東北関東大震災で被災された皆様にお見舞い申し上げます。
3月21日 今朝のNHK「ラジオ朝一番」から
(今週金曜午後からNHKのホームページで放送が聴けます。
右上のブックマークから入ってください。)
☆☆☆健康ライフ☆☆☆
震災企画 「低体温症から身を守るには」 齋藤繁さん
低体温症は、
体外へ排出する熱のほうが
体内で生成する熱よりも多くなって
体温を維持できなくなってしまう症状。
おおよそ体温が
34℃以下になると不整脈が出たり意識が朦朧としてくる。
32℃以下になると心臓が止まってしまうこともある。
低体温症の前兆としては、
手足が冷たくなってきて、体が震えてくる。
この段階で手当てができれば大事には至らない。
この段階より進んで
震えがでなくなって
意識が朦朧とし、暴れたり大きな声を出したり
といった行動が出たら危険な兆候だ。
体温計は体の表面温度を測るので、
低体温症の診断には役立たない。
手足の冷たさ、体の震え、意識の状態が
早期発見のポイントになる。
低体温症の対応策としては、
それ以上体温を失わないようにする工夫と
積極的に暖めることが必要だ。
体温の喪失を防ぐには、
冷たいものとの接触をさけることが必要。
・冷たい床や壁から熱を奪われることが多いので
発砲スチロールや段ボールを重ねる。
・新聞紙をグジャグジャにして体に巻き付けその上に服をきる。
・風に当たらない工夫をする。
その他の対策として
・アルミホイールのピカピカした面を体側にして巻きつける。
・気化熱を奪われない為に、出来るだけ濡れたものを着ない。
・帽子・手袋・靴下の着用も忘れない。
・重ね着も断熱に有効。
・マスクも有効だが、息苦しくならない程度に緩く着用。
・何人かいる場合は、体を寄せ合って、体の表面が外気に触れる部分を減らす。
子供や弱い人を内側に入れるtと良い。
・水分を採るのも必要。
砂糖やチョコレートで甘みを付けた温かい飲み物が最適だが、
人肌のぬるま湯でも効果がある。
・昼間の明るいうちは太陽光を存分に部屋に入れて部屋を暖め、
陽が陰ったらカーテンをして熱を失わないように」する。
・夜はお湯の入った湯たんぽやペットボトルを
脇や首・足の付け根に当てる良い。
☆☆☆ビジネス展望☆☆☆
「震災後の計画的な復興を」 山下一仁さん
被災地の復興に当たっては、
拙速に進めてはいけない。
明日のあるべき地域のありかたについて
住民の間で十分に意見を交わして
土地利用計画を作り、
その下で災害に強い強固な建物と地域を建設していくのが良い。
この為には個別の土地所有権については見直しが必要。
具体的には
幅員の広い幹線道路を整備し
住宅地は1箇所にまとめ、
建物は鉄筋の高層集合住宅とする。
こうして建物は強固なものにし、
農地については、
間に住宅などの無い、まとまった規模の農業用地を作り出す。
こういったしっかりした復興計画を樹立して
それの実施に必要な資金は、
被害に遇わなかった人も含め、
国民全体で負担すべきだ。