マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。最近の政治的問題や最近の出来事も更新します。

第42話 市街地戦

2016-11-07 22:59:20 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
囮として奮戦していたエラがバトロイド形態で工場に不時着した。
市街地に入り回避行動を取っている最中にバランスを崩して倒れた事が原因だった。

工場に不時着したエラは機体を起こそうとしたが・・
物凄い勢いでガウォーク形態のミリアのプロトカットラスが接近。
手に持ってたガンポッドのトリガーを引こうとしていた。

ミリア「!!」

ラウラ「真打ち登場!」

潜伏していたラウラが建物の陰からバトロイド形態で飛び出し・・・
ミリアのプロトカットラスに向けガンポッドを放った。

長年培ってきた戦闘のカンから危機一髪回避に成功し・・
一旦上空にジャンプしファイター形態に変形し態勢を整え・・
再起を図ろうとしていた。

桐原少佐「全機、攻撃開始しろ!」

ラウラにより追いたてられたミリアを撃墜すべく茂人は指示を出した。

茂人の元に大樹と神楽が集結しミリアに向け一斉射撃を開始し・・・
銃弾の嵐から逃れようとするミリアに向け後方からレイピア小隊残余が・・・
前方から義輝が迫った。

工場に不時着したエラも状態回復し、茂人と共に攻撃に参加した。

ミリア「形成逆転ね、最初の一手あれキヨラの生意気な隊員いやラウラだわ」

ラウラ「ミリア!貴様を落とすのは私だ!」

ミリア「はぁ、上官に対してなんて言い草ね。本当に昔から生意気なんだから、ラウラ・ベルタリア3級空士長!」

斜め背後からバトロイド形態のラウラが飛び出した。

建物の屋上を蹴ってジャンプしながら、ラウラに向けガンポッドの銃弾を放ち・・
放たれた銃弾をミリアは他方面の攻撃を回避しつつ・・・・・
目の前迫っていた義輝のコックピットにガンポッドを放ち撃墜した

エラ「隊長!」

ミリアにより撃墜されペイント弾で染色された義輝はバトロイド形態に変形し
そのまま戦域から離脱した。

戦域から離脱する義輝とすれ違うかのように・・・・
建物の屋上を蹴って追撃するラウラとレイピア小隊が・・・
地上の大樹や茂人.神楽は走ってミリアを追撃した。

追撃してくるラウラ達に反撃すべく急上昇し反転・・
一瞬にしてレイピア小隊の背後を取った。

ロザ「くっ」

ミリアがレイピア小隊の背後を取った事に気がついたロザは・・・・・
バトロイド形態に変形し降下したが、エミリーは反応が遅れてしまい被弾した。

被弾したエミリーだが撃墜されたわけではないのでバトロイドに変形し
建物の屋上に立ってミリアに反撃を試みようとしたが・・・
ガウォークに変形し、エミリーの死角に回り込まれ止めを刺された。

ロザ「ニクソン小隊長!」

吉野大樹「ベサーズ准尉、待避しろ!」

ロザ「いやまだ戦い続けます!」

吉野大樹「ベサーズ准尉!」

エミリーをやられたロザは憤慨したのか大樹の合流命令を破り
ミリアに反撃を試みようとした。

形成逆転し不利に追い込まれたが機転により一瞬で再度形成逆転し
義輝とエミリーの二人の小隊長を1分も経たずに撃墜したミリア相手に
ゼントラーディ人としては若くラウラやミリアより経験が少ないロザでは勝てない

ましてや冷静さを失い興奮状態に陥っている
大樹は頭を抱えた・・・・・なんでこうなると・・・

ラウラ「ロザ!」

ロザ「ベルタリア准尉とめ・・・・」

ラウラ「冷静になれ!ゼントラーディ人として生まれの若いお前では一人では無茶だ!」

ロザ「!!何が無茶ですか!若い経験の浅いとは言え新統合軍の軍人です、敵を前にみすみす・・・」

ラウラ「新統合軍の軍人だったら、単独で仕掛けるな!」

近くにいたラウラはロザに怒鳴り込み近くに接近した。

マイクローン化したラウラは機種転換センターでの経験や書籍で集団の大切さを知った
それが故に冷静さを失い大樹の命令を無視したロザに腹が立った。
自分より地球の事を知っているはずなのに、冷静さを失い命令を無視するなんて
ましてや命令無視はゼントラーディ軍だったら消去刑物だし・・・・

ラウラは必死にロザに厳しい口調で注意するも逆効果であり・・・・
反発しミリアとの戦闘を続けた。

神楽少尉「うわっ!!」

ラウラ「えっ私の背後に神楽いたの?」

神楽少尉「ずっといたぁ」

そうこうしているうちにラウラの背後から支援していた神楽がやられた。

いつの間に背後からフォローしててやられたのか?
ラウラは背後にいた神楽の存在に気がつかずにロザを注意し続けた。
つまり周りが見えてない証拠だ・・・・・

ロザ「ジーナス中尉!私を舐めるなよ!私だってゼントラーディだ!」

ミリア「感情的になって!地球人と行動をする軍人ならば冷静になって大局を見る事ね!」

ロザ「こしゃくなぁぁぁ!」

ラウラが神楽撃墜に動揺している頃、ロザはミリアに猛攻を加えていた。

ロザは製造年数が若いとは言えゼントラーディ軍時代はエースであり・・・・
ボドル基幹艦隊決戦を生き抜き、新統合軍パイロット時代も実戦を経験してるなど
それなりに実績を積んでいる中堅のパイロットだった。

ミリアも意外すぎるロザの実力に驚いてはいたが・・・・
まだまだ動きは単調であり、時間を少しかければ撃墜出来そうと考えた。

身勝手な動きをするロザにエラは怒った顔を表情を浮かべ

エラ「ベサーズ准尉、いい加減にしなさい!無茶をした結果、他の隊員に迷惑かけてる事を自覚しなさい!」

ロザ「しかし・・・・・」

エラ「無茶した結果迷惑被るのは他の隊員です。冗談抜きで生命奪うわ!」

ロザ「・・・・・了解」

独断専行しミリアと戦っているロザにキツい口調で注意した。

今、ロザがやっている事は軍人として問題行為であり・・・
下手したら他の隊員の命を奪い兼ねない悪質な行動であった。
またまた模擬戦だったから反省の余地はあるが・・・・
実戦だったら反省しても許される事ではない。

まだロザは事の重大さを理解してなかったが・・・・
注意された事でようやく理解する事が出来た。

エラから注意されたロザは謝罪し戦闘を再開させた。

ラウラ「!隊長!!」

桐原少佐「流石にドジ踏んだか・・・・吉野後は任せた!」

模擬戦はその後もしばらく時間経った・・・・・
落伍者なくミリア相手に戦闘を繰り広げていたが・・・・・
一瞬の隙を疲れ茂人が撃墜され、大樹に指揮権が移譲した。

大樹が撃墜されたらこの勝負はミリアの勝ちになってしまう・・・・

ラウラは指揮権移譲され指揮権を持った大樹の動きをよく見て・・・・
他の隊員と連携しながらミリアと交戦した。

戦っていくうちにラウラはミリアの戦闘力の高さに改めて驚いた。
模擬戦の前半でアンサーズ中隊を半壊させ、今は茂人を始め幹部を撃ち取った。
今アンサーズで残っているのは自身を含め4機のみだ。

このままでは大樹を守りきれないとラウラは焦り始めた。

ミリア「後はハンターリーダーを狩れば私の勝ちだけど、ラウラが邪魔だわ。」

ドックファイトを繰り広げるミリアはラウラを勝利への最大の障害と認識した。

ロザは能力的にも優れているが、連携に欠けているし
エラは回避センスは高いが妨害出来る程攻撃力は強力ではない。

大樹を守る最後の砦として相応しいとは見知ったラウラただ一人。

ミリア「もっともラウラは忠誠心は強い。忠誠心の強さがラウラの強さ・・・・・面白い」

ラウラの強さの源は忠誠心・・・・・

ゼントラーディ軍ラプラミズ艦隊キヨラ機動戦隊に所属していたラウラは・・・
上官であるキヨラに対する忠誠心が強く、キヨラの為ならどんな強敵や難局でも・・・
獅子奮迅の強さを見せていた。

元々のステータスでも強いが・・・・
近くに忠誠の対象となると更に技量を発揮する特性をラウラは持っていた。

忠誠の対象とは大樹の事であり・・・
無意識にラウラは大樹の事を忠誠の対象と見なしており
大樹の為に自身の強さが大きく上がっていた。

ロザ「舐めるな!」

ミリア「腕はいい!だけど・・・甘い!」

ロザ「あっ・・・・・」

そうこう考えているミリアにロザは猛攻を仕掛けた。

猛攻を仕掛けたものの、間一髪の所で回避され・・・・
逆にミリアの銃撃が命中し敗北してしまった。

一瞬にして破れた事にロザは呆気に取られた。

エラ「ロザ!!一瞬にしてほぼ壊滅だなんて、歯痒い」

吉野大樹「残ったのは俺とイ少尉とラウラか・・・」

残ったのはラウラ.大樹.エラの3機のみ
やはりエースのミリアは強い・・・

3機で上手くやらなきゃこの戦いは負けてしまう

エラ「回避戦術ばっかりしてたら意味がない。反撃しなくては!」

回避行動をし囮役に徹していたエラであったが・・・・
僚機の数が減りすぎて存在意義を失いかけていた。

囮役として強力であるエラではあるが・・・・
直接戦闘に入り敵機と戦う事を苦手としており・・・
以前ラウラと戦った時に一瞬にして隙を見せてしまった結果撃墜されている

エラ「一かバチか、やってみるか」

回避戦術が得意なエラだが、馬鹿ではない。

難関の短期士官学校を卒業し、義輝後継小隊長として指名され
囮戦術の作戦案を何度も提案し採用されるなどの俊才であり
一般の可変戦闘機パイロットより賢かった。

エラ「ジーナス中尉なら見破られそうだけど、おまけまで見抜けるか!」

ミリア「ん!?あらやる気かしら?見たような技使っても勝てると思わない事ね」

エラ「それはどうかな!!足元は小さな油断で掬われるってね!」

ミリア「何!?」

エラがミリアに対し使った作戦はマクシミリアン・ジーナスが考案した囮撃ちである

囮撃ちとはミサイル攻撃を囮にして、本命はガンポッドで叩き込む戦術であり
マクシミリアン・ジーナスことマックスが生み出した戦術であった。

しかし

マックスの妻であるミリアは囮撃ちをよく知っており
見様見真似で囮撃ちを仕掛けてきたエラの戦術を見抜いていたがそうはいかなかった。
本命であるガンポッド射撃が更に囮であり、第2射のミサイルが迫ってきた。

回避に成功したが、ミリアに次の一手が迫っていた。

ラウラ「まだ敵は残っているんだよ!ミリア!」

ミリア「ラウラか!白々しい!!」

吉野大樹「こっちにもいるんだよ!」

真横からバトロイド形態のラウラと大樹が迫った!

回避による囮専門エラが積極的攻勢に出てミリアに対し一定の成果は出ているが
長期戦になればミリアが有利になり撃墜されてしまう危険性があった。
エラの動きを見ていたラウラと大樹はエラを救う事を第一にして・・・・・
ミリアを仕留めようと考え左右挟撃を仕掛けた。

二人の挟撃に危機感を覚えたミリアだがそう簡単にやられるわけがない。
間一髪の所で攻撃を回避した。

ミリア「戦術はよし、楽勝な戦いはつまらないけど緊張感ある戦いは中々楽しいわ」

油断したらやられる緊張感のある今の現状をミリアは楽しんでいた。

夫のマックスと共に最強のエースコンビとして特務部隊ダンシングスカルとして活躍し
銀河各地で反統合組織相手に高難易度をこなしてきたが、比較的満足しない相手ばかりで
数年前に捕獲し養女にしたモアラミア以外面白味に欠けていた。

だが今は違う・・・・

かつてライバルだったキヨラの部下だったラウラなどの精鋭が相手にいる。
しかも油断できないような戦術を持って襲いかかってくる。

ミリアからしたら興奮しかない展開であり、まさに久しぶりの本格的な戦だった。

エラ「ラウラや副隊長相手に隙を見せてるな、だったら」

ラウラと大樹の二人に相手にしているミリアはエラの存在を忘れていた。

反撃の機会を伺っていたエラはミリアの隙を見つけ強襲を仕掛け・・・・
一気に攻勢に出て撃墜してしまおうと考えた。

ただ

ミリアはゼントラーディ最強のエースであり特務部隊に属している。
それが故に成功するか分からない。

分からないが、エラは唯一のチャンスに賭けに出てミリアに向け照準を合わせた。

エラ「バカな!」

ミリア「隙を見せたつもりだろうけど、甘かったわね。」

次の瞬間、ミリアはエラに向けてガンポッドの照準を向けていた。

ラウラと大樹相手にしていたミリアだが、エラが隙を見て仕掛ける事を把握しており
わざと隙を見せエラが攻撃を仕掛けようとした瞬間、瞬時に撃墜しようと考えていた

僅かな時間であれガンポッドのトリガーを引けばエラに当てる事が出来る
ニヤッと笑ったミリアはトリガーを引き、反転し再び二人との戦闘へ戻り・・・
放たれた銃弾はそのままエラに向かっていった。
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第41話 ニューエドワーズ基地航空戦

2016-11-07 21:11:29 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
【西暦2021年3月26日.ニューエドワーズ基地.午前8時】

ラウラ達はパイロットスーツに着替え格納庫に収納されている愛機に乗り込んでいた。

愛機に乗り込んだラウラは緊張解すため飴を取り出し口に入れたり・・・・
こっそり忍ばせていた軍事学の本を読んでいた。

ゼントラーディ軍時代ミリアと張り合っており・・・・・
いつかミリアより優れたエースになってやろうと思っていたが・・・
模擬戦でまさか戦う事になるとは・・・・

当時の自分が聞いたら嘘だぁと呆れるだろう。
そんな事を考えているとモニターに大樹が映し出された。

吉野大樹「ラウラ、緊張しているのか?」

ラウラ「まさか、大樹こそ私の心配するのはいいけどさ・・・ミリアに怯えているんじゃない?」

吉野大樹「バカを言え・・・・桐原隊長に指揮代行任されているんだ。怯えてる暇なんかねぇよ。」

ラウラ「へぇ」

吉野大樹「怯えるくらいなら、堂々と戦って破れるくらいがマシさ」

大樹に緊張しているのかと少し心配している素振りを見せた事に対し
フッと笑ったラウラは緊張が解れたのか逆にからかった

ラウラにからかわれた大樹は目を閉じて・・・・
茂人にもしもの時の指揮代行任されているから怯えている暇はないと否定し
堂々と戦って破れる方がマシだと言った。

そんな大樹の決意表明を見たラウラは安心感を覚えつつ見直した。

カゴメ『ニューエドワーズベースタワーよりダックリーダーへ、ハンター小隊と共に第1滑走路へ進入し待機願います。』

桐原少佐「ダックリーダー了解」

吉野大樹「ハンターリーダー了解」

劉夢華『タワーよりハウンドリーダーへハウンド小隊は第2滑走路に進入してください。』

いよいよ離陸し模擬戦を開始する時間になった。

管制塔のカゴメ達との間で航空管制が始まりラウラは茂人らと共に第1滑走路へ進入
いつでも離陸出来る状態に入った。

ラウラは真剣な眼差しで操縦桿を握っていると・・・・
第二滑走路からハウンド小隊が次々と離陸し・・・・・
それに続くようにハンティング小隊やレイピア小隊が次々と離陸していった。

レイピア小隊が飛び立つと茂人だけ第1滑走路から離陸し飛び立った。

カゴメ『ニューエドワーズベースタワーからハンターリーダーから各機へ離陸を許可します。』

吉野大樹「了解した。」

茂人が飛び立って数分後、ラウラ達ハンター小隊が離陸する時が来た。

ハンター小隊は他の小隊を追いかけるように飛行したが・・・・・
市街地エリアに近づくとバトロイド形態に変形して降下し・・
指定された建物の中に潜伏した。

指定された建物の中に入ったラウラは息を潜めながら来る時に備えた。

桐原少佐『こちらダックリーダー、会敵せず。まだ時間はたんまりあるようだ。』

吉野大樹「ハンターリーダーからダックリーダー、配置完了。」

桐原少佐『よししばらく待機せよ!』

茂人達は今だにミリアと接敵してなかった。

茂人は余裕を浮かべながら通信をしてはいるが・・・・・
大樹はまもなくミリアと接敵し交戦状態に入るだろうと察した。

ミリアは離陸して作戦行動中・・・・・
いつ接敵してもおかしくない、むしろ予期せぬ強襲をしてくる懸念があり・・・
先行した茂人達が総崩れにならないか心配した。

相手はかつてゼントラーディ軍のエースのミリアと言われたエース。
いつも以上に警戒して取り組まねば勝てる確率は低いままだ・・

ガブラ「レーダーに反応、エースのお出ましだ!」

桐原少佐「よし、ハンティング小隊は前へ各隊は散開しジーナス機を市街地へ誘導しろ!」

ガブラ「了解」

レーダーにミリアが乗るVFーXー10改が反応した。

茂人はガブラ率いるハンティング小隊を前進させ
レイピア小隊とハウンド小隊を散開させ、ミリアを市街地に追い込む作戦を開始した

ハンティング小隊はフォーメーション・アブレストを取り・・・
ミリアとの戦闘に備え各種兵装いつでも撃てるようにしたが・・・・
予想もしてなかった事態が起こった。

カレント「うわっ」
新統合軍.カレント・バーガー准尉

ガブラ「なっ!」

突如、ミリアの乗るVFーXー10改が急降下しカレントを撃墜した。

急降下したミリアのVFーXー10改は一瞬、編隊を通り過ぎるが・・・
バトロイド形態に変形してカレント機の背後にガンポッドで攻撃した。

あまりにも突然の出来事にカレントは回避する間もなく・・・
機体背後がペイント弾の色で染まり呆気なく撃墜されてしまい
近くにいたエリック機が動揺し、バトロイド形態に変形し反転した。

エリック「なめるな!」
新統合軍エリック・ランスロード准尉

ガブラ「よせ!回避行動を取れ!」

カレントがやられたのを見てエリックは激昂し反撃にでた。
当然の如くミリアとエリックとの間では能力の差が大きく・・・
ガブラは必死になって止めようとした。

ゼントラーディ人であるガブラはミリアの実力を知っており
エリック単機で勝負を挑んだら返り討ちに遭うのが目に見えていた。

必死に止めたが、エリックはミリアに勝負を挑む形になり
そのまま返り討ちに遭ってしまい、撃墜判定を喰らった。
これによりハンティング小隊は半数を喪失してしまう形になった

ガブラ「ちっやるしかない、ヘルベルト援護しろ!」

ヘルベルト「ハッ」
新統合軍ヘルベルト・シュタインザー准尉

ガブラらまもなく他の小隊が攻撃に加わる事を踏まえ
ヘルベルトを引き連れミリアに対し格闘戦(ドックファイト)を挑もうと考えた

いくらエースと言われても精鋭10機相手に上手く戦えまい
上手く市街地に誘導し潜伏中のハンター小隊と合流すれば十分勝機はあるはず
と考えたガブラだったが、考えていた戦術は一瞬にして崩れさった

ヘルベルト「おわっ!?」

ガブラ「なんだと!?」

攻撃を仕掛けようとした寸前ミリアが急バック上昇し・・・・
背後からガンポッドの雨を降らしヘルベルトを撃墜した。

ガンポッドの雨から逃れたガブラはバトロイドに変形し反撃を試みたが・・・・

ミリア「甘い!そう簡単に!」

ガブラ「くそ、持ち堪える事が出来なかったか」

バトロイドに変形し180度回転しつつ上昇したミリアに返り討ちに遭った。

戦闘開始して1分も経たずにハンティング小隊が壊滅し
ハウンド小隊やレイピア小隊と共同した策にひびが入った。

もっともハンティング小隊がこうも簡単に壊滅するのは予想外だった。

桐原少佐「想像以上にミリアは強いのか・・・・・」

本多義輝「隊長どうしますか?」

桐原少佐「作戦に変更はない…!行くぞ!」

茂人はハンティング小隊全滅を受けて、当初の予定通り作戦を実施する事を決めた。

ハウンド小隊とレイピア小隊で上手く挟撃し、市街地へ誘い込み
待ち伏せしていたハンター小隊で攻撃を仕掛け撃墜・・・・
ハンティング小隊が全滅しても当初の予定通り戦えると茂人には自信があった。

反面、呆気なく全滅したので予想外な結果になってしまう可能性も捨てきれない
上手くやれるかはその場次第・・・・・と考えていたいたが・・・

エミリー「くっ案外キツいな」

本多義輝「動きが速い」

ミリアの駆るVFーXー10改の動きは予想以上であり
一瞬でロバート、クリス、アリサが撃墜されてしまった。

更に必死に回避行動を取ってる曹涼に狙いを定め猛攻を加え・・・・
反撃の隙を与えないまま、そのまま撃墜しアンサーズ中隊は・・・・
数分もしないうちに8機損失した。

エラ「私が引き付けます、皆は市街地へ」

本多義輝「やれるかハウンド2」

エラ「逃げ足だけは自信ありますのでやれます。」

部隊の半分を失ったアンサーズ中隊は戦術の見直しを迫られる事になったが
事態を憂いたハウンド小隊副隊長エラは囮を志願した。

エラは回避戦術に優れており多数の敵機を引き付ける囮役は強力であった。

事実、ラウラはエラの回避スキルに苦しめられており
撃墜するのに時間がかかっていた。

義輝はエラに囮役を任せ茂人らと共に市街地へ向かった。

ミリア「1機になった?他は・・・・すぐに撃墜して・・・・当たらない」

エラ「何処までやれるか分からないけど、時間稼がねば・・・」

ミリア「回避戦術は一流ね、でも何処まで通用するかしら」

囮になったエラとミリアの戦闘はすぐに始まった。

回避戦術に優れているとは言えいつまで耐えきれるか分からない。
時間を稼いだ後なんとか市街地にミリアを誘導できればいいが・・・・
自身は撃墜されるかもしれない。

エラは回避しながら作戦が成功する為の戦術を考え続けた。

マックス「ミリアと戦ってる相手中々いい腕前だね。」

コミリア「ママ相手から避けられるなんて凄いわぁ」

マックス「とは言えミリアが相手の戦術に乗せられてるのが気になるけどね」

マックスと娘達はRVFー1リコーンバルキリーから撮影されている映像を見ていた。

自分達の母親が単機で精鋭1個中隊相手と戦い半数を撃墜した姿を見て
娘達は目を輝かせていたが、エラの奮戦する姿を見た結果余裕のある表情を止めた

相手はエースであるミリアの攻撃を上手く回避しており・・・・
更にミリアに対し反撃を試みているなど油断したら負けそうだと認識し
ミリアが勝つか負けるかを見届けるためモニターを見続けた。

一方のマックスはミリアがエラによって作戦に乗せられてると察した。

エラがミリアを誘導しながら自部隊の作戦による罠に陥れようとしてると・・・
マックスはそう考えていたがミリアなら潜り抜けると信じモニターを見続けた。

吉野大樹「レーダーに反応、複数だと!?」

ラウラ「こっちも確認したわ、4機編成よ!」

神楽少尉「僅かな時間で半数以上やられたのか?」

吉野大樹「隊長の識別信号は残ってる、とりあえずここで隊長を出迎えるぞ!」

市街地に潜伏していたラウラ達は市街地に接近してくる茂人らを確認した。

16機いたアンサーズ中隊がミリアにより数分で半数近く喪失した事に
中隊長である大樹は危機感を覚えた。

精鋭部隊であるアンサーズ中隊が単機により半数撃墜された・・・
全滅判定食らう程の大損害を被ってしまった・・・・
しかもたった1機の可変戦闘機によって・・・・

第一次星間大戦のエースであるミリアの実力がこれ程とは・・・

ラウラ「大樹、第一次星間大戦のエースである私がいるから安心して」

吉野大樹「ラウラ・・・・・・・そうだな、その通りだな。」

ゼントラーディ人で第一次星間大戦のエースはラウラも同じであった。

ラプラミズ艦隊キヨラ機動戦隊に所属し数々の戦闘を潜り抜けているばかりか
地獄のようなボドル基幹艦隊決戦をも生き残ってきた。
実力は多少違えども、ほぼ一緒だと言う自負がラウラにあった。

ラウラの言葉を聞いた大樹は落ち着きを取り戻し・・・
改めてミリアに勝とうと言う決心がついた。

その直後、レーダーに茂人が来た方向から2機の機影が映った。

1機は友軍、もう1機は敵・・・・ミリアだ!
戦闘態勢に入ると、茂人らが合流した。

桐原少佐「すまん、市街地に追い込むはずが逆に追い込まれた。」

吉野大樹「戦闘だから仕方がないですが、あの友軍機は誰ですか?」

桐原少佐「イ少尉だ、自ら囮としてミリアと戦っているんだ!」

茂人らと合流した大樹はエラが囮としてミリアと戦ってると聞かされた

エラは元軍人で自由共和党のクラビウス議会イ・ジェウク議員の次女で
家系は李氏朝鮮王室の庶流の家柄と言うお姫様みたいな感じの娘であり・・・・
エースパイロットに見えない感じの女性士官だ。

そんな見た目な反面、パイロットの腕は確かであり・・・
女性陣が集まった当初の模擬戦以降どんどん腕前が上がっているばかりか・・・
副官として腕前がよく次期ハウンド小隊の隊長とされる程優秀であるなど
A級エースパイロットの卵であった。

ミリア相手に奮戦してる程とは・・・

感心している大樹だったが、目の前でエラのバルキリーが工場に激突した。
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カレー食べてキレンジャー

2016-11-07 19:47:12 | グルメ
キーマカレーですね。
自分はベーシックなカレーよりキーマカレーを好んで食べます。
ベーシックは飽きた県民です。

キーマカレーはいいです、無印良品のキーマカレーはまいう~でございます。

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うまうますぎWAVE

2016-11-07 19:43:48 | 日記

(イクスピアリ)

明日はうますぎWAVEです。
実は本人はマクロス関連の問題をうますぎWAVEに投稿しました。
明日うまく採用されているといいな。

では皆もうますぎWAVEを聞いちゃうぜ!!!
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