体内に発生するがんのもとになる異常細胞も、免疫システムによって排除されている。


また人間を物質の面から、細分化してゆきこれ以上分割できないという要素を追求していくと、他の物質と同様原子にたどり着く。人間の体を作っている原子の単体又は集まりの元素は全部で29種類あり、人体の大部分は水で、水素原子(H)が半分以上(60.3%)を占め、次いで酸素分子(O)が25%、炭素分子が10.5%、窒素分子(N)が2.4%とこの4種類の元素で98.9%を占めるそうである。残り25種類の元素は全部あわせても1.1%と微量だが、人体にとって必要不可欠なものがある。また地球上の物質はすべて発見されてはいないがこの原子の種類の元素がかかわっている。
農林省の解説によれば、「地球上に存在する元素のうち、水素、炭素、窒素、酸素を除いたものをミネラルという。2016年現在118種類ある元素の中で、人の体の中に存在し、栄養素として欠かせないことがわかっているミネラルとして、現在16種類(ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素)が知られている。
そのうち厚生労働省が摂取基準を決めているのは、イオウ・塩素・コバルトを除く13種類。」だそうだ。ビタミンやその他の栄養素は、何種類もの元素が組み合わさってできいている「有機化合物」であるのに対して、ミネラルは「無機」・元素そのものである。
1日あたりの必要所要量が100mg以上のミネラルを主要ミネラルと言い、体内に存在する量が極めて少なく、1日あたりの必要所要量が100mg以下のミネラルを微量ミネラルと言う。


身の周りにあるすべての物質は、温度と圧力が決まると、固体・液体・気体のいずれかの状態になる。これを物質の3態という。
一定の圧力のもとで温度を変化させると、物質は固体から液体になったり液体から気体になったりと姿を変える 。これを状態変化という。 固体では、原子が規則正しく並んだ結晶と呼ばれるものと、原子が不規則に配列したアモルファス(非晶質)と呼ばれるものの2種類がある。 一般に、氷や金属、水晶などの鉱物などは結晶構造で、ガラスなどはアモルファス構造と呼ばれる。



物質を分割しうる最小単位で幾つかの原子の集合体を分子という。それら分子は、二個の原子からできているものもあれば、数万個以上の原子からできているものもある。数個~数千個くらいの原子からできているものを「低分子」、1万個以上の原子からできているものを「高分子」」と言う。炭素原子(C)を基本骨格とした有機高分子化合物と炭素以外の原子を骨格とした無機高分子化合物がある。通常は有機高分子化合物を高分子という。天然に存在するものは天然高分子化合物といい、人工的につくられたものは合成高分子化合物という。
天然高分子化合物のうち有機高分子にはデンプン、セルロース、タンパク質があり、無機高分子化合物には石英、長石、雲母などがある。 合成高分子化合物のうち有機高分子化合物にはナイロン、ポリエチレン、合成ゴムがあり、無機高分子化合物にはガラス、シリコン、樹脂がある。


天然高分子とは、生き物の体の中で作られた高分子のことで、「生体高分子」とも呼ばれ、私たち人間など の動物の体(筋肉など)はタンパク質という高分子で、道に生えている草木や花、野菜は多糖という高分子でできている。食べる米やパンも主に多糖ででき ていて、これらを糖類や炭水化物と呼んだりもする。ちなみにタンパク質・炭水化物・脂質は「三大栄養素」のひとつ。そしてさらに、生物が持っている遺伝子も高分子でできている。したがって生物は、高分子と水分でほとんどできているといってもいい。
「合成高分子」とは、人間が創りだした、もともと自然界には存在しない高分子のことで、現代に生きる私たちの生活には合成高分子で溢れている。ビニール袋やペットボトルや合成繊維のナイロン、水族館の水槽に使われる透明アクリル板、化粧品の添加剤、接着剤など、日常の様々なところで合成高分子を使っている。「無機高分子」とは、天然に存在するが生き物の体内で作られない高分子のことで、ガラスや岩石などを主に指す。他にも、岩石に含まれる石英なども無機高分子であり、またダイヤモンドやルビー、サファイ アなどの宝石も無機高分子である。また天然高分子を加工した「半合成高分子」、無機高分子と合成高分子のいいところを足し合わせたような「無機-有機ハイブリッド高分子」、それらいずれとも異なる「超子ポリマー」といったものもある。


また世界のあらゆる物質の構成要素の元素は、人体にとって毒にも薬にもなる物質がたくさんある。麻薬・毒・薬は使い方容量によって、毒にも薬にもなる「毒」というのは生体に何らかの作用を及ぼす化合物の中で、人体に悪い働きをする場合を「毒」、良い働きをする場合を「薬」と人間が命名して、呼んでいるだけである。
まず、自然界由来のものと、人工物に分けられる。植物、動物、微生物などの毒が自然界由来で、農薬や、サリンのような毒ガスなどが人工物に分類される。
そして、自然界由来の「毒」の方が、圧倒的に種類が多く、一般に、毒性も強い。例えば、「ボツリヌストキシン」という微生物の毒があるが、これは1gで約5500万人もの命を危うくしてしまう程の威力がある。一方、有名な人工物の毒である青酸カリウムは、フグの毒の約1000分の1の毒性しかない。


自然界由来の毒は、多くが「アルカロイド」という化合物に分類される。「アルカロイド」とは、窒素を含む有機化合物のうち、通常のアミノ酸や核酸などを除いた化合物をいう。ニコチンやトリカブトの毒が、アルカロイドである。


戦争では戦勝大国を始めとして世界各国で、人殺しの為の核爆弾や兵器開発や武器売買ビジネスはとどまることを知らず拡大している。日本は福島原発事故や日本政府が立ち入れないアメリカ軍基地に核が持ち込まれていても不思議でない。その上狭い日本には人間がコントロールできていない、原子力発電所が山のようにある。放射性物質のゴミ捨て場のようになってきている。


すべての放射線について、まだ人間はコントロールすることはできていない。放射線にはα線、β線、γ線、中性子線、X線等がある


放射線は人体のDNAを破壊したり、DNA破壊後の修復が他のDNAが紛れ込んだり、間違って繋いだりし、正常なDNAを変換させてしまう。医療用で使われる部分もあるが、専門家が扱わないと、とても危険な物質である。



悪魔の核爆弾に含まれる放射性物質は人間の体に様々な悪い影響を与える。
多量に爆弾の放射線を浴びたら医療的にはコントロールできないで死亡する。
少量であっても癌や後遺症が残り、遺伝子を破壊したり変形させたりするので将来生まれてくる子供にも悪い影響を与える。


人間は歴史的に色々なことを実験や研究で科学的に証明したり、発見したりしてきた。でも生命の誕生や宇宙空間の無限の先は何があるのか?地球の物質はある程度わかってきたが、宇宙の物質の95%以上はまだ解らないダークマターで占められるなど、まだなぞで解けない問題は多数ある。



コンピュータとの比較で言えば、条件が単純化された計算の能力の速さだけの戦いで言えば、既に人間はコンピュータに負けているのかもしれない。しかし情や動の部分、体の動かし方、判断・心理学領域の感覚記憶、短期記憶、長期記憶等体の仕組みや上記潜在能力を考え合わせると、まだまだ、コンピュータは人間に遠く及ばない。チェスや将棋でプロが負けたと騒いでいるが、人間が過去の膨大な勝ち負けのデーターを取り込みプログラムし、コンピュータに判断させているだけである。そのことはプログラムしたチームリーダーとプロと戦わせてみたら解る。多分プロには勝てない。コンピュ―タは所詮人間の道具にすぎない。ただ人間が個人にしろ、団体にしろ、その潜在能力を使いこなせていないだけである。


しかし人間生まれてから死亡するまでの寿命は一世紀もない。人間は機械より、緻密で繊細だから、色々な仕組みが正常な動きでなければすぐに壊れてしまう。またいずれ寿命で皆死亡する。使いこなすにはあまりに学ぶことは膨大でそれに対する人生は短い。一般人民は金融支配社会の訳のわからない人生勉強より、一攫千金の博打で遊んだり楽しんだりした方がいいと思うことは当たり前のようである。で人間は潜在能力を使いこなせない



このように人間は物質と同じように元素で構成され、37兆2000億個の細胞でできており、その仕組みは前記のように複雑で繊細な仕組みになっている。まだ解明されていないことも多い。そして個々には優秀な能力を備えているのだと思う。


しかしそのたびに、その国を治めている人達や、自分の信じる宗教以外の異宗教の考えを否定する人達(当時甘い汁を吸っていた保守的立場の人々)の利益を守るために、侵略戦争や宗教戦争、魔女裁判や宗教裁判等、暴力や謀略によって民主化という進歩をさまたげてきた。そして今も他の動物にはない人間集団同士の殺戮戦争を繰返している。


一番人間として進歩しないのはいつまでたっても戦争や暴力を許す政治の世界と人殺しという社会を破壊する武器・兵器や、戦争という社会的に問題があるものでさえ国家防衛ビジネスと結びつけ金儲けにする、金融経済の世界である。これが世界の平和と進歩を妨げ、人種差別や人の格差を生んできた元凶であると思う。


戦争は政治家トップと軍トップが強制又は任意で兵隊を募り罪のない者同士を戦わせる行為である。これは政治家・軍指導者トップの罪のない人の大量虐殺という犯罪行為であることは間違いない。また他の動物は集団では殺しあわない。その面では人間は退化しているのかも知れない。私はその原因が政治家トップや軍のトップなど指導者が人間として進化しないために起こっているように思える。政治家トップや軍トップにとって戦争人殺しは暴力で国を従えたり、人を自由に支配したり人の稼ぎを奪ったり、無能でもお金や資産が暴力で無料で取得でき、支配者にとって相当おいしい事らしい。




戦争で命令に従い人を殺さなければならない大半の兵隊は、余程強い非情な精神の持ち主でなければ、精神的に沈んでしまうはずである。その為に怖さを忘れさせたり、精神を麻痺させたり、怪我でも神経を麻痺させれば痛くないなど、戦争の恐怖と痛みを逃げるために麻薬や覚せい剤を利用するようになる。場合によっては軍トップが戦力アップの為にそれを許すこともあるようだ。


そしてそれが度重なり依存症になっていくとPTSDや中毒症状などを発症し、体の神系が破壊されてしまい、戦争からの社会復帰も難しくなり、最終的には死に至る。また戦争が多い国家では戦争帰りの人から麻薬は蔓延し、欠かせない物になっていき、マフイアの格好の稼ぎ場所になる。但し癌等重病の痛みを緩和する医療用麻薬(モルヒネ等)は医師の処方箋に従えば一般には中毒にはならない。



日本はスパイ天国とか言われているが、そもそもそのスパイとか諜報機関とか軍とか何のためにあるのだろうか?各国の政情や優秀な企業から情報を盗んだり、略奪して、自国の為に有利に活用するというためにある歴史的過去の異物であるようだ。簡単に言えば他の国の情報や資源を泥棒・略奪して、自国を有利にしようということである。今頃そんなものがあること自体が人としての進歩がなく、世界平和の障害である。スパイ組織出身のプーチン大統領が長く支配している国や、女性は金さえあれば何でもしてくれ、自分や自国の金儲けが最優先というトランプ大統領や、共産党以外の言論の自由は徹底的に封じ込める習主席がいる国があること自体が政治家が時代遅れの世界のような気がする。それが戦勝大国だからなおさらである。その上何のために世界を挑発するのか?世界や人民に何の貢献するのかさっぱりわからない北朝鮮の金主席もいる。


こう見てくると、人間には世界が一つになってやらなければならない事が山積みの様にある気がする。戦争や暴力団の非社会的・強迫・博打・人殺し行為等馬鹿な事に金をかけるわけにはいかないし、人間にとっての将来を考えれば戦争→テロの発生→戦争という、悪循環の戦争等している場合ではないようである。世界で金融の情報公開を進め無駄な費用を使わないようするのが政治だと思う。


でも人間は現在も終わらない集団戦争を繰り返している。他の動物は集団では殺しあわない。その面では人間は退化しているのかも知れない。私はその原因が政治家トップや軍のトップなど指導者が人間として進化しないために起こっているように思える。政治家トップや軍トップにとって戦争人殺しは暴力で国を従えたり、人を自由に支配したり稼ぎを奪ったり、無能でもお金や資産が暴力で取得でき、相当おいしい事らしい、で、一部のトップに儲けが偏らないように、どうしても金融の情報公開と全員参加型の会社制度が必要なようである。


そして戦争を止め、武器の生産は必要最低限にし、トラブルの第一原因であるお金の問題は情報公開を進めなければならない。また人間を強制的または任意に集め集団で、罪のない人同士で戦わせる行為は間違いなく政治指導者・軍人指導者の人殺し犯罪である。勝った国・負けた国の双方の指導者は集団大量殺人罪として厳罰に処されるべきである。日常の人民は軍人や警察も含めすべて武器を使用しない仕組みづくりをできる政治家が、進歩した政治家と思える。今のところそんな人は見当たらない。


国連憲章を作った戦勝大国がそれをうまく運用出来ず、戦勝大国がかかわる戦争に振り回され、戦勝大国が国連憲章に反する自衛でない戦争という犯罪をしても、公然と反対できず、国連加盟国で決められたことを全然守ろうとしない指導者には振り回される、日本を含めた戦勝大国以外の各国首脳政治家では、永久に世界平和なんて訪れそうもない。民主主義の社会は夢の又夢のようである。
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