宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

共和党ロムニーに勝って欲しかったアメリカ大統領選挙

2012年11月07日 22時17分16秒 | 社会・経済

 ロムニーが選挙人数でリードしている状況で株価がするする上がったが、負けが決定的となると下がり始めた。日本の置かれた実情を示す。共和党と日本は、以前大蔵省が応援していたこともあり、相性が良く、蜜月関係を築いた時代もあった。その反動で、民主党のクリントンにはコテンパにやられた。

 オバマは最初の討論会で挽回されたとは言え、オサマビンラディンの暗殺、医療保険改革、イラクからの撤兵、失業率の持ち直しなどの実績があった。決定的な失政も無かった。片やロムニーは大富豪で反発を招きやすく、温厚に見えるが性格もあいまいでインパクトのある政策を訴えることができなかった。

 また、急速に増加しているヒスパニック、黒人、アジア系など非白人人種はこぞってオバマを支持している。ロムニーではこれらの票の取り込みが難しい。

 ロムニーであれば、日本に対するプレッシャーを弱めただろう。相互協力も進んだ可能性はある。オバマは日本に対してクールで、民主党のグループはこれまでも日本を叩きながら、同時に日本を利用して利益をあげてきた。

 日本に求められるのは、安倍総裁など次のリーダーがこぞってオバマに接近し、人間的な関係を深めることだ。現在はオバマ政権との間に溝がありすぎる。日本の発展はひとえにアメリカの戦略、政策にかかっていることを十分すぎるほど認識すべきだ。アメリカは日本を掌の上でコントロールできるのだから。

 オバマはエリート意識、プライドが高いので、人柄をよく研究し尊敬の念を持ってアプローチしなければならない。日本的なあいまいな姿勢や態度は受け入れてもらえない。野田がオバマに会った時の写真を見ると、オバマはいかにも儀礼的で、両者が全くかみ合っていないのが分かる。オバマが何を望んでいるか情報を分析し、ロジカルに議論すれば、友好関係を築けるかも。


ランクル100ディーゼル、レガシー、レンジローバーの乗り比べ

2012年11月06日 18時56分17秒 | 

 スバルは以前から衝突しない車を宣伝しており、アメリカでも根強い人気があるというので一度は試乗してみたかった。ネットでスバルが広島にあるのを確認した。「こころ」から高速4号線を抜けた最初の曲がり角付近に、中四国の本店が有った。以前、若い知人がスバルに乗っていて、独特のドコドコという排気音と滑らかな吹き上がりの印象が有った。

 ショールームの奥には発表間近のフォレスターが置いてあり、見るだけ。矢張りサイズはちょっと小さいか。レガシーを試乗することになった。小柄な営業の女性(私のつまらないジョークに結構笑ってくれた)が同乗で、説明を受け、横川駅からの道路に滑り出した。その気で踏み込むがなかなか出ない。ハンドルに付いているスイッチモードを2段階上げなければならないようだ。

Regacy

 モードを上げると、加速感が増してきた。ただ、十分なパワーを期待するなら、3.6リットル6気筒になるかな。ガソリン3.6リットルになると化け物だ。スバル独特の排気音も残念ながら今は無い。ハンドルは小さい。水平対向エンジンながら4気筒ということで微振動は有る。スバルと言えば何と言っても衝突実験だろう。そこで、試すことになった。

 ショールームの裏に、自立の自動車後部の写真があり、先に営業の女性が乗り込み試験を見せてくれた。25km/hぐらいで写真に向けて進み、直前で急ブレーキがかかって止まった。女性が横に乗り、私も試した。止める時、結構なGがかかるので、何度もやるもんじゃないね。直前でちょっとでもブレーキを踏むと止まってくれないらしい。

 二つのアイセンサー(バージョン2)で前方の模様を検知し、車や障害物を認識する。単色の壁では認識できないらしい。高速などで、アクセルから足を離し、前の車に車間距離を自動で保ちながら進むのは楽だ。アクセルから足を離してもハンドル操作は必要。車線を外れるとアラーム音が出た。

 これまで、車を考える時にスバルは全く印象が無かったが、安全性を考えるなら外せない。自動ストップはフォルクスワーゲン、マツダも発表している。デザインも悪くないし、星が並んだスバルのマークもカッコ良い。新鮮味があり、今後は選択肢の一つになるのではないか。フォレスターも是非、試乗してみたい。

 レンジローバーは正直、あまり期待していなかった。イギリスの車で、エンジンも古そうだ。ただ、ハマーが製造中止、ベンツ、BMW、ポルシェ、チェロキーが「ちび」という中では、高さのあるレンジローバーに一度は乗ってみたい。

Rangerobert

 旧2号線沿いに落ち着いたたたずまいのその店は有った。すぐ近くにベントレーの店、イギリス通りか。電話に出た竹下氏が接客のため、仕方ないなという感じで店長が相手してくれた。ディーゼルが有ったが、中古、軍事用で2.5リットルぐらい。板が全部アルミ製というのは驚き。マニュアルだし、質実剛健、最新のツールは何もない。

 遠慮しながら試乗を申し出たら、黒のディスカバリーを引っ張り出して乗ることになった。デザインは直線的で、黒色もあってシックな印象。アクセルを踏み込み、低速からの力強さに驚いた。車体は安定しており、重厚。予想外の乗り心地だった。

 兎に角、揺れが少ない。店長によると、馬車を想定し、女王陛下や貴族が後ろに乗るのを想定した車で、石畳を快適に走るとの理念らしい。事故に備えてドアは厚い。パネル周りは今時の車で、イギリス製だから古いということは無い。デジタルに数字は老眼の私でもはっきり読める。ランクルのメーターは距離計が読めない。

 様々なデザイン、細かい一つ一つの設計が上級な乗り心地を演出するためのもので、メーカーは敢えて語らない。この奥ゆかしさを気付いてくださいとのメッセイジだ。

 含蓄というか物語・歴史というか、そのような説明が似合う車こそがイギリス製なのだろうか。カタログの数値だけでは語りつくせない。サイズはランクルのプラドクラスか。幅が192cm、高さが189cm、エンジンは5リットルの8気筒。6速。トルクが52kgmと相当強く、どこからでも申し分ない加速ができる。

 我がランクル100ディーゼルとの比較はどうなのか。レガシーの自動ストップ、前車追従機能などは素晴らしいと思うが、高さやサイズ、乗り心地はとても比較にならない。レンジローバーは予想外に良い車だった。安定しており落ち着きがあり、何しろ上品だ。ただ、結構なお値段(740万円以上)の上に、ガソリン車しかないので、選択しづらい。

 我がランクルは2000年モデル、23万キロまで僅か。それにも拘らず、ガタがくるわけでもなく、安定した乗り心地、有り余るパワーはどうしたことだろう。ボディーは変色したに違いないが、前の色を覚えていないので分からないし、テフロンコーティングが今でも有効で、ピカピカ。

 乗り心地は、普通の車は比較にならない。セルシオ・5リットルのハイブリッドだと総合的にはセルシオの方が上(何しろ静粛性が抜群:何しろ我が方はディーゼル)、安定性などはランクルかな。

 山陽道の最高峰384mのナントカ峠も多分160km/h以上で駆け上がった。頂上付近にいたプリウスが抜かれまいと相当頑張ったが、無駄な努力。恨めしそうにこちらを見ていた。

 気になるのはパワーステアリングのポンプ。静かなところで舵を切ると音が聞こえ始めた。取り換えても良いが、9万円と予想外に高く、親しいメンテが「音だけだからハンドルに影響が出始めてからでも良い」と言うので様子を見ている。

 タイヤ館(緑井)の相撲取り(私がそう呼んでいる)と親しくなり、タイヤだけでなく、オイルほか全て格安で整備してくれるので、気楽。軽油も喫茶店付きのスタンドが最も安いことが分かり、ここ数年利用している。洗車を初めて機械にかけたのは傷の入らないワイピングであることが分かったため。

 このスタンドでディーゼルが好きという年配者に会った。トラックの運転手で、ディーゼルに対する思い入れは大変なもの。熱く1時間以上喋ってくれた。(30リットルとかものすごいディーゼルが有るんですか?:トルクが強くシャフトがねじれるらしい)普通の道路を走ったランクルディーゼルであれば欲しがる人は多いと言う。

 いつまで今のランクルに乗るのか?ランドローバーの店長が言っていたように800万円以上の車を買い物には乗って行けない。我がランクルは誰が見ても高級車ながら、どこでも悩まず駐車できる。今はベンツM(ディーゼル、右ハンドル)に注目しているものの、チビであり、全部で850万円ぐらいになるので、どうしても欲しいところまではいかない。


シャープは倒産まっしぐら

2012年11月02日 13時16分53秒 | 社会・経済

 シャープの携帯を使っているが、設計者は自分で使った事があるのだろうかといつも疑問を感じる。夜に全ボタンが光るようになるが、肝心な通話や電源のボタンが光らないので、いつも押し間違える。機能は滅茶苦茶高いが、一部しか使うことが無い。操作が難しく使いこなそうなんて気は起こらない。

  シャープの営業を重視するポリシー、金バッチで新しいプロジェクトを積極的に立ち上げる姿勢は大変良かったと思う。二番手グループの電気メーカーがいつしか、パナソニックや東芝などと肩を並べ、液晶テレビ、太陽光発電、調理器など部分的には追い抜いていた。しかし、奢りや勘違いや焦りが有ったのではないか。企業哲学や経営センスはなかなか継続されない。

 我が家と事務所は大型液晶テレビ、蒸気加熱調理器、2台のカラー複合機、空気清浄器、全部の携帯がシャープだ。シャープが倒産したらどうなるのかと思う。東広島のシャープの下請けは仕事が無くなり、失業者が急速に増えた。求人するとシャープの元下請けの優秀な社員が多く、気の毒と地元企業が言っていた。

  若い人は自分が決定権を持つと、いきなり自分のカラーを出そうとするが、客観的に見て若い世代は力が無い。例えば、団塊の世代は幼いころ、食べるものが無くてハングリーな生活をおくりハングリーさが身に染みている。いつまで経ってもハングリーだから必死で頑張れる。

 野原で走り転げ泥にまみれて自然や物の理屈を知っている。自然は数十億年を経て今のバランスを得ており、その頃のガキは自然に交わり自然の持つ合理性やメカニズムを少しは得ている。何より、本能を揺り動かされ、生命のノウハウを得ている。恵まれすぎた若い世代が根拠のない自信だけで同レベルのビジネスを進めるのは無理というもの。

 いつの時代にも若い人はいたわけだが、決定的に異なるのは、天国のような環境が用意されていたことだ。生命が誕生して以来、食が足りたことは無いが、日本の歴史でも衣食住が恵まれすぎていた。競争も排除された。揃いも揃って従順なロボットで、バランス感覚が欠如している。流れに逆らわず、問題点も含めて全て受け入れてしまい、危機感が乏しい。

 さらに深刻なことは、日本を取り巻くビジネス環境は格段に難しくなっている。その深刻さは早く気が付く必要性がある。シャープは多分、相当な読み間違いが有って、打つ手が遅れている。一つは成功体験が多すぎ、あまりにも順調だったのでリスクに甘くなったのだろう。 

 元電気メーカーの教授が言っていた。日本企業同士は、どこかが新しいことをやると、それっと真似して追いつこうとする。キャッチアップであるが、このキャッチアップで横並びで進めてきた。顧客のニーズとは必ずしも一致しない。あのトヨタも、顧客ニーズ無視で作りたい自動車を作る。そこでガソリンがぶ飲みピックアップに進出、GMを追い込み、叩かれることになった。

 ハイアールに移った元日本企業の社員が、ハイアールは顧客のニーズに迅速に対応すると言っている。当たり前のことだがそれが日本企業にはできない。おまけに部下が一歩進もうとすると上司が徹底的に叩く。サムソンのように、若い社員を現地で1年間遊ばせニーズをつかむ、自分より有能な部下を持つことを評価するなどが望まれる。

 サムソンの自分より優秀な部下を持つことを評価するとの経営哲学は物凄いね。日本企業の最大の泣き所を横目で見て改革したとも言える。決して皮肉ではなく現実的な問題。日本企業では部下が自分より力を発揮することを極端に嫌う。従って、代を重ねるごとに企業力が落ちてくる。日本全体が劣化しているのだ。

 日本企業がスピード感が無いと言われている。これは早く判断して動くと言うことではない。早さだけではない。勘違いしたらひどいことになる。事実を徹底的に追及するとともに論理的に思考し、より優れた評価方法で判断しなさいと言うこと。論理的な思考法では普段から問題が整理され様々な解決策がシミュレーションされている。

 そして正しいと判断されることを勇気を持って実行することだ。間違っていたら率直に反省し、方向修正したらよい。結果的に全てが早くなる。日本の経営者は普段から論理的な判断、シミュレーション、評価ができていない。だから、問題が起きると対応できない。

 様々な失敗を重ねていることも、論理構成やシミュレーションの生きた材料として重要だ。失敗無しに一直線で成功するなんてことはまず無い。運良く順調過ぎる成功はその後の大失敗を招く。

 私が経営には哲学が大切と言う意味は、例えば科学が観察できるもの、数学として表現できるものとして、哲学は見えないもの数学的に表現できない分野だ。分かり易く言えば、科学で扱えない世界(見えない世界)の科学が哲学だ。この哲学と言うバックグラウンドがいかに広く深く、論理構成、シミュレーションが繰り返され、熟成しているかが実際の場面で問われる。

 私の例で恐縮だが、アクションが早いと言われる韓国人より早い場合が多々ある。失敗も多いが不可能と言われたことをいくつか成功させている。暴走族にしては成功率が高い。何も無くて走るのは確かに暴走かもしれない。バックグラウンドが充実し、論理構成、シミュレーションにより確証がある場合は、やってみることだろう。

 日本を取り巻くビジネス環境として、円高は確実に日本企業を痛めつけている。日銀はアメリカ・ヨーロッパの利益のために働いている。日銀法を少し元に戻し、日本で最高の戦略家を日銀総裁に就任させ、出来が悪ければ交代させるようにしないと、そのうち、日本の製造業は壊滅する。


民主党はただ邪魔なだけ、早く下野すべき

2012年11月01日 10時23分19秒 | 橋下改革

 民主党は消費税はやらないとマニュフェストに書き、国民に約束して政権を担ったのだから、菅首相が消費税増税を言うのであればその前に解散すべきだった。更に後を継いだ野田政権が消費税を実現させるなどまともな政党として、人間としてあり得ないこと。ロジックエラーでもある。日本の歴史に汚点を残した。

 民主党が高らかに宣言していたマニュフェストは全滅した。経済音痴であることは分かっていたが、官僚改革はやってくれると期待していた。ところが逆に自民党以上の官僚支配内閣になり、官僚の既得権を維持拡大する完全な操りロボット化した。

 民主党は最早存在価値が無く、むしろ日本の発展にとって邪魔なだけ。そもそも、政治家なんて消耗品であるべきで、自分の権限を維持するため居座るなど許されることではない。前原にも期待していたが、ガードが甘すぎるし、勢い良く喋る割には実現性が無い。リーダーであるべき前原が駄目ならどうしようもない。こんなに失望感を味あわせた政党も無い。1秒でも早く消滅するのが良い。

 野田がのらりくらりと訳の分からん居座りを続けている間に、パナソニックやシャープがなくなってしまう。日本の製造業がなくなる日は近い。

 さりとて自民党政権が復活したら、また土建屋さんや農協やら医者やらが利益誘導を活発化させ、ビルやダムや道路など無駄な建造物が増えることになる。これも困ったものだ。

 維新の会もかつての勢いを失い、石原慎太郎やみんなの党と共に第三局のジャンルに押し込まれている。橋下には大阪が有り、市長なのだからもっと大阪の改革を推進し、その成果をアッピールすべきだろう。顔色の悪いぱっとしない松野なんとかを先頭に立たせたので、人気が急低下している。

 橋下が国政に出ないのなら、当面、維新の会は石原慎太郎と連携しながら、石原を顔としてまとめのタワーとして戦っていくしかない。焦って、下手な国会議員を集めたので、結果的に政治勢力の勢いを失うことになりそう。