不良おやじの小言

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中国憲法前文は国連憲章前文の趣旨とかけ離れている

2021年12月11日 | ブログ

「平成15年7月3日の最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会」の参考資料によれば、1982年中国の憲法前文は、下記のごとくです。()は私の個人的意見です。
【 中華人民共和国憲法前文(1982 年)  中国は、世界で歴史の最も古い国家の一つである。中国の各民族の人民は、共同で燦然・ 輝かしい文化を創造して、光栄ある革命の伝統をもっている。 1840 年以降、封建的な中国は次第に半植民地・反封建的な国家に変わった。中国の人民 は、国民の独立、民族の解放および民主・自由のために、前人の犠牲と努力に基づき(共産党の利益のために、人民を犠牲にし、従わない人間を集団殺人し)英雄的な闘いを続けてきた。 20 世紀に、中国では、天地を覆すような偉大な歴史的変革が生じた。 1911 年、孫中山先生の主宰する辛亥革命は、封建帝制を排除し、中華民国を創立した。 しかし、中国の人民の、帝国主義と封建主義に反対する歴史的な任務は、まだ完成されなかった。 1949 年、毛沢東主席を領袖とする中国共産党に導かれた中国の各民族の人民は、長期の 困難で曲折に富む武装闘争(ジェノサイド条約加盟しているのに違反し、従わない人を集団殺人した)およびその他の形態の闘争を経た後に、ついに帝国主義、封建 主義および官僚主義の統治を覆し、新民主主義革命の偉大な勝利を得て、中華人民共和国 を樹立した(強固な独裁封建体制を確立した)


それから、中国の人民は、国家の権力を掌握し、国家の主人公になった(共産党支配ですから明らかに嘘)。  中華人民共和国の成立後、わが国の社会は新民主主義から社会主義への移行を次第に実 現した。生産手段の私有制に対する、社会主義改造は既に完成し、人が人を搾取する制度 は消滅し、社会主義制度が確立した。労働者階級の主宰する、労農同盟を基礎とした人民 民主主義独裁、すなわち実質上の無産階級独裁は、強固になり、発展した(労働者階級とは農業・林業・漁業民等一次産業の事なのか?大中小企業の雇われ従業員の事なのか?食堂や機械工業等の個人事業主や大中小企業主は含まないのか?各中間経営管理職は含まないのか?それぞれ労働者だと思うが?それとも共産党を除いた全国民を指すのか?どこまでを言うのかさっぱり解らない)中国の人民および中国人民解放軍は、帝国主義と覇権主義の侵略、破壊および武力挑発に打ち勝ち、国 家の独立と安全を維持・保護し、国防を強化した(中国人民解放軍は覇権主義ではないのか、中国人民解放軍は集団人殺しをしたのでは?国民は関係ないし日本軍は既に1945年敗戦している。1982年誰を覇権主義と言っているのかさっぱり解らない)。経済建設は大きな成果をおさめ、独立 的および比較的完成した社会主義の工業体系は既に基本的に成立し、農業生産も顕著に高 まった。教育、科学、文化などの事業は大きな発展をとげ、社会主義の思想教育は、顕著 な成果をおさめた。広範な人民の生活は、かなり改善された。  中国の新民主主義革命の勝利と社会主義事業の成果は、すべて、中国共産党に主宰され た中国の各民族の人民が、マルクス・レーニン主義、毛沢東思想の指示・導引の下に、真理を堅持し、錯誤を是正し、多くの困難と障害に打ち勝って獲得したものである(これこそ覇権主義)
わが国 は長期にわたり社会主義の初期段階に置かれるであろう。国家の基本的任務は、中国の特色ある社会主義を建設する道に沿って全力をあげて社会主義現代化の建設を進めることである。中国の各民族の人民は、引続き中国共産党の主宰の下に、マルクス・レーニン主義、 毛沢東思想、鄧小平理論の導きで、人民民主独裁を堅持し(この言葉は理解不能)、社会主義の道を堅持し、改革 開放を堅持し、社会主義の諸制度を絶えず改善し、社会主義市場経済を発展させ社会主義 の民主を発展させ、社会主義法制を健全化し、自力更生と刻苦奮闘で工業、農業、国防お よび科学技術の現代化を次第に実現し、わが国を富強・民主・文明をそなえた社会主義国 家に築き上げるであろう。  わが国では、搾取階級は、階級としては既に消滅したが、階級闘争がなお一定の範囲内 で長期にわたり存在する。中国人民は、わが国の社会主義制度を敵視し、破壊する国内外 の敵対勢力および敵対分子に対して、闘争を行なわなければならない。 台湾は、中華人民共和国の神聖な領土の一部である。祖国統一の大業の完成は、台湾同 胞を含む全中国人民の神聖な責務である(国家安全維持法などという前近代的な共産党だけに都合のいい法律を作り、民主派を逮捕した中国の香港住民に対する仕打ちと同じには、台湾は絶対になりたくないだろうことは誰でも解る)  


社会主義建設は必ず、労働者、農民および知識分子に依拠し、すべての結集できる力を 結集しなければならない。長期の革命と建設の過程で、中国共産党が主宰し、各民主党派 と各人民団体が参加し、すべての社会主義労働者ならびに社会主義を擁護する愛国者および祖国の統一を擁護する愛国者を包括する広範な愛国統一戦線が既に結成されたが、この 統一戦線は引続き強固になり、発展するであろう。中国人民政治協商会議は広範な代表性 をもつ統一戦線の組織であり、過去も重要な歴史的役割を果たしてきたが、今後も、国家 の政治生活、社会生活および対外友好活動において、社会主義現代化の建設の推進および 国家の統一と団結を維持・保護する闘争で重要な役割をさらに発揮するであろう。 (闘争とか戦線とか誰と戦うのか、共産党以外は皆敵だという思想のようである) 中国共産党の指導する多党協力および政治協商制度は長期的に存続し、発展するであろう。  中華人民共和国は、全国の各民族の人民が共同で作り上げた統一された多民族国家である。平等、団結および相互援助の社会主義の民族関係は既に確立しており、かつ、引続き 強化されるであろう。民族の団結を維持・保護する闘争においては、大民族主義、主として大漢民族主義に反対し、また地方民族主義にも反対しなければならない。国家は全力を つくして、全国の各民族の共同の繁栄を促進する。  中国の革命と建設の成果は、世界人民の支持と切り離せない。中国の前途は、世界の前途と密接に関連している。中国は、独立自主の対外政策を堅持し、主権と領土保全の相互 尊重、相互不可侵、相互内政不干渉、平等互恵および平和共存の五原則を堅持し、各国と の外交関係および経済・文化交流を発展させ、帝国主義、覇権主義および植民地主義に対 する反対を堅持し、世界各国の人民との団結を強化し、被圧迫民族と発展途上国による民 族独立の獲得・維持および民族経済を発展させる正義の闘争を支持(闘争が正義なの?)し、世界平和を維持・ 保護し、人類の進歩を促す事業のために努力する。  この憲法は、法律の形式で、中国の各民族の人民の奮闘の成果を確認し、国家の基本制 度と基本任務を規定しており、国家の基本法であり、最高の法的効力をもつ。全国の各民 族の人民、すべての国家機関、武装力、各政党、各社会団体、各企業・事業組織は、いずれも必ず憲法を基本的活動準則にしなければならず、かつ、憲法の尊厳を維持・保護し、 憲法の実証を保証する責務を負っている。】
この中国憲法前文を見ると国連憲章前文とは全く相容れない人民解放とかいう見せかけの戦争を美化している文章です。指導者に個人名を堂々と打ち出し、共産党が人民を指導するとし、国民の言論自由や人権や選挙権と言った国民主権を匂わす言葉はどこにも見当たりません。そしてやたらと闘争とか戦線とか、どこと戦うのか解らないが武力挑発に勝ったとか、世界人権宣言とはかけ離れた、人殺しを美化している非常に危険な思想のようです。これで加盟させる国際連合も問題ですが、その上中国は拒否権を持つ戦勝5大国なのです。
これではヒットラーの考えと全く変わりないこの国で教育洗脳され育った人たちが指導者も含めどうなるのかと思うと末恐ろしい

日本は戦後約80年近くなりますが、馬鹿な軍国主義で敗戦してから、その後生まれた人で殆どの人は戦争を体験していません、徴兵制度もなく、自衛隊と言っても自主的に参加するものですから、国から強制されている軍隊という訳ではありません。
また生まれてから戦争を知らないまま死んで逝った人も数多くいます。
日本国憲法はGHQの草案で、国会で協議して作られたもので、アメリカに強制されたものだから、安全保障の問題で自国の憲法をという議論があるかも知れませんが、私は理想論と言われようが、戦争は各国の指導者が命令して、死にたくない大勢の人同士に人殺しをさせるのですから、戦争そのものが勝者・敗者に拘わらず、戦争指導者の人殺し犯罪であると思っています


また日本国憲法は国連憲章が作られた後に作られています。その為国際連合の前文と大変に似通ったところが多くあります。また世界人権宣言は日本国憲法より後に国連総会で採決されていますがこの世界人権宣言とも酷似しています。多分草案を事前にGHQがルーズベルト夫人等から何らかの形で手に入れ採用したのだと思われます。
日本国憲法成立の為に、GHQが国際連合憲章や世界人権宣言の草案等を参考にしたことは間違いないと思います。その為日本国と討議する際、天皇の問題を除いたら、GHQと日本政府と余り反対がなくスムーズにいったのだと私は思います。
そうした目で国連憲章と日本国憲法照らし合わせてみると天皇の問題を除けば殆どが国連憲章や国連で採決された世界人権宣言にそっくりなのです。




ただ国連憲章や世界人権宣言は王制や独裁政権がある事を見越し、又各国の思惑を考え、各国のトップの利害関係に配慮し、魑魅魍魎の政治の世界では内政干渉をしないことで決着をしたようです。しかし
その約20年後世界人権宣言は精神論だけではなく法的に規制できる規制条約も1966年12月16日に国際連合総会で経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約(社会権規約、A規約)と市民的及び政治的権利に関する国際規約(自由権規約、B規約)、という国際規約で各国の規制条約になりました。




そしてお金を出した株主が一番権力を持つという民主主義とは程遠いただただお金が一番という資本主義と、個人の多様な能力は認めず、学歴等学力だけの頭脳明晰で優秀な共産党人員だけが人民を均一に働かせ、学力を得たくても家庭に事情や貧困や地域格差の為、学業に付けない学力のない人民等国民を共産党一党支配で行政をするという共産主義・社会主義等のせめぎ合いが今も続き、世界の行政が同一な方向に第二次大戦後一度も向かったことがありません。
自由民主主義と言っているが金融や投資中心の資金を持った者が勝という資本主義の中途半端な国家を民主主義と名乗る国家群と、自分たちが最も優秀な人間と勘違いした、危険な独裁国家ヒットラー二世という中国やロシアの様な人間的な能力が欠け落ちている一人の人間が、独裁的に国を支配するという国々がいがみ合い、今のように国連が機能不全に陥ったのだと思います
またアメリカではある放送局の司会アナウンサーが軍事トップ幹部を攻め立てていた、「何故アフガニスタンやイラクから兵を撤退したのか」という質問をし、軍を撤退した為、アフガニスタンやイラクという国がおかしくなったと追求しているのです。
全く本末転倒なマスコミだと思いました。それはアメリカ一国がすべきものなのかという問題です。それは全世界で考えるべき事ではないのでしょうか?国連加盟国全体で考えるべき問題だと私は思います。
マスコミのその質問をしている人が、どうしても戦争したいのであれば自分で戦争に真っ先にいくべきであり、それをせずに撤退した軍を攻めるのは国連憲章の民主主義の趣旨からして間違っていると私は思うのですが?
コメント
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