不良おやじの小言

思いのまま、自分で考え 人の生きる人生を認めた上で 

自由に、のびのびと、たった一度の人生

不良おやじのフリーター人生(2)

2008年07月26日 | 日記・エッセイ・コラム
不良おやじのフリーター人生(2) 


9、次に新卒社員{ディーラーの営業マンが集まらず、
(全国に2年の期間等で出向料を取ったかどうかは分からないが?実際 平均は8年位か?)
出向させた人員が戻ってくる}、が年頃になり、その処遇も考えたのでしょう?

Mホーム直営店(多機能事業部)を作ることになりました。販売の強化の名目で、
東京都内に直営店(アンテナショップ)を何箇所か作ることになりました。
営業推進部が主体でK役員が頭で行うということでした。又余り検討してないで思いつきであろうと思いました。
理由としては、Mホーム本社は部材販売と、研究開発、広報活動等が中心で、
実際の顧客に対する販売等グループの販売会社が行うのであり、本社は理論だけで、
販売建築現場は素人に近いと思いましたので。 

Mホームグループの販売会社の部分を直営にして行おうと言うのですが、
設立の内容を聞くと肝心なところに全然触れていないのです。

(1)①建設業許可取得と宅建業取得と一級建築士事務所登録と、それぞれの資格者の配置問題。

②会社の形式が独立採算制をとるのか、本支店体制をとるのかによる、
 責任者分担・決算処理・人事関係の問題、それに付帯しての、顧客との契約方式、施工方式等の問題。

③会社登記関係で、店舗責任者は登記するのか、各店独立して登記するのか、
 本支店として登記するのか(これが一番最初の免許関係の入り口かもしれない)の問題。

(2) 意見は一応言ったのですが、消極的?にとられたようで、
  以上の事が見事に解決されないまま各店が、出来上がってしまいました。

(3) Mホーム社員ということで社員が採用され、
  私も業務として店に配属されましたが新入社員に会社内容を聞かれても
  恥ずかしくて説明の仕様がないのです。
  口を濁していました。もともとの言語障害がさらにひどくなったようなよう気がしました。

(4)そのうち営業社員が営業契約を取ってきました。
  店長は店の名前で契約すると当然のことながら、意気込んでいました。
  しかし状況から、私は本社に伺いを立てたほうがよいといいました。
  なぜなら、契約主体としては建設業も宅建業の免許も、
  都庁(建設大臣免許も都庁経由)に届け出ておらず契約のしようがないのです。
  店長に本社に聞いてほしい旨伝えました。非協力的で消極的と思われたようでした。

(5)案の定、とりあえず本社の契約扱いで店舗の名前はその下につける契約
 (Mホーム㈱、MG店、店長何何)となりました。店舗では建設業を店として行える体制
 (建設業、宅建業、建築士事務所の看板が店に掲げられない)がないのですから仕方ありません。
  退社するまで3年ほどいましたが店舗の前記問題は最後まで改善されませんでした。

(6)本部はあわてて、M販売建設(株)を設立し社員を移籍させました、
  その会社も今は判りませんが、
  建設業、宅建業、建築士事務所の看板が店に掲げられない会社でありました。

(7)その後、Mホームの直営店に勤めた人に、別の会社で出会ましたが、
 「自分が大きなアパートをとって契約しようとしたら、
  本社契約ということで、憤慨した。」といっていたので、
  まだ改善されていないのかとびっくりしました。
  なんとも上記の理由をいえないので口を濁したままでした。

(8)都庁も大手がやっていると、甘いのか私の在籍中の3年ほどは一度も店舗調査はありませんでした。
  中小企業が無免許経営を行ったら、即座に営業停止です。
  私もお人よしですから、企業の秘密とかで、
  自主的に組織に沈黙しシロウトの仲間入りで、かなしいかぎりでした。

無免許店舗が出来上がってしまったことによって、商法上の下記問題が発生しました。

イ)顧客との売買契約書の際、当社側の契約責任者名とその捺印の問題、
  商法上の責任者は店長なのか、
  代表取締役なのかそれは登記されているのかがはっきりしていない(商売の基本中の基本)。

ロ)施工業者との契約の際、当社側の契約責任者名とその捺印の問題、
  商法上の責任者は店長なのか、代表取締役なのかがはっきりしていない。

ハ)顧客とのアフターサービス契約の際、当社側の契約責任者名とその捺印の問題、
  商法上の責任者は店長なのか、代表取締役なのかそれは登記されているのかがはっきりしていない。

ニ)顧客とのローン契約と窓口担当、捺印の問題、店長権限の問題
  (ローン契約主体)がはっきりしていない(これはむしろ銀行と会社の提携問題です、
  会社が登記されて責任者が明確でなかったら、提携ローン等無理なのですが?)。

ホ)銀行と融資の問題、捺印の問題、店長権限の問題(融資契約主体)。がはっきりしていない。

へ)お客の建築代金の入金方法、捺印の問題、店長権限の問題
  (お客様の振込先名義人の主体)がはっきりしていない。

ト)確認申請の届出の建築業者名義はどの会社かが、はっきりしていない。

チ)その他役所に届けでる名義人名はどの会社かが、はっきりしていない。

リ)会社案内、パンフレット他の表示会社名がはっきりしていない。

ヌ)店舗を独立採算にするのか、本支店勘定にするのか、
  直営店なのか本支店管理の会社なのかがはっきりしていない。

オ)その他

以上のような事をいちいち、聞く状態で、どう前向きに
(精神論のみで具体的実行がない—この会社のいつもの事ではあるが。)
業務処理が出来るのでしょうか、そして退社するまで、免許関係は改善されないままでした。

会社設立後、新規採用社員の身分はMホーム社員なのか、
社会保険、雇用、健康保険の会社はMホーム直営の扱いか?になりました。
営業推進部はあわててMホーム販売建設株式会社を設立し社員を移籍させ、
「そこの社員であるが、身分は直営店であるMホームの社員である。」
などと訳の分からぬことを、私たちが新規採用の社員に伝え、
同意書を取れとのことである。まったく何を考えているのだろうと思いつつ、
サラリーマン、はい承知しましたでした。まもなく、公共部門に移るよう打診がありましたが、
公共部門で泣いているディラーをたくさん見ていました
(神戸、東北等採算が合わず部材の引き取りは大量にするので、すぐ会社が傾くのです。

◎開発プロジェクト追加
滋賀県大津タウンハウス(与論リゾート・伊豆高原生きがい村は不良おやじのフリーター人生(1))

   1、滋賀県大津市の琵琶湖そばの建設省のタウンハウス計画用地を国と共同開発のため、Mホームが取得した。
   2、開発進入用地(道路予定地)を約一坪位地元やくざのT土建が取得し
     そこにブルトーザーを置き開発が頓挫した。
   3、たびたびT土建は上京し、私どものところへ来てお金を要求してきた。
     その都度お金はないと京都へ追い返した。
   4、結局、直接社長のところまで行き、社長は京慈Mの社長に相談し、最終的に京慈Mが買い取り、
     地元で解決するということになった。5、この時の売買には私は携わっていないが、
     M社のことであるから、また数十億の利益を加算し販売したことは容易に想像できる。
   6、数年後に京慈Mは資金的に行き詰った。
   7、今は京慈やタウンハウスはどうなったのでしょう?
     
     新百合ヶ丘、等まともな分譲は出来ない会社で、
     もうこれ以上いやな思いはしたくない思いがありました。)ので渋り、
     販売会社に行かせて下さいといいながら退社になってしまいました。

10、退社後 Sというコンビニの経営を申し込みました。Mホーム会社でディラー制度を見ており、
  営業マンの話は殆ど信じていませんでした。ただコンビニの制度はどのようなものかということもあり、
  経営することにしました。基本契約書等矢のように催促されましたが、絶対に渡しませんでした。
  そして終夜営業で在庫管理に追われる毎日で会社の内容がどうなっているか分からず、
  損益計算や貸借対照表を本社に要求しても、在庫表と30万の資金を送ってくるだけでした。
  あ、これはディーラー制度と同じで、押し込みが始まるなと思いました。
  若い担当者がかってに注文したり、クリスマスケーキを必要以上に店頭に並べたり、
  ということが続きました。再度コンビニの損益はどうなっているのか担当者に聞きましたが、
  返事はありません。それでこのまま行くと在庫とロス代を被せられ、借金になると判断し、
  1年余りでやめることにし、清算書を要求しました。そしたら案の定かなりの額の請求になっていました。
  契約書を渡していませんので、営業マンの経営計画を見せこれは詐欺かと問いただしました。
  そして補填させ、私の投資分だけは損をしました。
  そしてその年の生きがい村のゴルフ会に行き「私もコンビニに、だまされましたよ?」って報告しました。
  それから、コンビニの残務整理と、宅急便や全日空ホテルの厨房、郵便配達等アルバイトをして過ごしました。
  大人のニートですね?そしてそのコンビニは今ラーメン屋になっています。

11、次にJ物産 経理業務で採用されました。
   自社ビルテナント管理及び原宿駅前のヒューゴボスの洋品店等を経営していました。
   韓国系?父の息子が(当時40前後くらいか?)社長で、自社ビルのテナント管理では、
   共益費に自分のところの電気、水道代等も含めて請求しているようでした。どこでもそうなんだろうね?

12、次にISJという会社に 経理業務で採用されました。自社ビルのテナント管理、
   四谷駅前レストラン経営を行っている社長で大学の先輩、二代目のボンボンでした。
   社員によれば現社長の父健在のころは「何も専務」というあだ名だったそうです。
   兄貴は、東大出身の橋本総理秘書官です。兄貴が軽井沢に別荘を建てるというので、
   建築に作業員として赴き、そこで別荘の建設が終了して、経理業務なしに退社しました。
   借金はたくさんあったようです。

13、FJ会社(不動産業)の 宅建主任者で採用されましたが、重要事項説明しないまま退社?
   Kビルディングでその時の上司が、宅建主任者として応募してきました。私は採用OKでしたが、
   結局本人は入社しませんでした。

14、AI会社(運送業) 経理業務で採用になりました。上司が女性で社長は表にでてこず、
   影から私の動向をみながら、上司を通じて指示していました。

15、JS企画(不動産業――住専問題融資先の代表みたいな会社)開発要員として採用、
   目黒にある、一部底地が借地権分譲であるマンションの開発申請手続き業務を
   社長の指示に従い行いましたが、一部上場のT建設とのやりとりなどでもめると、
   社長が「私のほうが詳しいのだから、ですぎたことをするな!」といわれました。
   所詮下請けの悲哀、そのT建設その後まもなく倒産しました。開発申請が終わり退社し、
   しばらくして、そこの営業マンに偶然会い彼から、その後、
   目黒のマンションを売っておいしい思いをしたそうです。
   しかし底地借地部分は檀家(宗教団体)の持ち物で処理はうまくいったのでしょうか?
   その他の開発中途物件あり。

16、次にUIコーポという会社に経理で採用になりました。私が入社したときは、
   Y社長の話では、「前の経理責任者Tさんがガンでなくなり、Hさんと女史Kさんでやっているが、
   Hさんが無能な経営者と私を罵倒するようなことを飲み屋で言いまわっている。
   私本人は兄貴から経営を引き継いだが、税金や借金の催促で雲隠れしなければならない。
   どこか隠れ家に移るから、後はよろしく」と言うような話でありました。私もサリーマンですので、
   社長にどういう事情か話しを詳しく聞くとともに、
   専務や常務から大まかな事情を聞き、尚且つ帳簿を調べて見ました。
その結果
1) 過去北海道、千葉等で、高速ができるから将来値上がりする等をうたい文句
  (宅建業法では違反=将来が確実の時は違反ではない)に原野商法等をやっていた会社で、
   社員の源泉税、社会保険料、雇用保険、法人税等税金関係をほとんど収めていず、
   尚且つ、ノンバンク等の借金および北海道で行政指導があり
   顧客に資金の返済を決定されたがその資金を返済していないグループ会社でした(総額14億くらいか?)。
   そのうえ、社員の社会保険が厚生年金・健康保険はU・Iコーポ、
   雇用保険はSハウジングと変則的なグループ会社となっていました。

2) 「社長としては、税金は負けてくれるのなら納めるが、基本的に収めたくない。 
   借金は相手に対しガス抜きで1万円位毎月返済する。」と言っていました。

3) これは推定ですが、Hさんは債権回収のため金融機関から送り込まれた人間と解釈しました?
   社長の金庫に証書も何もないと言う発言からもそう思いました。
  (実際社長に金庫を見せてもらいましたが証書らしきものは何もありませんでした。)そこで、
   社長に下記のことを提案しました、

A) 社長の責任で過去のことを清算できますか?

B) 今後は税金、社会保険料、労災、雇用保険等従業員の預り金は払えますか?

C) 別会社の社長になれないと思いますがよろしいですか?

多分A)のことは金額からみて到底、無理だとは思いましたが、私も給料をもらうサラリーマンの立場です、
社長がOKというので、下記のことを相談しました。

1) 今のグループでは経営者・役員・従業員にとって、社会的責任を持つ会社として成り立ちません。

2) 新会社を作り、社長は資本を出す形で信頼の置ける社長を据えてくれるようお願いします。

3) そして、今後は税金関係は不満でも払うようにお願いします。
   ということで、別会社Kビルディングという会社を設立し、社員を移籍させて会社が新たに出発しました。

そしてまもなく本社を新宿の中心に移転しました。
「給料はいくら欲しい、いい値を言え」と社長にいわれましたが、やせ我慢して「普通でいいですよ」?
まもなく業績は好転し、数億の資金がたまりました。
引き換えに私の首は(社長としては金を自由にしたい)だんだん寒くなっていきました。
1)の部分は社長が個人的に清算できるはずもなく、Kビルディングから、
  多大のお金を持ち出す結果につながっていきました。それがHさんの所属する金融機関の債権回収か、
  社長の個人的蓄財かは私が知る由もありません。証書も何も見てないのですから。
  会計原則上から言えばよその会社の債務を肩代わりすることは、
  背任横領罪そのものですが警察など知る由もありません。
  そして尚且つ原野商法はその後もM常務以下あいかわらず業法違反を重ねていきました。

※社員の個人的借入
会社が経営難で未払い給料がありました、そこでS信金からI専務の保証で社長・常務以下数名のため、
融資を実行してもらったようです。そのお金は各個人
(給料の支払と解釈しているのか?)は返済しておらず、
専務の話によると、一人だけ毎月1万円ずつ返しているようでした。
未払給料の清算については帳簿上私が入社した後、社長の指示に従い清算してゆきました。
一部退社した人間は清算していないようです。
従って現在の当時の社員で残っている社員はS信金に対しては
返済なくてはいけないのですが(給料の二重取りになります)?

社長指示でU・I会社で、退職した役員の2千万円計上しました。
U・I会社の元役員であるJハウジングの経営者を呼び口座を作らせ、
その役員に多少の礼(30万)をし、資金を振り込みました。社長はその通帳を確保し、
現金を引き出し、社長の借金返済だか、長崎の実家だか、何処かへ?送金させたようです。
そのお金もKビルディングから出ています。

まして別法人のU・I会社の退職金を払っているのですから完全な背任横領です。
またU・I時代に関連会社のSハウジングは仙台で分譲開発し、
販売の段階になり造成工事が遅れ、販売の遅れた原因は造成業者とし、
造成料をSハウジングは支払いませんでした。
造成業者は怒り裁判と仮差し押さえの登記をしました。
そしていまだに解決がつかず不良物件となってしまいました。

この開発のため、1億円借りたそうです。その借りたところが悪く、
名古屋の高齢者を食い物にする(女性が高齢者に添い寝して、アクセサリーを高額な値段で売る。)
悪質なやくざだそうです。そのお金はもうすでに3倍以上返済し終わっているはずなのに、
いまだに月数百万支払しているそうです。もちろんKビルディングからの支払で背任横領になるとおもいますが?

那須の、りんどう湖付近の開発許可済みで塩漬け物件(景気の関係で、
建設を保留している物件)を購入し分譲することになったようです。
しかし、この分譲地を開発の取り下げをせずに尚且つ、
今の開発にかからないようにかってに開発図面の設計を分割し、
小出しに売り出しました。しかも、許可済みの公園用地や給水設備用地、
川に接する傾斜地の緑地まで売ってしまいました。

もし市長村の担当がちゃんと機能していれば、その土地に家を建てたいと行けば、
行政指導があり、まず許可済みを取り下げてからにしてくださいと確認はおろさないと思います。
もっとも現金で在来業者に建てさせればべつですが?
そして首都機能移転するという謳い文句で進入道路以外全部売ってしまいました。
ライフライン等どうするのでしょう?この造成業者はD土木という造成?業者でしたか?

Kビルデイングを57歳退社後さすがに正規社員の職はなく失業保険、
仕事をはじめた息子の手伝い、と介護で過ごしました。

「よくも、まーあきれた人ねー、そんなわがまま勝手に、生きれて!」と両親や家族から、
言われても仕方ないか?両親の死後また、60歳頃から色々アルバイトを始めています。
自分では正しい行動をしているつもりでも常識人からすれば異常な行動と思われても仕方がないとおもいます。
会社に入ってから中小企業、下請けの悲惨な現状を見て、経営者の人たちの行動をみたら、
自分で独立などあまり考えたことはありませんでした。
資格で生きる道は何度か考えましたが、金のないものは所詮スポンサーがいないと成り立ちません。

すべてとはいいませんが今まで20名以上の経営者と付き合ってきましたが、
大多数の企業社長とは、儲かれば豪邸を建て、女を囲い、損すれば借金、個人保証等で破産し夜逃げ、
天国と地獄の一発バクチ打ちみたいな人が多いようです。
金銭欲、権力欲、物欲、色欲、の欲の塊、ミニ、金正日みたいな人が多く、
自己中心的にカメレオンのように色を変化させるひとが多いのです。
また人事も自分の好き嫌いで、エレベーターのように、昇格・降格とやりたい放題の人が多く、
経営者の無知識・無理解により最低限の就業規則すらない中小企業が多いようなのです。

例を挙げれば、建築営業のノルマ制の話ですが、
建設、特に戸建ての営業は千に三つ(広告等で千件の反響があれば、
そのうち三件しか契約できない)といって、他社との熾烈な競争を繰り広げます。
そのためもう少し人事的に配慮をトップがするかといえば逆です、
壁に個人別にグラフを書き、赤い傍線グラフで競争させます。

そこで3ヶ月契約がなく、赤い線が付かないと、その営業マンは誰も発言してはいないのですが、
自分がただ飯を食っている雰囲気に耐え切れずやめていくのです。
リクルートのE社長、グッドウイルのO社長等もこの手法です。
従って営業マンの退職率は高く、1年もすると、営業管理職を除いたら総入れ替えのような状況になります。

自動車営業も同じような傾向のようです。
また管理職でも自分の管理部署の成績が悪いと、役員からハッパをかけられ、
またそれを聞いているトップが「お!一生懸命やっているな」という
変な演技関係(精神論)が見受けられます。それを何故か体育会系といっているようです?
ということで、ちゃんと社会保険を行っている会社の、社会保険担当は、
しょっちゅう社会保険事務所と雇用保険事務所に通わなければなりません。
そこに事務机をおいてほしいくらいです。

社会保険制度とは、被保険者と扶養される家族が病気・けが・死亡等のとき、
保険給付を受ける健康保険制度と、老後の年金等を受ける厚生年金制度から成り立っています。

※社会保険は常時従業員を使用している株式会社、
有限会社、宗教法人、学校法人、社団法人などすべての法人は、事業の種類に関係なく、
常時使用している社員が1人でもあれば適用事業所として
社会保険に加入(強制加入)しなければなりません(一般の事業所は5人以上です)、
これすら理解できないトップグループがいます?私が赤といわれても一向に構いませんが、
これは法治国家の常識の範疇ではないでしょうか。
住宅や不動産営業の場合の夜がおそいの問題ですが、顧客が個人のお客が中心になりますので、
お客の仕事が終わった後の打合せが多くなりますので7時8時は当たり前になります。
そのため総務経理などは、報奨金もないのに、付き合わされて遅くなるケースが多くなります。

※ちなみに現在の労働基準法では週40時間一日8時間の労働と決められています。
また、営業の場合、『事業場外労働のみなし労働時間制』が適用されていると思われます。
事業場外労働とは、1日の大半を社外で働いているため、
使用者が実際の労働時間を正確に把握できない業務のことです。

例えば、営業職や新聞・雑誌等の取材業務、出張等が該当します。
みなし労働時間制とは、1日の労働時間を例えば8時間と決めておけば、
実際に何時間働いても、8時間働いたものとして扱われるという制度です。
ただし、事業場外で働いていても、

① 何人かのグループで働いていて、その中に時間管理をする人がいる場合。
② 無線・携帯電話などで、使用者による指示を受けながら働いている場合。
③ 事業場で、訪問先や帰社時刻の指示を受けたあと、
事業場外で指示通り働き、その後に事業場に戻る場合。

の3つについては、みなし労働時間制は適用されず、実労働時間どおり取り扱われます。
しかし、就業規則を作成していないところは論外になってしまいます。
また会社が就業規則に違反した場合は、刑事と民事両方の責任が問われます。
建築営業や自動車営業は高校や大学の就職部門から敬遠されます、
営業における人材の軽視と退職率が多いことは、
希望を持って就職した人間から学校に少なからず報告が行き、現状のよう状態になっていると思います。
特に地方では学校訪問すると、書類だけ置いていってくれとけんもほろろに追い返された経験が何度かあります。

また、就業規則というのは労働者と使用者が一方に偏ることなく、
お互いに守らなければならない取り決めのようなものです。
しかし使用者と雇用という力関係から、私の方針に逆らうならそんな人材いらないよということが多々あります、
その時、口頭で罰則規定を強化しようとし、他の法律を無視する傾向があります。例えば就業規則もないのに、
あいつは会社の言うことを聞かなかったから、給料は基本給だけでやめてもらえ、
とか給料は支払わないとか、就業規則があっても問題になるようなことを言う経営者が少なからずいます。
これは無知というか、本人が犯罪者でないかぎり、
労働基準監督署に本人から訴えがあれば支払いなさいといわれ会社が敗退することは明らかで通用しません。

結局そのような経営者の基では、営業マンは報奨金目当ての営業で、
会社は利潤追求で、社会的使命はヒューザーのようにありませんし、それにあわせた総務経理となります。 
従ってまともな総務経理はできないことになります。私の場合中小企業の経営者が多かったので、
大企業の社長は違うという人がいるかもしれませんが、
所詮人間、形を変えても中味は同じ、法の網を潜るという意味では大企業の方が悪質かもしれません。

私も新入社員当初はシュバイツアー等尊敬できる人間がいたような気がします。
しかし現在、所詮人間関係も含め利害関係で動いている今の世の中で、
尊敬できる人が皆無になってしまいました。
金の力を誇示する政治家や経営者等は軽蔑するようになってしまいました。
私が厭世的なのかも知れませんが。
そして、その近くの役員も社長の言われたことに従う人間ということになるので、
大多数が経営者と同質の人間を装うこととなります。金、金、金であるのです。
ま、人間の教育以前の本能の原点ではありますが。

この人たちの金銭的成功者たちと、金銭の実権を握る金融機関等が社員その他業者等をまとめ、
政治家に献金をし、国会に政治家送り込み自分に都合のいい法律を作らせるというのが今の世の中のようです。
その政治家が学歴社会により教育された従順な役人を使い行政を行う。よくみると、
その中に入れない、社員、国民は部外者なのです。これで民主主義といえるでしょうか?

夜昼なく、働く名ばかり管理職、24時間営業の名ばかり経営者も部外者のようです。
そしてその仕組みが日本では800兆円もの借金を作ってしまったのです。
それで政治家の皆さん、政治ができるわけがありませんよね、予算もないのに、
で増税という話になる。この場合どうしたらいいでしょう、
負け組み勝ち組とか訳の分からないことを言っているマスコミも金銭的成功者でしょうから、
上記、不正手段で蓄財した政治家、金融の権力保持関係者、金銭的成功者、マスコミ権力関係者、
ぼろ儲けの金融やくざ、で国の借金を返してあげたらどうでしょうか?
無理か?それに国家は肝臓売れとか、借りたものは返せとか言う人がいないから、自殺しないですむしね?
 借金漬けのまじめな工場主や中小経営者は自殺するのにね?
江戸時代の士農工商は生きてますよね?悪徳老中、

悪徳商人は誰でしょう、まさか悪徳総理ではないでしょうね?
それにしても大石内蔵助ってすごい人だね、天下のご正道を正すという名目の討ち入りであればね?
私自身の問題か?世の中の問題か?世間的に他人のせいにしてはダメという理論からいえば、
自分勝手に生きてきた、私自身の問題でしょうが?名もなく、貧しく、美しく生きた??!?

私も完全に心の壊れた人間かもしれませんね?私のDNAは破壊され、再構築不能になったようです。
再構築のため今度は「宇宙の果てはどうなっているの、壁はあるの、
あったら壁の向こうは?」「神って本当にいるの、
いるなら何故戦争を止められないの?」について考えて見たいと思います。
もっと壊れるかも知れませんが
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不良おやじのフリーター人生(1)

2008年07月26日 | 日記・エッセイ・コラム
不良おやじのフリーター人生(1)

幼少のお坊ちゃんの時代から大学卒業まで、親戚の叔父に漫ピロ(漫画ばかり読んでいる博と言う意味)、
テレヒ ロ(テレビばかり見ている博という意味ヒロは名前の略)勉強をしない子は卒業後、

1、親の紹介で、鉄鋼商社に入りました。 鉄鋼営業部第一営業部といういかにも硬そうな、ところに配属されました。
最初に歩道橋の受注を昔の積算資料で見積もり受注し、
工場長からこれでは採算われで生産できないと言われ、最初の失敗をしました。
新入社員にそんな大事な見積もりをさせるな(それって逆恨みだよ)?

その後Y製鉄とF製鉄が合併した、SN製鉄の鉄鋼部加工製品課に出向、毎日接待麻雀と赤坂通い、
これでいいのかなーんて思ったりしたが、しっかりご馳走になりました。そのうち出向元会社から、
夜の銀座から請求が行きお前ら飲みすぎと叱られるのであります。

しかし余り飲みに行った覚えはないのに、
あ、そう言えばSN製鉄の先輩営業マン2人から二度ほど奢るから銀座に飲みに連れていってやると
高級クラブにいった覚えがありました。その先輩二人が奢りではなく、
下請け商社である私の出向元会社に請求を回したのでありあます。
よくやるよね、おちおち誘いに乗れない、最初のしなくてもいい、人生勉強ね。

そして出向解除となり、会社に戻り、経理部経理課勤務となりました。
そして福岡に自宅がある初代T社長の東京の鷹番マンションに毎日のように呼ばれ、
夜は麻雀の日々、朝はその鷹番マンションから、会社に出勤すると、
子供を連れた女の人が社長に会いたいときており喫茶店でお相手をし、
社長は不在ですから伝えておきます?これも仕事?

そのうち新四ツ木橋右岸橋脚工事人身死亡事故で主力商品
(橋脚工事の際水をせき止めるシートパイルを鋼鉄の丸い輪でつなぎ留め、中を空洞にできる当時画期的な方法
――これがボルト関係の不具合でつぶれてしまって作業員8名が生き埋めになった)が売れなくなり、
資金繰りが苦しくなり、商社のTより副社長が送りこまれ、社長は退任し、弟の専務が社長となり、
人員整理が行われ、私も経理なのでその業務に携わり、自分も整理して退社しました。
社長は面倒見よかったけど、女ぐせが悪くてね?

2、次に入社したところは、木材屋のボンボン息子のワンマン技術屋社長と、
銀行出身の余り経営に口出ししないT副社長と、社長の幼馴染のY専務
(飛行機事故で死亡—当初の販売方法が間違っていたことを認識していた。)がいるMホームというところでした。

面接の際はよく覚えていませんが、加山雄三(大学成績で可が山ほどあり、優が三つしかない)でも問題ないよ、
やる気さえあればとかなんとか言われたと思います。社員の給料は日本一にしたいとか言っていました。
この社長はマスコミ扱いと、話題づくりがうまく、
またとてもそういうことが好きで、まだ仕事の中味が定まらない前に、マスコミにリークしてしまうのです。
そのためマスコミに発表したい以上、仕事を進めないわけには行かず、
失敗するかもしれない仕事に社員は皆右往左往するのです。
100万円住宅、ヘリコプターで運ぶコア、セラミック、リゾート、生きがい村、M&A等
数え切れない話題をマスコミに提供しました。後発の二番手では仕方のない戦略かも知れませんが。

生産部出荷管理課に配属になり、昭和48年頃から、全国各支店から出荷が間に合わない為業績が落ちたと、
それは生産部のせいだと他人のせいする支店長が、続出しました。

そのため、生産本部長は長期休養に入り、
毎日のように、生産部が集められ社長・専務から精神論と説教をされていました、
そのため生産部の人間は所属に関係なく、生産性アップのため全国の各工場をまわりました。
それでも支店の追及はやまず、東京支店の追及は最も厳しく、社長に直訴され、
私たち出荷管理課の人間は全国各支店に散ることになりました。
この時翌日みんなで無断欠勤をしたのを覚えています。

この時の営業のいい加減さが後に大量銀行出向社員による占領政策に結果的に繋がっていきました。
もっとも、私もとんとん拍子で出世し、1年半ぐらいで、残業のつかない管理職待遇(名ばかり管理職)になり、
給料も上がりましたが、その後販売会社への出向等退職するまで、その待遇でした(要注意人物でしたかね?)。
生産の仕組み作りはライン整理から始まりました。簡単に次のようなことを手伝うのです。

① トラックの原材料受入場所の整備をします。
② 品質受入検査{含水率20%以下、節、割れ、曲がり、強度、腐れ等の検査、
  しかし大量生産になると、一本一本のチェックは難しく(材木を知っている人を大量に雇えば別ですが)
  どうしてもランダムに抜き取り検査になります。そして基準以下は返品します。}場所とマニアル作りをします。
③ そして屋根があるか、シート養生で桟積み保管(木に呼吸させる)方法を改善します。
④ そして加工前に、再度機械乾燥し、品質をチェックし、加工に向かいます。
 (しかし、独立した工場ですので、工場経営者によってばらつきが船場吉兆のようにどうしてもでてきます。)
⑤ そしてパネル作りの為の材料の削りや、寸法切断を行います。
  又屋根の切妻のところ等に使う特殊パネルは手作業で作りますので場所の確保、整備を行います。
⑥ 機械によるパネル生産工程(休憩等労働改善を図ります。
 (手作業を少なくし、機械化のため、機械業者と提携し、手作業を少なくする努力をします。)
⑦ 完成品置き場(原則的に長置きしない)を確保します、。
⑧ 最終検査場所の確保とマニュアルを整備します。
⑨ 検品・数量確認→出荷する場所を整備します。

これらのことを工場に徹底させ、生産部の人間総出で各工場を手伝いながら、生産を上げる努力をしました。
又、社長たちの指示で、生産強化のため、富山の昭和電工、九州の日本油脂、北海道の三井東圧等と提携し、
大規模な生産強化を計りました。これにより生産能力は大幅にアップしました。
それでも上記の営業の追及が厳しく、私たち出荷管理課の人間は全国各支店に赴きました。

ところが現地に赴き各販売店と打合せし、日付を割り当て調整していると、
各販売店が部材を引き取れないというのです。変だと思い確認してみると、当時経営手法として、

トップ経営陣は本部生産部門と本部営業部門を競争させ、
それにより刺激を与え業績の上がった者を評価するという、
もっとも単純で明快な方法をとり会社の業績を向上させようとしていました。

そのため本部の営業では、最終ユーザーである顧客より、
いかに販売店に多く売るかということに血眼になっていました。
その結果最終ユーザーの受注残でなく、各支店が販売店の希望+営業員の数値目標を本部へ上げてしまったのです。

そして成績は上がっているのに生産が間に合わないから達成できないと生産部を責めたてたのです
(通常の年が生産過剰気味でハッパをかけられるのが営業だったのかも知れません)。

子供みたいな話ですが、受注残をきちっと把握すれば、
至急の新規部分があったとしても、充分に調整できたと思います。

しかしそれに対応するため、工場の強化や、新規工場の増設などかなりの投資を行いました。
そして、もともとそれほど多くの受注残を抱えていた訳ではありませんから、すぐに生産過剰となり、
工場在庫過剰、投資の回収見込みが立たず、銀行の応援を仰がざるを得なくなり、
大量の銀行出向社員が全社、各部署、および販売会社、生産工場を占領しました。

3、また次には工場の欠品問題の解消のために、
大手S運輸とK・コーラと提携し空き倉庫に部材センターという、部品の流通センターを造りました。
そして暫くして、この提携先が両者ともセンターをやめたいといってきました。

清算のため、その名古屋と、東村山の倉庫に赴きましたが、これがまたびっくりしました、
出荷頻度の低い部材でいっぱいなのです。

前にもお話ししました、営業本部の架空数字により生産計画を生産部が作ります。
原料調達係は業者とその数字に基づき、大量注文をして、コストを下げる努力をします。
しかし既存の生産工場は長年の勘で7割ぐらいしか引き受けません。

そうすると、あ、物流センターがあるというわけで、
どんどん物流センターが不良在庫の山になってしまったようです。
これなど理屈に合わない馬鹿みたいなはなしですね。営業のいい加減さが、最後まで響くいい例です。

また、センター職員に、商品知識も教育していないのです。
その後もこのような非合理的な単純な過ちがいろいろ続きました。
競争も係数等ちゃんとした根拠に基づく、公正正当な競争なら、業績も向上するでしょうが、
ただ精神論のハッパをかけるだけの競争ではなんともマイナス効果しかないようです。
皆様の会社はそういうことはありませんよね?

次に社長室に赴任し、全国のディーラーの資金繰りが悪化しましたのでその処理に携わりました。
建設の売上は、通常契約し完工して売上げですが、Mホームの場合は建築資材の売上げが売上げです。
どうせ能力以上の引き取りをさせた結果だと判断したのですが、
案の定長野の飯田、東北の秋田などは、その典型でした。
秋田などは倉庫に建設しない部材が山積みになっていたそうです。
東京の提携先NI商事、BSタイヤ等も支払手形(部材決済の為の要因がほとんど)が
異常に膨らんでいましたから同じようなことだと思いました。

各支店長の思惑業績競争の結果です。それは後のディーラーの破綻を招きました。
(自分たちでは実際に個人一人一人にローンや、建設手続き等して業績を上げた人たちではない人たちです。)
そして銀行からの出向役員たちは整理のため、提携解消と提携先の債権放棄(支払手形等)をし、
その会社は休眠会社とし、別会社を作り社員を移籍させ経営を進める手法をとりました。
その休眠会社への債権放棄は、すべては償却できないまま、暫時償却する方針でした。

簡単にいうと損失が明らかなものを含み損失とし資産に計上したままにし、
1部上場を目指していましたので、決算を赤字にはしませんでした。
生き残るため仕方のないことだったのでしょうか?これも合法的粉飾なのでしょうか?

その後もトップ・金融関係の人は押し込み販売体質を温存し、これが後の同じことの繰り返しや、
土地ころがし等の実体のない販売へと向かっていったようです。
(販売責任者(現場の販売とは違う)にとっては楽な方法)
そして1部上場を果たしましたので、ますます資金調達は容易になりました。
それと同時に販売会社や関連会社への保証は増えていきました。グループ内バブルみたいなものです。
実体に即した仕組みに変えていたらMホームも違っていたかもしれません。

その後東北や北海道のM販売ホームが上場したといいますから、相当よくなったのかな、
思っていましたが産業再生機構送りと言うことでやっぱりと思いました。
推定ですが、土地転売等お金の運用で実体のない売上げを繰り返していたのかも知れません。
いずれにせよ建物の完工や開発完了に基づく販売等実体に即した決算であったとは考えられません。
あくまでも推定ですが。

4、そして金融機関に批判的な様子を見せる私は、
長野県飯田市の飯田Mホームを清算するために出向しました。
(部材の取りすぎと健康食品の別会社、やくざとのトラブル、M社長の叔父さん等が原因のようでした。)

そこを清算する傍ら、飯田Mホームにいる社員を私どもの協力工場である
伊那工場のK工業というK社長に引取って頂き、
K社長が了承した、Mホーム伊那の設立にたずさわりました。
K社長は地元の名士の2代目でした。私は余り信用されていないようでしたが、
K社長には借入れ等、余り無理をせず少しずつ業績を上げていった方がよい旨話しました。

本部からはお前、「社長に何か余計なことを言ったな」と、
「え、そんな会社に不利益なこといいませんよ」?しかし、気のいい髭顔のK社長は多額の資金を借入れ、
工場を拡張し、分譲販売も手がけました。私には飯田という市場がそんなに魅力ある市場には思えませんでした。
その後K社長は多額の借金を抱え、家族と夜逃げ同然に駒ヶ根を去り、行方不明になりました。

5、次に本社に戻り管理部というところで全国の販売会社を監査して回りました。
そして下関の販売代理店が提携解消を申入れてきました。私が出向することになり、
Mホーム下の関の設立に携わりました。社長は本社Y専務で後は何も決まっていません。
まず会社の顔である。建設業法・宅建業法・一級建築士事務所を取得するところから始まりました。
ところが、解消してきた業者がMホームに多大の恨みを抱いているようで、
尚且つ地元で自民党の政治・役所に顔が聞く会社でした。

なかなか建設業・宅建業の許可がもらえず、不公平だと思った私は、Y専務の了承も取らないまま、
共産党の人を使って業者登録を取得しました。
後でY専務から相談しなかった事をこっぴどく叱られ(相談したら許可したの?)
尚且つ共産党の人からは今回不公平さで同情し私も動きましたが、
Mホームさんは私たちの考えになじまない会社でしょうから今後は頼まないで下さいといわれ、
お礼を持って行ったのですが受取ってもらえませんでした。
その後地方銀行のY銀行の支店長の協力等により、成績は上がったのですが、
店長・社員との内紛、私の天下り的立場等うまくいかなくなり、山口Mホームと合併になりました。

6、次にYという経営者が販売会社提携解消を申入れた千葉Mホームというところに出向しました。
本社のT銀行からきたT副社長が社長で、同じくT銀行支店長経験のH氏という人が常務で
販売会社現地の責任者でその後の作業をしていました。
かなりの分譲を抱えており、資金的に行き詰まっていました。

そこで金融機関の手法である、過去のバランスシートを凍結し、
今後の業績を上昇するという方式でH責任者に納得してもらいました。
そして余り策は講じず単純に建設会社としての受注残管理・工程管理・損益管理を行い、
地方銀行であるT銀行のローン手続きの協力等により資金回収の早期化をはかり、
結果としてバランスシートの業績はよくなりましたが、営業本部の数量達成が思ったほどではありませんでした。
今までが粉飾ですから私は当然とおもいましたが。
しかしH常務はかなり要求されたのでしょう、倉庫に受注見込み部材を引取っていました。高いお金がいるのにね?

7、ディーラーからの出向解除で、本社勤務となり、分譲地、生きがい村の企画に携わりました。

1)社長、総合研究所の構想で、高齢化社会に向かっての、定年退職後の生きがいとして軽労働で収入が得られて、
  健康で活動的な生活が送れる生きがい村構想を日刊新聞紙上に発表しました。
2)検討をいろいろ重ね候補地として、家族とのコミュニュケーションがとれ、
  スープの冷めない距離ということで、伊豆高原と決定しました。
3)販売スタッフとして、Sハウスをやめた自衛隊出身のT、及びSが担当ということで、
  社長直属でプロジェクトが進められました。この二人は直販しか経験がなく、
  ディーラー制度をあまりよく理解していませんでしたので私の協力がないというようなことを言っていました。
  顧客直接ローンの部署等ないのにね?採用のとき説明したの?

4)生きがい村のため、土地を購入するということで
  I急会社の造成土地をかなり高い値段で購入する計画を私が担当させられました、
  私は土地保有税の問題、かなり市場より高い、土地の瑕疵担保責任が条文にない、
  瑕疵担保責任を5年を要求など、
  購入したくないということで、I急の担当販売役員とかなりもめましたが、当時のY専務が調整に入り
  (社長のその頃のM&A等で政策的指示か?)やむなく購入することになりました。
5)しばらくしての正月、A新聞、Y新聞、M新聞、N・K新聞等に紙面一面広告で、
  水耕トマト栽培による生きがい村が上記の伊豆高原にMホームが分譲すると大々的に発表しました。
6)水耕栽培については総合研究所N氏、と上記Tが主体となって業者と打ち合わせしたようです。
  担当部門の人間はあまり知らされていませんでした。私など何も知らないし、
  業者すらあったことが最後までありませんでした。
  新聞公表した為、生きがい村をやらないわけには行かず。水耕栽培生きがい村がスタートしました。

7)社長、T部長が生きがい村構想として、希望購入者に対して講演をするということで高齢化社会に向かっての、
  定年退職後の生きがいとして軽労働で収入が得られて、健康で活動的な生活が送れる生きがい村構想を
  日刊新聞紙上に再度発表し第一次分譲地購入者を募集しました。
8)大変な反響で、多数の購入希望者が殺到しました。
9)第一期の木質パネル式建物が20棟建築されました。案の定造成で伊豆火山帯特有の大きな岩がたくさん出土し、
  建築は難航し、2次造成を与儀なくされ、トラブルが頻出しました。
10)第1期は予算をとっておこないましたが、2期以降は六角形のセラッミク試行棟やセラミック連棟式試工棟、
   管理棟など、さながら建物の実験現場となりました。役所より確認等の問い合わせがありましたが、
   社長によれば全体で許可をとっているからいいのだそうです?工業化住宅認定のこと?

11)第一期の販売を開始しました。
12)水耕栽培の採算性、生産後の販売方法等はっきりしないまま、
   当時の半官半民のN放送出身のS総合研究所長の顔で、
   NHK放送特別番組『生きがい村』をMホームが伊豆高原に分譲!-と
   これまた大々的にテレビ宣伝されました。
13)購入者も水耕栽培を中心にした、N放送取材に陶酔し、
   これからの生きがい村に大変な期待をしていたようです(取材は最初だけで、
   最後までフォローしないのがテレビや新聞の報道と知らずにね?)。

14)水耕栽培をいざ始めてみると、大変重労働らしく(私は経験していないのでよく分からないのですが)
   一人の住民にやってもらうと、薬品の管理、状態のチェック等収入以前の問題が噴出しました。
   本当にちゃんと研究したの、S研究所さん?
15)購入者にも、二とおりの人間があり、老後のコミュニケーションに重きを置き、
   水耕栽培を中心に、コミュニケーションをはかりたい人と、収入を得たい人とにわかれました。
16)会社を辞めて『生きがい村』の収入に依存し、生活をかけて、購入した人が多数いました
   (表面上はやせ我慢をし、収入ではないというが本音は収入という人も多数いたようです。)
   その人たち、は完全に期待を裏切られた結果となりました。

結局水耕栽培は大手Mホームが、銀行傘下?の水耕栽培業者にだまされ、
軽労働の収入が実現しないことが判明し中止と決定しました。

17)水耕栽培をやめる為、生きがい村住人に、水耕栽培施設の撤去通告をするため、
   住民に私が知らせ(通告に近い)にいく役目になりましたので、赴いたところ、
   施設内に住民から閉じ込められ、矢のような抗議と罵声を浴びせられました。
   私でなく社長に言えばいいのにと思いましたが、住民も所詮、権力には弱く、
   その後も社長に直接抗議する人はいないようでした。
   住民から「あなたも将来は決まったね!」と言われました。
   「わかっているよ、余計なお世話!」と心の中、
   ここの住民たちは社長、新聞社、大手企業等立派な人が多く
   プライドがだまされたとは言いたくないようでした。
   営業のT、Sから重要事項の説明{不動産では重要な事項を明示
   例えば「トマト栽培の方法と生産・出荷計画」等を明示する—-
   後に私は弁護しに相談し、ここまで進んでいる以上、
   重要事項説明はしないほうがいいと言われました。}受けたの?
18)それでは生きがいを、皆で研究しましょうということになりました。
   麻雀、ゴルフ、テニス等検討しましたが、基本的な解決は無理でした。
   ゴルフのコンペは私が担当をはずれてからも平成4年まで欠かさず出席し5年ほど、
   続きましたが足が痛い等歯がかけるように少なくなっていきました。

19)M社長より何度か販売部隊が勝手な、ことをするので、よく管理しろとの話しがありました。
   自分で指示をしておきながら都合が悪くなるとすぐこれだと思った。
20)結局T,Sの営業コンビはクレームを処理しないまま、無責任に退社しました。
21)急きょ『生きがい村』販売を、普通の別荘分譲地と変更しパンフレットを作成しなおしました。
   また、『生きがい村』の資料や広告関係の部署にある一切の
   『生きがい村』資料を全社的に処分してしまいました。
   もう時効ですよね?
22)水耕栽培業者からの謝りは一度もありませんでした。
   ま、業者名すら私はしらないのですからどちらでもいいのですが。

23)その後、総務で生活をかけて「生きがい村」を購入した、一部の住民に対しお金を支払っていました。
   クレームの後、営業推進部K役員から、営業成績があがらないので、
   新百合ヶ丘のように、『生きがい村を丸ごとディーラーに販売しろと話が何度かありましたが、
   断り続けました。基本的には上記のような状態で販売された先も困ると思ったし、粉飾に近い計上だからです。

その後私が担当をはずれ、ディーラーに販売したようです。どうせメーカーとして何十億かの利益を取ったのでしょうが?
この頃、私のDNAもかなり破壊され、心の壊れた人間に成長していました。

8、次にこの「生きがい村」と平行して、3000坪の新百合丘開発分譲の手続きをしていました。
開発申請業務として毎月500万ずつ、WM会社に払い込み資金管理をしていました。
そして、開発地を、WM会社(運転資金込み)に売ることになりました。
そのとき20億ぐらいの利益をM ホームがとりました。問題を抱えた土地
(もともとはマンション用地でみどりの会等近隣の反対を受けていた)でしたので
土地の原価は5億位(実際の売買価格は立会っていないので、謄本の抵当権から推察すれば)でしたので、
正確には忘れましたが25億くらいで売買契約を締結したと思います。
(Mホームが銀行に保証し、WM会社がそのM銀行から借入する)その時の問題点は下記のごとくです。

1)開発申請には、申請者の資力及び信用に関する申告書、工事施行者の能力に関する申告書、
  設計者 の資格に関する申告書 、資金計画書等ありますので、
  資産も建設業許可関係もないWM会社に申請途中で地位承継し、土地を売ることは無理でした。
2)その旨稟議書に書き、トップの決済を仰ぎましたが、それでも売れと言うことでした。
3)そこで弁護士と相談し、所有権移転仮登記で売買し、開発申請者はMホームのまま開発申請を続行しました。

行きたくなかったのですがY専務が飛行機事故でなくなり、私も出向することになりました。
(前身のK企画という会社のT社長は証券会社出身で総務の総会対策等を手伝っていたひとです。)

T社長は全部帳簿を任せるといわれましたが、出向目的もはっきりしていませんでしたので、
帳簿の件は断り、分譲開発申請業務だけを行いました。開発申請が許可になり、
販売開始準備に入り、重要事項説明などの段階に入り、木の所有が共有(分譲地内の緑被率のため)や、
区画の変更は無理な旨等色々原案は作りましたが、
WM会社の社長が私の仕事はここまでで良いという事になりました。

その後の販売工事関係は悲惨なものでした。開発許可条件はほとんど無視、
当然工事完了届け、検査済証の取得等できるはずもありませんし、許可申請と違った造成地ができたようでした。
その上人口台地等を実験していました。東横イン(許可がおりたのと違う建物を建てる。)の上を行く分譲でした。
営業責任者は、こんなに黙っていても販売できたことは、
過去に経験がないと有頂天で値段を吊り上げ全体で最終50億以上で販売していました。5
億が50億、金は人を狂わせますね。
そしてその販売責任者O氏は日本エタニットパイプのM&Aにかかわり、
本社のHとMリゾートに行きました。Mリゾート会社の買収資金はどうしたのでしょうね?

◎与論島リゾート
KRという若者がミサワ社長に近づいてきたので彼の様子も見ろと言われていた。
彼は若者の教祖的な存在として渋谷等で小さな会社をたくさん作りイベント等で派手な行動をしていた。
また彼はドウ・イット・ユアセルフの会社(名前は忘れた)が提携し、与論島で別荘分譲をしていた。
小さな会社のKR(渋谷に占いの会社等資本金50万円の会社を数社持っていた)は、
その別荘会社(本業ドー・イット・ユアセルフの本体会社)から、
資金がどんどん出るので管理のため常務を送り込まれ資金に窮し、
尚且つ別荘計画が頓挫し、最終的に京王プラザに身を隠していた。

しかしこの別荘会社が傾き、KRは債権としてこの別荘会社の手形を持っていたので、
与論島にリゾートの建物をたくさんM社で建てたいのでと、
M社長に泣きつき別荘会社の手形を引き取ってくれと頼んだ。
社長は与論島全体の計画を飲み込むつもりで、手形を引き取り、
その後の建築はM社と提携するようKRを抱き込んだ。

しかしその別荘会社は倒産したので、手形がちゃんと決済されたかどうかは、
私は経理に所属していないのでわからない。多分全部は決済されていないと思う。
KRが最初から別荘会社と仕組んだ手形かもしれない。だましだまされという事か?
そしてその後はM・P与論リゾートとして開発、建築し、双発機まで購入し、
次に日本E・PをM&Aで買収し(資金は何処から出たのでしょう?)一部上場としてM・Rを作った。
新百合ヶ丘営業責任者のOとH氏の明大でこぼこコンビがエタニットパイプに乗り込みM・Rとした。

E・Pは北海道の歴史ある企業で排水管等パイプ専門業者だ、
パイプ屋さんがリゾート?人を食ったような何でもありのお金だけのM&A従業員も気の毒にね。
いまはMホームから切り離しM・F不動産傘下に入R・S株式会社となっているようだ。
コメント
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現代社会の歪みと私の歪み

2008年07月20日 | 日記・エッセイ・コラム
現代社会の歪みと私の歪み
   

 現代社会の歪みと私の歪み

人間関係とは不可解なものである。人間一人が生きていく以上
他の人と関わりもたずに生きていくことは不可能に近い。
使用人の仕事には、指揮系統があり、その命令・指示、に従い、
仕事の最終完成目的を達成に向かって仕事をするのである。
そして仕事を効率よく行うために、
手順、内容等、マニュアル化し仕事をしやすくする努力をする。

しかし現実にはそこには、駆け引きや、派閥、それぞれの利害関係など、
さまざまの人間関係のしがらみがついてまわる。
そのため素直には仕事はすすまない。
その為人間関係は酒による潤滑論、コミュニュケーション論、
組織論等いろいろ研究されてきた。しかし明確な答えはない。

※ある仕事に関し、命令・指示が倫理にあわずかつ
明らかな違法である場合はどう するか?

イ、波風を立てないようかかわらないよう逃げる方法を考える。
―――問題は解決せず他の犠牲者がでる。

ロ、ドンキホーテのよう敢然と不正に立ち向かう。―――討ち死に

ハ、警察に訴える。―――警察も一味かもしれないよ?

ニ、指示命令を聞かず、あるいは聞いたふりをして、自分のやれる範囲を
合法的にやる。不正な部分はやらないか、
それが不明確であれば稟議書で決裁をとって行う。
―――最終的な出世をあきらめる。

ホ、言われたとおりにする。――――出世間違いなし、ただし、
うまくいけば切り抜けられるかもしれないが、監獄も覚悟する必要がある。

どの道を取ろうと碌な事はない、そのような仕事にぶつかったら
覚悟を決める必要がる。日本の戦国時代やヒットラー等の独裁人事では、
命(主君による切腹、暗殺等)がないが、民主国家では辞職という手がある。
ただし、その後生きていくだけのその後の準備はぜひとも必要である。

経験上、後先を考えず退職することはまだ若さを社会的に認めてくれる
30歳位までであると思う。
その後については、同情はされても誰もたすけてくれないであろう。

しかし、中年以降果たして、あきらめて長いものには巻かれろで、
人生を終えることが正しいのであろうか?かといって、
生活・家族をすてホームレスの道もいただけない。

人は人間の生き方や生きがいを求め、ある程度の年齢で挫折したり、
見失ったりする人が大半である。世にいう成功者は一握りである。

人によって価値観が違うので一概には成功を定義つけることはできない。
たとえば経済的成功者は必ず危ない橋を渡っている。
善だけでは資産を築けないのである。ゆえにその暗の部分で
成功者といえるかどうか疑問である。日本では江戸時代士農工商といって、
商は一番低い位置に置かれた。商には生産がなく、物々交換でもなく、
取引の鞘で金を稼ぐ。これを利益と呼んでいる。

金融という部分は歴史的に常に憎まれている。シェークスピアのベニスの商人
(金貸しの商人がお金を返せなかったら、借りた人間の肉1ポンドをきりとる
という契約を楯に裁判をおこすが、判決として肉1ポンドはとってもいいが
血を一滴も流してはならぬという判決が下されるという物語。)、
これとは対称的であるが、ヒットラーの経済的能力のあるユダヤ人虐殺等
枚挙にいとまがない。

金融そのものに生産性はないが、それを集めることによって個人では
無理な大きな生産ができる。弊害としてそれを扱う人間が
能力以上の力を持ってしまう。金融では信用の創造という言葉が
新人教育に使われる。簡単に言えばバブルである。
百万円のものをネズミ算式に運用すれば1億にも1兆円にもなる
というのである。これは一般の企業の会計では考えられない考えなのである
からおもしろい。一般企業会計の粉飾に相当する考えだからである。
ある銀行出身の役員は、国がつぶせないくらい大きな借金をして
大きな会社になってしまえば勝ちと言う、最終的には国民の税金であるが、
確かに某スーパー、某デパート、某銀行等社会的に大きな問題になれば
国が肩代わりしている。中途半端な借金をした企業が倒産しているようである。

会計の考え
売上げ――税務署はなるべく早く計上させたい。
例――営業マンがおいしい話
例---この土地を買えばすぐに3倍ぐらいの値段になりますよといい、
早くしないと他に売れてしまうよといわれ、
お客がとりあえず全額入金をしたとき、

1、税務署―――全額入金だから売上げは当然
(売上げが増えれば税金も増えるから---現金発生主義)。

2、 会社―――営業マンとお客との最終引渡しはされておらず、
権利書や宅地としての引渡しがなければ、会計基準の保守主義の原則等
から、お客からの預かり金であり、売り上げること自体粉飾であるので
売り上げることはできない。---実現主義

さて、どちらが正しいか?しかし、会計者同士がこんな話し合いをしていても、
企業はお客にお金を返す気がないのが常である(社長以下企業みんなの所得に
なっている)。したがって税金に当てたほうが世間のためになる
という考えも成り立つか?

宅地とは家が建てられる土地のことで、水道、電気、ガス、下水道
(汚水、雨水、風呂・台所等の雑排水)等の生活ができる状態の土地をいう。
森や林はそれだけでは宅地とはいわない。
しかしそんな森や林を臆面もなく売る。これを原野商法という。
もし自給自足を売り物に土地を売るのであれば、坪単位などで売るべきでない。
反以上の単位で安く売るべきである。

※税金――政治力がものを言う。


例1(土地特別保有税---当時)

1、税務署――土地開発造成が終了し、宅地となり一年以上たったら、
宅地であるので売れ残った物件に特別土地保有税がかけられる。
ただし宅地開発業者が宅地として他の業者に売らず、
そのまま開発地として持っていれば土地保有税はかからない。

2、しかし開発業者の開発した宅地を買った業者――購入して販売し、
1年を経過したら、売れ残り物件に対し特別土地保有税がかかる。

開発業者は宅地として売れる物件だけ売り、あとは時期がくるまで開発地
として持っていれば、開発業者は特別土地保有税から逃れられる。
しかし、開発業者より物件を宅地で購入した業者は1年経てば
販売できない売れ残り物件は、社会的に中古物件となりなおかつ、
特別土地保有税がかかる。
ここには宅地並みで購入ということにマジックがある。
ようするに二束三文の山林や、山にしておけば固定資産税はただ同然であり、
それが宅地になれば固定資産税は宅地並み課税で、
多ければ100倍位の税金となり、なおかつ特別土地保有税がかかるのである。
開発業者丸儲けの構図である(その当時のことであるが)
政治力としかいいようがない。

例2生産緑地---当時

生産緑地法は都市計画上の「農地」に指定されるということであるが、
その指定を受けると、宅地より固定資産税や相続税が百分の一、
十分の一等安い税金となる。金銭に換算すると、
本来10億の税金が1億や1千万になるということである。
このため余裕のある農業家は広い敷地を税金対策のため、指定を受ける。
ところが問題は農業をやっているふりをして、
農業をやっていないところが都心に虫食いのようにできてしまった。
またチェックシステムもないため、ただ木を植えて植木屋の装っているところ
など、農業をやっていないところが多くある。
私の住んでいる小金井など、駅のまん前に広大な、
農業をきちっとやっていないと思われる生産緑地指定地区が存在する。
しかも指定されると30年は農業をやっているふりをしないと
この税金特典が受けられない、従って小金井北口は
後20年この状態のようである。

駅前は公共性が強いと言うのであれば、公園の方が市民も使えてよいと
思うが?もう少し説明させてもらうと、
都市計画とは簡単に言えば都市を道路、商業地、住宅地、農地、工場地等、
環境配分をし、計画的に住みよい街にすることである。
ところが駅前の商業地になぜ農業地が必要だろうか、公園なら別であるが、
なぜこのようなことがおきるのか、これは民主主義と都市計画とが
一体となっておらず、また政治が金銭的余裕者にこびる姿勢がそうさせている
のではないだろうか、
計画経済みたいなことは共産主義に近く独裁を招くが、
しかしあまりにも私的利益を尊重すると、上記のような本末転倒の結果を招く
のではないか。金の権力は使い方をまちがうと、都市計画の何たるか
(すんでいる人たち共通の利益)を壊してしまう。

例3粉飾と税金---当時

そう遠くない以前にノンバンクの住専問題があった。これは簡単に説明すると、
バブルのため資金余剰になった金融機関が、永久に上がり続ける
土地神話を信じ、ノンバンクを通じ、国内外に多大な開発投資を行ったが、
しっかりした計画投資ではなく、粉飾による資金余剰を利用した
儲かりそうなことに何でも飛びつく、思いつき投資であった為
(イ・アイ・イーの多大な海外リゾート投資、新宿再開発、石油開発公団等数え切れない。)
多くの部分が不良債権となってしまったものである。
これには政治家、官僚、やくざ、金融機関、大手企業等日本を動かす中枢部分
がかかわった。そして国(国民の税金)が肩代わりしたため、
その不良債権を整理回収機構が回収することとなった。

この際中坊弁護士は回収に行き詰った際、税務署に赴き、
企業が本当は赤字であるにもかかわらず収めなくてもよい税金を納めた
のであるから、その分を不良債権の回収に戻してほしいと言ったそうである。
もっともなことだと感じた。

私は常々税務署の企業会計指導については、疑問をもっていた。

と言うのも税務署の場合、正常な会計指導ではなく、
いかに、税金を多くとれるか、また人事的にも税金を多く取り立てた人が
出世するという、競争原理の弊害および矛盾を露呈しているからである。
例を挙げれば。

イ、税務調査の際、経費の水増しや、売上げの過少は厳しく調査するが、
粉飾や過大計上にたいしては、大変寛大で、よほど社会問題に
ならないかぎり調査すらしない無論指導等もってのほかである。
これで健全な企業が育つであろうか。ダイエーやそごう、りそな、
現在の銀行の再生等粉飾や過大計上にたいする厳しい
税務署の指導がなかった為生まれたのではなかろうか。

ロ、調査官は利益増大に関係する資産の計上は寛大であるが、
損失に影響する負債の計上には厳しい目をむける。
税金をなるべく多く取りたいからに他ならない。

ハ税行政は縦割りで、複雑な税制で、なおかつ申告制度を併用しているため、
税を知らない人や、申告をミスすると、その人が損をする。
救済制度、公平な税制のための指導制度が欠けているのである。

ニ反対に税制を知りつくした人間は、横のつながりがない税行政の隙を付き、
甘い恩典を得る事ができるようである。
たとえばやくざがやっている失業保険の利用方法では、ま
ず会社を作り従業員として組員を社員とし、失業保険だけを治める。
ひとり年収300万で年約5万円の保険料を納め6ヶ月勤め失業届けを出せば、
15万の失業保険が6ヶ月もらえる。会社を二つ作り20名の人間を、
1社10名ずつ採用給料を支払ったことにし、6ヵ月後の退社を繰り返せば
(期間の縛りは無視したとき)働かずに国より資金を調達できるのである。
生活保護、問題となった政府の各種補助金なども利用しているようである。

ではどういう税務署が望ましいか、健全な会計制度を広める税務署や国税局で
あってほしい。もちろん脱税は摘発すべきである。しかしそのことを目的と
することは、歴史上の過ちを繰り返すということである。
昔税金の過酷な取立て制度が国をいくつも滅ぼしてきたように。
税金に頼った行政は滅びる運命にある。健全な会計制度が根付き、
税金を払わないやくざ等がいなくなり、社会が正常に循環すれば。
上記のような問題は解決されるであろう。

1、国がやるべきこと。

税収の範囲(借金をしない原則)でやる。ただし全体国民がやりたいと思う
ことは国民の総意(国民投票)で借金し、透明に計画実行し、
計画的に返済する。――後半の部分が政治家の説明不足や、対外的圧力、
やくざの存在や封建的政策により、村社会の日本では機能していない
ように思われる。簡単に言えば政治が発展途上国方式を暗黙のうちに利用し、
国民不在で資金を運用しているように思える。発展途上国は国家政治に
頼らないとむつかしい。しかし先進国といわれる日本は今も同じ方式から
脱皮できずに国・民間とも公共投資を頼っている。経済的進歩がないように
思えるからである。

2国民の納税義務

粗利益とは?国の貸借対照表は?

某スーパーの戦略の無謀さを例にとると、まずスーパー出店のため駅前の土地
を10億で購入し10億のビルを建て販売を始める。土地神話のもと、
次に、この土地は商業土地であり、値下がりしない資産価値が上がる
土地建物というふれこみで、この土地建物を担保に金融機関より、
新たに20億借りて、同様の駅前土地を購入し、同じ店舗を作る。
これを全国に広げ1000店舗作るとすると、20億×1000店舗=2兆円の借金
となる。この場合借入利息が バブル当時7パーセントとし、大変よい成績の
営業活動し返せるお金は返し、最終有利子負債が1兆円とすると、
1兆円×7%=700億円を金融機関に元金以外に、
毎年金利を支払わなればならない。売上げ2兆円に対し粗利益が20%ぐらい
で推移しているので4000億円の純利益、約20%である4000億円の人権費経費
を差し引くと0の営業利益であるから、金利相当分は毎年赤字で-700億円と
なる。粉飾決算がない限り最初から無理で会社として成り立たない。
また貸した金融機関は市場原理に基づくことはなく、
力関係で弱い借り手には市場金利を適用せず、高い金利のまま据え置く
いやむしろ、あげてしまうからますます赤字となる。

また金融関連のお荷物会社の商品を納入させたり、
赤字会社を金融を条件に引き取らせる。ここでも規模は拡大するが
不良債権は増え続ける。でも無能な政治家と金融機関の無謀な行為、
その場限りの経営判断で企業はぎりぎりまで成り立ち最終的には
社会問題化し、損失が税金で処理されてしまう。
もっともこのことで個人的には裕福になる、ダニのような政治家や経営者、
やくざがいるのが世の常である。
そしてその穴埋めとして、いつもそこには、国税をまじめに納めている
馬鹿な私たち国民がいることになる。

困ったことに、このダイエーのようなことが日本の国家ぐるみで行われている
ことである。道路公団、厚生年金事業団、昔の国鉄、今後予想される、
郵便貯金の資金の不良債権化等、限りなく不透明な経済制度が
出来上がってしまっている。果たして日本経済は持つのだろうか、
戦争等でゼロから再出発になることがなければ、
増税またはインフレを起こさざるを得なくなるのでは?

戦後の自民党1党政治が官僚利権とからみ、ゆがんだ政治国家体制と
国の公共投資に頼りすぎた、ゆがんだ社会主義的経済制度を作ってしまった
のかも知れない。というのもほとんどの大きな企業は国家政策からの分社化
(NTT、国鉄、昔の重工業)したものが多いのが現状だからである、
自由主義的競争から生まれたものはほんの一握りである。

修正民主主義――今や金と民主主義を見つめなおす必要があると考えるのは、
歴史的に人間の機会平等を求め、世界的に自由主義に傾いている民衆にとって、
衆目が一致して考えることである。

金の独裁、権力と民主主義は果たして両立するのであろうか、

人間誕生――家族の争い――宗教や集団の争い――民族の争い――国家の争い
――国際協調――世界国家(国はない)、と人間の高度化が進むとすれば、
世界はまだ国家の争いから脱皮できていないし、
場所によっては宗教や民族の争いからも脱皮できないでいる後進世界である。

なぜなら、武器は進歩しているが(武器商人の繁栄)戦争は世界各地で
いまだに行われていて、各国はそれに踊らされる後進国の域から
脱することができない。むしろ武器商人等が
後ろから戦争をけしかけているようである。

残念であるが、資本主義におけるワンマン社長や、宗教の教祖等ミニ金正日が
たくさん見受けられる。最近話題の社員のせいにする偽装社長や、
気に入らない人がいると灰皿を投げつけたり、周りの人間の女を片っ端から
強姦したりする某政治団体の宗教団体の長で世界的平和賞等おく面もなく
とっている人間たちのことである。
もっとも信じている人たちは一生懸命やっているのでしょうが?



下記は自由民主主義といえるか?

機会平等―――金持ちの資本家の子供と貧困の子供は機会平等か?

民主主義―――多数決が民主主義といえるか?アメリカの銃協会、
魔女狩りなど社会集団心理が正義に向かうとは限らないことは
歴史が示している。

自由主義―――金に縛られた世界での眞の自由はあるか?
金がなければ餓える、その為金の奴隷となる人間の存在は否定できない。

不適合者の救済(貧困・身体的欠陥・精神的欠陥)は
妥当におこなわれているのか?

経済についてマクロ経済についての疑問

経済成長の限界―――国民総生産の規模、流通貨幣の量などを勘案して、
企業・労働・政府の計算式で将来を見とおす事ができるのでしょうか?

例―――たとえば家やビルを日本国内で建てたら、企業数と総人口を合わせた
個数以上には生産は必要なく、その後は耐用年数による建替えや増改築の
需要となるはずである。

同じような理由で自動車や家電や携帯電話やその他の日常品も同じである。
食料も1日3食の回転から、回転が短期であるだけで、
爆発的人口増加がない限り同様に成長に限界がある、

又また後発国が爆発的人口増加になると限られた資源の中で生活難だけでなく、
特に生命にかかわる日持ちしない食においては、食糧難となる(餓死の問題)
ことは必定である。

そして国連の救済が行き過ぎると、その国の人が生産をせず自立できない
という事態も起こっているようである。

早く本当のグローバルな政治にしてもらいたいものである。

私は戦後ちょっと前に、役人の父と良家の母の間に生まれた。
母に言わせると私の小さい頃の終戦直前は鹿児島の防空壕に避難したり、
私を抱えて竹槍の練習をさせられたりし、又戦後は米兵に私が抱き上げられ
可愛がられたそうであるが、まったく本人は記憶がない。

いまのアメリカはヒットラーよりマシではあるが、考え方に変わりのない
自国利益最優先の独裁国家になろうとしていて、世界は不安である。

キリスト原理主義を中心に、武器商人、石油商人等、金銭独裁国家が
世界を制覇する勢いである。白人だけが人間ではないのである。
おろかしい。又イスラム原理主義もイスラム以外は拒否するのであるから、
同じ独裁といわざるを得ない。黄色人種も人間なのだ。

ただ黒人、白人より体格的に劣るため、多少おとなしく過激さに欠ける。
でも将来一番世界をまとめられるかもしれない。

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M&Aて何?

2008年07月20日 | 日記・エッセイ・コラム
M&AとはMergers & Acquisitions の略で、Mergersは合併を、Acquisitionsは買収を表します。
M&Aには多額の資金を要します。会社を買収する資金だけでなく、準備や調査のコストも多額になります。

例えばホテルニュージャパン火災で有名な横井氏は、戦後間もないころ「白木屋事件」を起こしました。
昭和28年に総会屋を使い、高利の金を借り、東京日本橋の老舗百貨店「白木屋」や、
「帝国ホテル」などの株の買占めを行いました。あまりの無謀なそのやり方に非難轟々だったそうです。
横井氏は、最終的に買収資金が不足して、東急の強盗慶太の異名を取る、五島慶太氏に助けてもらったようです。
その白木屋が今の東急百貨店です。 

また国会で「記憶にございません」と有名な発言をした小佐野賢治の国際興業は、
(「田中角栄の刎頚の友」と呼ばれた小佐野賢治が、
興した自動車部品販売業「第一商会」から出発した国際興業は軍需省の出入り商人として活動し、大いに蓄財した。
終戦直後に駐留米軍を相手に中古車を展示販売し大成功を収め、商売相手を駐留米軍に転換。
まず根津財閥から熱海ホテル、富士山麓電気鉄道から山中湖ホテル、東京急行電鉄から強羅ホテルを買収し、
主として駐留米軍を相手にした観光事業に進出。更に東京急行電鉄から東京観光自動車・東都乗合自動車を買収。
これを足掛かりとして駐留米軍のための送迎バス事業を請け負う。1947年に現在の社名に改め、
更にアメリカから中古車と農機具の輸入・販売を手がけ、在米事業の基盤を築く。

1960年先に買収した大阪交通(大阪タクシーを源流とする大阪ハイタク界の大手)へ逆さ合併を行い、
関西にも拠点を持つ事になる。
その後、山梨交通・富士屋ホテル・国民相互銀行・日本電建などを買収・傘下に収めるなどして事業を拡大。
海外でもシェラトン・プリンセス・カイウラニホテルなどハワイで5つのホテルを経営するなどしている。
-解説書より)、と企業買収の見本みたいな会社です。このように今までのM&Aは悪の暗いイメージがつよいのです。

他にもミネベア等が有名です。同じようなことを手がけている、
ホリエモンや楽天、村上ファンドはどういうイメージですか?

一方、現在の日本的村社会のM&Aは金融機関等が主導になり、
不良になりそうな上場企業を別の上場企業に押し付けるという、ケースも多いようです。

大手スーパーのDグループ、大手住宅メーカーのMグループ等がその例であると思われます。
共通しているのは、役員会等の組織はあるだけで、機能していないため1部トップに話しを進めれば話しが決するので。、
金融機関が一番心得ている手段です。
例えばMグループにMリゾートという会社がありますが、この全身は歴史の古いパイプ会社です。
パイプとリゾート???です。

それだけではなく、そのMリゾートに各地の開発不良物件を金融機関や国・市町村が続々と紹介するのですから、
不良債権の処理手伝い会社のようになってしまいます。
その後引受けた物件を苦しくなると別会社(ディーラー等)に丸ごと売り上げれば
合法的粉飾で資金調達もでき売上げは伸びます。
またMリゾートを作ったはいいが長年パイプを作っていた人材を切り捨てるわけにも行かず、
仕方なく翌年パイプ部門を別会社で独立させています。

またT防水布という会社も工場跡地の利用とかいう建前で金融機関がMグループに押し付け
(金融機関より運転資金の色つき資金で買収?)ましたが
その用地は都の計画道路の真只中にあり不動産の専門家に相談があればとても購入できる物件ではありませんでした。
あれ?Mグループって不動産の専門家でしたね。

セラミックとかいう建物(セラミック造でしたか、軽量鉄骨造でしたかね?)も
名古屋のM(お菓子のメーカーでしたかね?)という会社からグループに入社した、
生産部長が金融機関と組み、販売に走りました、今セラッミクの本社ってどこにあるのでしょう。

また次に金融機関でお荷物になっているTW不動産とか言うところから、
Sという部長とその一党がきて等価交換とか言う方式がいいと、本までだして、
何かやっていましたディーラー制度の中で成功したのでしょうかね?

またトップがKとかいうイケ面男を連れてきて、
このイケ面したたかに自分の親会社の不良手形(do it yourselfの会社ー後に倒産)をトップに買い取らせました。
またその後Mリゾートの役員にもなっています。与論島に双発機まで購入してリゾートを作っていました。
このKという男今ではちょっとした占いの教祖様らしいですよ、ミニ細木数子ですかね。

全国のこのグループの実際の最終ユーザーに対する完工棟数と、
Mホームの部材売上げ棟数は一致していますか、Mホームの棟数(部材)売上が異常に多くありませんか?
今となってはただ、会社が分かれているだけで、
直販と変わりませんからわかりませんが
(何で別会社にしておくんでしょう売上げが関連会社間でやりやすいからですかね。
他のグループでも、SハウスのS和不動産等、Mグループほど多くありませんが
関連会社同士で売上げ計上してるようです。税金納めてまで決算を良くしたいのですかね。

DグループではT実屋という経営不振のスーパーを買収し店舗拡大しましたね。
これらのトップと金融機関の独裁は結果的にはグループの体質を弱める結果となり産業再生機構送りとなりました。
これらのM&A関連の資金はどこから出ているのでしょうね?金融機関しかないと思いますが。
またこれを利用したトップグループの人間も一緒に同意したことになりますね。
知らぬところで働いている一般社員、愛社精神があったのでしょうが、
愛想を尽かし辞めていった人間、リストラされた人間等が一番の被害者かもしれません。

またMグループには昭和49年当時から、
金融機関から数十名の社員が本社・販売会社・工場と駐在し管理部門は、すべて、牛耳っていましたので、
いまは責任のなすりあいをやっているようですが、金融機関と経営トップグループの責任は共同責任です。
U銀行が産業再生機構行きの申請を行ったそうですがU銀行の一部前身であるT銀行は
Mグループの経営そのものをしてきたわけですから、トップだけに責任をかぶせることは、
今の姉歯問題に通ずるものがあります。

こう見ていくと、やっぱり世の中金でしょうかね、交換の手段であるはずの金さえ持っていれば、
今は正義でも買えるのかも知れません、いただけませんね。ある金融機関出身の会計士が
「銀行だって、自分のところにメリットのないことやる訳ないでしょう!」という言葉が
(駐在・出向は派遣先会社の為でなく、派遣元会社の為のスパイ?)妙に耳に残っています。
出向というのは微妙なものですね、私ひねくれものですから、出向のとき、
本部にはあまり足を向けませんでした。
出向料は出向先から取っているのでしょう?人身売買と変わりありませんね。



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金融とは?

2008年07月20日 | 金融の経済問題
金融という部分は歴史的に常に憎まれているようです。
シェークスピアのベニスの商人ではこういう話があります。
「金貸しのユダヤ商人が、お金を貨した人の保証人に対し、返済できなかったら、
その人の肉1ポンドを切りとるという契約を結びます。そして返せないとしるや、
金貸しは裁判をおこしその人の肉1ポンドをよこせといいます。しかし裁判官は判決として
肉1ポンドは切りとってもいいが、血を一滴も流してはならぬという判決下ろす」という物語です。

事実上肉1ポンドを切り取ることは無理ですので、金を借りた人が助かり
読者は感動するわけです。この場合、金貸しは大変悪い人の印象を受けます。
またダビンチは最後の晩餐で裏切り者はユダとしてテーマ設定し描いています。
このことは飛躍するかも知れませんが、ヒットラーのユダヤ人迫害や虐殺等は
この延長線上にあるのかも知れません。
またイスラムの世界では利息をとる行為は禁止されているそうです。
もっとも手数料はいいようですが。イスラム教とキリスト教の長い戦争は
そんな基本的考えの違いからも知れませんね。
また金融を別の面から見ると、金融そのものに生産性はないのですが、
金融によって資金を集めることによって、個人では無理な大きな事業ができるようになります。
金融や株式の世界では信用の創造という言葉が新人教育に使われるそうです。

①100人の人が10万円ずつA銀行へ預けます。するとA銀行には合計1000万円の
預金ができます。

②A銀行はその内90パーセントの900万円をX社へ貸付けします。
100万円は預金者が払い戻しに来た場合に備えてとって置きます。

③X社は、借りた900万円をとりあえずB銀行へ預けました。
B銀行には900万円の預金ができます。

④B銀行は、預金900万円の90%の約800万円をY社へ貸します。

⑤Y社は、借りた800万円をとりあえずC銀行へ預けました。
C銀行には800万円の預金ができます。

さて、この時点で、ABC,3つの銀行には合計いくらの預金ができたのでしょうか?
1000万円+900万円+800万円=2700万円
なんと、1000万円のお金があっという間に2700万円と約3倍に増えてしまいました。
これを、信用創造といいます。これらの預金は、預金した各個人や企業が
運用することができるお金です。しかし実際には1000万円しかありません。
どこかホリエモンや株の信用取引と似ていませんか、これがお金のマジックなのです。
法律で禁止されている鼠講と変わりない考えでしょう。これが金融や株の世界では堂々と、
新人に教育されるのです。実体のないバブルが発生するのは当たり前ではないでしょうか、
確かに大きな仕事をするためにはお金が必要かもしれません。しかしそれには返せるとか、
代わりの価値のあるものに換えられるとかの裏付けが必要だと思います。
金融の会計方法はくわしくありませんが、これは製造等で、生産して物を売っている
企業の会計では考えられないことなのです。一般企業会計において、これは架空計上
という粉飾に相当する考えだからです。

ある銀行出身の役員は、国がつぶせないくらい大きな借金をして大きな会社に
なってしまえば勝ちと言って憚らないのです。
最終的には国民の税金で面倒見るのでしょうが、確かにダイエー、そごうデパート、りそな銀行等
社会的に大きな社会問題になれば国が肩代わりしているのは間違いないようです。
中途半端な借金をした企業は倒産しているようです。

昔、金本位制であった頃、紙幣は兌換紙幣といわれ、紙幣を本物の通貨である金や銀と
交換ができました。この場合、中央銀行には発行した紙幣を兌換できるだけの金が必要でした。
しかし信用が際限無く創造され、経済の規模が急拡大されていくと共に物理的にも金本位制は
成り立たなくなってしまったようです。
かくして米国をはじめ、全ての国は金本位制を捨てざるを得なくなり、
紙幣本位制となっていったわけです。
紙幣は信用の上に成り立っていますから、国がその信用を保証しているわけです。
そうするとなんらかの事情(戦争やインフレ等)で信用されなくなった紙幣は、
ただの紙くずに近づいて、無価値なっていきます。
裏付けのない紙幣は信用しすぎると痛い目に遭うのです。

信用を基盤としたグローバルな金融市場が発達すると,金融や株を専門とする,
何ら生産物を伴わない労働人口が拡大していきます。
金融市場に直接参加しない人たちにとっては為替,株式,債権、商品先物などの相場は
まるで博打場のように見えるとおもいます。
事実、この世界では儲かる人がいれば必ず同数の損をする人が発生するゼロサム
(一つのパイの中で奪い合う)世界なのです。経済理論の高度な数学を駆使してリスクヘッジを
したつもりでも損をする事も多いようで、その証拠に数年前、
世界一優れた頭脳集団といわれた有名なヘッジファンドが某国で大損しつぶれていったようです。

日本ではダイエーを例にとると、まずスーパー出店のため駅前の土地を10億で購入し
10億のビルを建て販売を始める。土地神話のもと、次に、この土地は商業土地であり、
値下がりしない資産価値が上がる土地建物ということで、この土地建物を担保に金融機関より、
新たに20億借りて、同様の駅前土地を購入し、同じ店舗を作る。
これを全国に広げ1000店舗作るとすると、20億×1000店舗=2兆円の借金となります。
事実グループの有利子負債が最高の時で2兆6千億円を抱えていました。
またご他聞にもれず、M&A(自分からか、ひとから進められてからかはわかりませんが。)を
行いますます資金を必要としていきました。
そして再生機構送りとなり税金で再建することになりました。

M&A等の多額の資金にはブラックマネー(マフイア、脱税、麻薬、偽札等の資金)の噂が
絶えませんが一体ブラックマネーは全世界にどれくらいの量があるのでしょう。
このお金がもしかしたら世界の経済を狂わせているのかも知れません。
話しはそれましたが、困ったことに、ダイエーのようなことが日本の国家では
沢山行われているのです。道路公団、厚生年金事業団、昔の国鉄、今後予想される、
郵便貯金の資金の不良債権化等、限りなく不透明な経済制度が出来上がってしまっています。
果たして日本経済は持つのだろうかと疑問を持ちます。
戦争等でゼロから再出発になることがなければ、
増税またはインフレを起こさざるを得なくなるのではと思います?

戦後の自民党1党政治が官僚利権とからみ、
国の公共投資に頼りすぎたゆがんだ社会主義的経済制度を作ってしまったのかも知れません。
GHQの財閥解体とはなんだったんでしょうね?というのもほとんどの大きな企業は
国家政策からの分社化(NTT、国鉄、昔の重工業)したものが多いのが現状だからです。
本当の自由主義的競争から生まれた企業はほんの一握りだとおもわれます。
大企業には必ず国家や政治が絡んでいるのが常のようです。
自由民主主義のための財閥解体ではなかったようですね。
発展途上国は国家政治に頼らないとむつかしいのですが、先進国といわれる日本でも
改革を叫んでいますが、今も発展途上国と同じ方式から脱皮できずに国・民間とも
公共投資に頼っています。また官から民へと言っても、ただ役所を株式会社にし、
競争させれば活性化するは余りにも単純な発想のような気がします。
基本的仕組みを考えて民へ移譲していないから現在のようなホリエモン、姉歯問題等が
発生してくるのではないでしょうか。

例えば郵政民営化ですが、仕事そのものの問題は賛成ですが国民の預けた貯金の
資金の問題はどうするのでしょうか 
郵便貯金や簡易保険で集めたお金は今まで、財政投融資という形で、
大蔵省の資金運用部が特殊法人(道路公団や住宅金融公庫など)や第3セクター
(地方自治体と民間企業の合弁で行なわれる開発事業)などに貸し付けて運用し、
日本の公共事業を支える重要な柱になっています。
もしこの資金がないと、そのお金でなんとか生きながらえている赤字特殊法人や
赤字第3セクターの経営が破綻し、それらの公共事業で生計を立てている地方の土建業者が
バタバタと倒産し、街に失業者が溢れ、中央官庁お役人様が
天下りする場所もなくなってしまうそうです。

ついでに郵便局の経営も成り立たなくなりますから、これまでの郵政行政は崩壊し、
地方の郵便局長の政治力で集票してきた自民党にも大打撃だそうです。
 郵便貯金は、たとえお金を貸した先の特殊法人が破綻しようが、
第3セクターに事業が行き詰まって解散しようが、貸し出した元金と利息を確実に受け取る
ことができます。そういう場合は税金によって補填すべし、
と法律で決められているそうだからです。

そのため、国鉄清算事業団に莫大な額の財投資金が投入されたように、
回収が困難になっても、郵便貯金はいまの時点では何の問題もないようです。
その代わり、巨額の債務はそのまま国家会計に移されるのです。
しかし、もし今回郵貯を完全に解体するとして、 国民に返す郵貯等の資金はどこから
調達するのでしょう、又信用の創造で国債みたいなものを発行するのでしょうか?
破綻先も税金で穴埋めするのでしょうか、国民に返す資金も税金で穴埋めするのでしょうか?
そうすると預金の倍以上の税金によるお金が必要になるのではないでしょうか、
この資金面を考えずに、郵政民営化をして、政府得意の信用の創造で乗りきれるのでしょうか?
大半の人がまじめに税金を納めているのにこれでいいのでしょうか。

果たして、金や権力の独裁と民主主義とは果たして共存できるのでしょうか?
人間誕生――家族の争い――宗教や集団の争い――民族の争い――国家の争い
――国際協調――世界国家、と人間の高度化が進むとすれば、世界はまだ国家の争いから
脱皮できていないし、場所によっては宗教や民族の争いからも脱皮できないでいる
後進世界です。それに伴う経済制度はもっと後進世界なのかも知れません。
そう見ると、日本では仕組みを直さなければならないことが沢山あるようです。
例えばホリエモンの問題では、民と民の話ですので、
今の法律では証券監視委員会が告発をし警察が逮捕するのが通常であると思いますが、
緊急避難とは言え、現状では告発前の逮捕になっています。
本来証券監視委員会が自浄作用を発揮出来なかったともいえます。

冬季オリンピックでメダルがとれないようですが、若者には、もっと元気をだしてもらい、
金儲けのためだけや、グレーな手段を使わず、
いろいろな問題に正面からぶつかってほしいと思います。
今の年寄りはいっぱいグレーをやりすぎ人相が悪くなっているでしょう?
若者の純粋さを期待したいと思います。
しかし今の若者の公園におけるおやじ狩りはゆるせない、
団体で弱い者をいじめるなどもってのほか、勝ち組とか負け組みとかの言葉に
まどわされないように彼らは犠牲者、わたしだったら絶対一人二人は刺し違えるよ、ご用心を?
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