マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。最近の政治的問題や最近の出来事も更新します。

第41話 ニューエドワーズ基地航空戦

2016-11-07 21:11:29 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
【西暦2021年3月26日.ニューエドワーズ基地.午前8時】

ラウラ達はパイロットスーツに着替え格納庫に収納されている愛機に乗り込んでいた。

愛機に乗り込んだラウラは緊張解すため飴を取り出し口に入れたり・・・・
こっそり忍ばせていた軍事学の本を読んでいた。

ゼントラーディ軍時代ミリアと張り合っており・・・・・
いつかミリアより優れたエースになってやろうと思っていたが・・・
模擬戦でまさか戦う事になるとは・・・・

当時の自分が聞いたら嘘だぁと呆れるだろう。
そんな事を考えているとモニターに大樹が映し出された。

吉野大樹「ラウラ、緊張しているのか?」

ラウラ「まさか、大樹こそ私の心配するのはいいけどさ・・・ミリアに怯えているんじゃない?」

吉野大樹「バカを言え・・・・桐原隊長に指揮代行任されているんだ。怯えてる暇なんかねぇよ。」

ラウラ「へぇ」

吉野大樹「怯えるくらいなら、堂々と戦って破れるくらいがマシさ」

大樹に緊張しているのかと少し心配している素振りを見せた事に対し
フッと笑ったラウラは緊張が解れたのか逆にからかった

ラウラにからかわれた大樹は目を閉じて・・・・
茂人にもしもの時の指揮代行任されているから怯えている暇はないと否定し
堂々と戦って破れる方がマシだと言った。

そんな大樹の決意表明を見たラウラは安心感を覚えつつ見直した。

カゴメ『ニューエドワーズベースタワーよりダックリーダーへ、ハンター小隊と共に第1滑走路へ進入し待機願います。』

桐原少佐「ダックリーダー了解」

吉野大樹「ハンターリーダー了解」

劉夢華『タワーよりハウンドリーダーへハウンド小隊は第2滑走路に進入してください。』

いよいよ離陸し模擬戦を開始する時間になった。

管制塔のカゴメ達との間で航空管制が始まりラウラは茂人らと共に第1滑走路へ進入
いつでも離陸出来る状態に入った。

ラウラは真剣な眼差しで操縦桿を握っていると・・・・
第二滑走路からハウンド小隊が次々と離陸し・・・・・
それに続くようにハンティング小隊やレイピア小隊が次々と離陸していった。

レイピア小隊が飛び立つと茂人だけ第1滑走路から離陸し飛び立った。

カゴメ『ニューエドワーズベースタワーからハンターリーダーから各機へ離陸を許可します。』

吉野大樹「了解した。」

茂人が飛び立って数分後、ラウラ達ハンター小隊が離陸する時が来た。

ハンター小隊は他の小隊を追いかけるように飛行したが・・・・・
市街地エリアに近づくとバトロイド形態に変形して降下し・・
指定された建物の中に潜伏した。

指定された建物の中に入ったラウラは息を潜めながら来る時に備えた。

桐原少佐『こちらダックリーダー、会敵せず。まだ時間はたんまりあるようだ。』

吉野大樹「ハンターリーダーからダックリーダー、配置完了。」

桐原少佐『よししばらく待機せよ!』

茂人達は今だにミリアと接敵してなかった。

茂人は余裕を浮かべながら通信をしてはいるが・・・・・
大樹はまもなくミリアと接敵し交戦状態に入るだろうと察した。

ミリアは離陸して作戦行動中・・・・・
いつ接敵してもおかしくない、むしろ予期せぬ強襲をしてくる懸念があり・・・
先行した茂人達が総崩れにならないか心配した。

相手はかつてゼントラーディ軍のエースのミリアと言われたエース。
いつも以上に警戒して取り組まねば勝てる確率は低いままだ・・

ガブラ「レーダーに反応、エースのお出ましだ!」

桐原少佐「よし、ハンティング小隊は前へ各隊は散開しジーナス機を市街地へ誘導しろ!」

ガブラ「了解」

レーダーにミリアが乗るVFーXー10改が反応した。

茂人はガブラ率いるハンティング小隊を前進させ
レイピア小隊とハウンド小隊を散開させ、ミリアを市街地に追い込む作戦を開始した

ハンティング小隊はフォーメーション・アブレストを取り・・・
ミリアとの戦闘に備え各種兵装いつでも撃てるようにしたが・・・・
予想もしてなかった事態が起こった。

カレント「うわっ」
新統合軍.カレント・バーガー准尉

ガブラ「なっ!」

突如、ミリアの乗るVFーXー10改が急降下しカレントを撃墜した。

急降下したミリアのVFーXー10改は一瞬、編隊を通り過ぎるが・・・
バトロイド形態に変形してカレント機の背後にガンポッドで攻撃した。

あまりにも突然の出来事にカレントは回避する間もなく・・・
機体背後がペイント弾の色で染まり呆気なく撃墜されてしまい
近くにいたエリック機が動揺し、バトロイド形態に変形し反転した。

エリック「なめるな!」
新統合軍エリック・ランスロード准尉

ガブラ「よせ!回避行動を取れ!」

カレントがやられたのを見てエリックは激昂し反撃にでた。
当然の如くミリアとエリックとの間では能力の差が大きく・・・
ガブラは必死になって止めようとした。

ゼントラーディ人であるガブラはミリアの実力を知っており
エリック単機で勝負を挑んだら返り討ちに遭うのが目に見えていた。

必死に止めたが、エリックはミリアに勝負を挑む形になり
そのまま返り討ちに遭ってしまい、撃墜判定を喰らった。
これによりハンティング小隊は半数を喪失してしまう形になった

ガブラ「ちっやるしかない、ヘルベルト援護しろ!」

ヘルベルト「ハッ」
新統合軍ヘルベルト・シュタインザー准尉

ガブラらまもなく他の小隊が攻撃に加わる事を踏まえ
ヘルベルトを引き連れミリアに対し格闘戦(ドックファイト)を挑もうと考えた

いくらエースと言われても精鋭10機相手に上手く戦えまい
上手く市街地に誘導し潜伏中のハンター小隊と合流すれば十分勝機はあるはず
と考えたガブラだったが、考えていた戦術は一瞬にして崩れさった

ヘルベルト「おわっ!?」

ガブラ「なんだと!?」

攻撃を仕掛けようとした寸前ミリアが急バック上昇し・・・・
背後からガンポッドの雨を降らしヘルベルトを撃墜した。

ガンポッドの雨から逃れたガブラはバトロイドに変形し反撃を試みたが・・・・

ミリア「甘い!そう簡単に!」

ガブラ「くそ、持ち堪える事が出来なかったか」

バトロイドに変形し180度回転しつつ上昇したミリアに返り討ちに遭った。

戦闘開始して1分も経たずにハンティング小隊が壊滅し
ハウンド小隊やレイピア小隊と共同した策にひびが入った。

もっともハンティング小隊がこうも簡単に壊滅するのは予想外だった。

桐原少佐「想像以上にミリアは強いのか・・・・・」

本多義輝「隊長どうしますか?」

桐原少佐「作戦に変更はない…!行くぞ!」

茂人はハンティング小隊全滅を受けて、当初の予定通り作戦を実施する事を決めた。

ハウンド小隊とレイピア小隊で上手く挟撃し、市街地へ誘い込み
待ち伏せしていたハンター小隊で攻撃を仕掛け撃墜・・・・
ハンティング小隊が全滅しても当初の予定通り戦えると茂人には自信があった。

反面、呆気なく全滅したので予想外な結果になってしまう可能性も捨てきれない
上手くやれるかはその場次第・・・・・と考えていたいたが・・・

エミリー「くっ案外キツいな」

本多義輝「動きが速い」

ミリアの駆るVFーXー10改の動きは予想以上であり
一瞬でロバート、クリス、アリサが撃墜されてしまった。

更に必死に回避行動を取ってる曹涼に狙いを定め猛攻を加え・・・・
反撃の隙を与えないまま、そのまま撃墜しアンサーズ中隊は・・・・
数分もしないうちに8機損失した。

エラ「私が引き付けます、皆は市街地へ」

本多義輝「やれるかハウンド2」

エラ「逃げ足だけは自信ありますのでやれます。」

部隊の半分を失ったアンサーズ中隊は戦術の見直しを迫られる事になったが
事態を憂いたハウンド小隊副隊長エラは囮を志願した。

エラは回避戦術に優れており多数の敵機を引き付ける囮役は強力であった。

事実、ラウラはエラの回避スキルに苦しめられており
撃墜するのに時間がかかっていた。

義輝はエラに囮役を任せ茂人らと共に市街地へ向かった。

ミリア「1機になった?他は・・・・すぐに撃墜して・・・・当たらない」

エラ「何処までやれるか分からないけど、時間稼がねば・・・」

ミリア「回避戦術は一流ね、でも何処まで通用するかしら」

囮になったエラとミリアの戦闘はすぐに始まった。

回避戦術に優れているとは言えいつまで耐えきれるか分からない。
時間を稼いだ後なんとか市街地にミリアを誘導できればいいが・・・・
自身は撃墜されるかもしれない。

エラは回避しながら作戦が成功する為の戦術を考え続けた。

マックス「ミリアと戦ってる相手中々いい腕前だね。」

コミリア「ママ相手から避けられるなんて凄いわぁ」

マックス「とは言えミリアが相手の戦術に乗せられてるのが気になるけどね」

マックスと娘達はRVFー1リコーンバルキリーから撮影されている映像を見ていた。

自分達の母親が単機で精鋭1個中隊相手と戦い半数を撃墜した姿を見て
娘達は目を輝かせていたが、エラの奮戦する姿を見た結果余裕のある表情を止めた

相手はエースであるミリアの攻撃を上手く回避しており・・・・
更にミリアに対し反撃を試みているなど油断したら負けそうだと認識し
ミリアが勝つか負けるかを見届けるためモニターを見続けた。

一方のマックスはミリアがエラによって作戦に乗せられてると察した。

エラがミリアを誘導しながら自部隊の作戦による罠に陥れようとしてると・・・
マックスはそう考えていたがミリアなら潜り抜けると信じモニターを見続けた。

吉野大樹「レーダーに反応、複数だと!?」

ラウラ「こっちも確認したわ、4機編成よ!」

神楽少尉「僅かな時間で半数以上やられたのか?」

吉野大樹「隊長の識別信号は残ってる、とりあえずここで隊長を出迎えるぞ!」

市街地に潜伏していたラウラ達は市街地に接近してくる茂人らを確認した。

16機いたアンサーズ中隊がミリアにより数分で半数近く喪失した事に
中隊長である大樹は危機感を覚えた。

精鋭部隊であるアンサーズ中隊が単機により半数撃墜された・・・
全滅判定食らう程の大損害を被ってしまった・・・・
しかもたった1機の可変戦闘機によって・・・・

第一次星間大戦のエースであるミリアの実力がこれ程とは・・・

ラウラ「大樹、第一次星間大戦のエースである私がいるから安心して」

吉野大樹「ラウラ・・・・・・・そうだな、その通りだな。」

ゼントラーディ人で第一次星間大戦のエースはラウラも同じであった。

ラプラミズ艦隊キヨラ機動戦隊に所属し数々の戦闘を潜り抜けているばかりか
地獄のようなボドル基幹艦隊決戦をも生き残ってきた。
実力は多少違えども、ほぼ一緒だと言う自負がラウラにあった。

ラウラの言葉を聞いた大樹は落ち着きを取り戻し・・・
改めてミリアに勝とうと言う決心がついた。

その直後、レーダーに茂人が来た方向から2機の機影が映った。

1機は友軍、もう1機は敵・・・・ミリアだ!
戦闘態勢に入ると、茂人らが合流した。

桐原少佐「すまん、市街地に追い込むはずが逆に追い込まれた。」

吉野大樹「戦闘だから仕方がないですが、あの友軍機は誰ですか?」

桐原少佐「イ少尉だ、自ら囮としてミリアと戦っているんだ!」

茂人らと合流した大樹はエラが囮としてミリアと戦ってると聞かされた

エラは元軍人で自由共和党のクラビウス議会イ・ジェウク議員の次女で
家系は李氏朝鮮王室の庶流の家柄と言うお姫様みたいな感じの娘であり・・・・
エースパイロットに見えない感じの女性士官だ。

そんな見た目な反面、パイロットの腕は確かであり・・・
女性陣が集まった当初の模擬戦以降どんどん腕前が上がっているばかりか・・・
副官として腕前がよく次期ハウンド小隊の隊長とされる程優秀であるなど
A級エースパイロットの卵であった。

ミリア相手に奮戦してる程とは・・・

感心している大樹だったが、目の前でエラのバルキリーが工場に激突した。
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