不良おやじの小言

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トップセールスマンの話

2018年10月22日 | 日記・エッセイ・コラム
私は職業の中でも一番厳しいと言われる、顧客にとって一生に一度の買物である住宅建設とその販売という仕事に長い間携わってきました。営業マンとしての経験はゼロです。主に提携している住宅販売会社や生産工場等の分譲開発業務・生産管理・総務・経理という部門でした。この業界の営業は、40年位前は千に三つと言って、千の情報があったら三件ぐらい契約が出来ればよいというものでした。
人の採用で学校に行けば、ノルマ制で売れれば報奨金が大きく入るが、売れなければ紙屑のように人を捨てると言って、自動車の営業と同じように、いやむしろそれ以下でけんもほろろに書類だけ置いて行ってと言われたものです。
そんな中で報奨金が多く入るというトップセールスという、大半の人に(中には他の販売員の顧客を奪い取るという問題はありましたが)共通する要素がある事に気付かされました。それは「トップセールスは徹底して、顧客の利益を考える」ということです。それも徹底しています、家族や相続の問題、税金の問題、資産運用の問題等、多岐の家族の運営に関する問題で顧客の最善の利益を考えるのです。上司がどうだとか、組織がどうだとか、会社がどうだとか関係ないのです。自分が利益を得るためには会社や組織より、お客の最善の利益の事を考えた方が、契約に結び付くという事を体で覚えているのだと思います。そしてどんな顧客でもいつか契約に結び付くかもしれないと思っていますから捨てずに管理しているのです。
こういうトップセールスは会社や組織も多少我儘な販売員でも、業績を上げていればなかなか手放すことは出来ないと思います。だからトップセールスは他社からの引き抜きも多くあるのだと思います。しかしトップセールスもノルマに追われればストレスもたまって行きます。
いずれにしろ大手企業では情報網整備等で厳しい競争は昔に比べ、多少薄められたものの、今も変わらず現場の住宅販売営業は自動車営業に次いで人が定着しないで1年で総入れ替えという状態が続いているようです。
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