現在、経済が好調なのは中国、韓国、アメリカなどである。日本は一人蚊帳の外だ。何故か?それは円高のおかげである。日本人は自信喪失しているが、中国、韓国、アメリカにとって最も怖いのは日本、とりわけ日本の製造業、なのである。
怖い日本を封じ込めるのが、実は円高である。よく考えてほしい。日本人は中国人より怠惰でルーズなのか?日本人は韓国人より不真面目なのか?日本人はアメリカ人より不正確なのか?全てNOだ。日本人は優秀だし、勤勉だし、正直でまじめだ。その日本が負けるのは円の独歩高のせいである。
元はじわじわ上がっており、もし、円が1ドル120円ぐらいになると、日本と中国の製品のうちかなりの商品の優位性がひっくり返る。今、中国が恐れているのは、元が上がって同時に円が安くなることだ。そこで、アメリカと組んで円高に持って行く。アメリカは対中国の赤字を減らしたいから、いくらでも円高に応じる。
このことを、政府関係者、学者、官僚は十分理解していない。何故なら、誰も円高対策を実行していないからだ。特に、日銀はあほバカ間抜けで何もわかっていない。
日本には元々戦略のかけらさえないと言うか、官僚や公務員などのやっていることは戦略とは真逆だ。従って、円高は世界共通の戦略という訳だ。
そして、世界中の戦略家が狙っているのは、円の独歩高で、日本の製造業がつぶれること。今は円高であるが、もし、日本の製造業が壊滅化すると、超円安になって日本は破綻する。現状では、恐ろしくて円安にできない。
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