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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

天皇陛下のパラオ訪問で考えさせられる無謀な戦争

2015年04月10日 09時47分19秒 | 深刻な問題
 パラオでは日本人が1万人戦死し、34人しか助からなかったらしい。全滅だ。ろくな武器も食料も身も無く、洞窟を掘って持久戦を図り、アメリカ軍の火炎放射器に焼かれた。日本軍の目的は単なる時間稼ぎ。亡くなられた方々がうかばれない。

 元々は、軍部中央および現地の賄賂や汚職による領土と資源の略奪。国連高等弁務官だった緒方貞子は「軍部が乱脈を極めた」と語っている。欲望のままに拡大に次ぐ拡大を図り広げ過ぎた防衛線が守り切れなくなった。

 私は正直、パラオの事は知らなかった。ひどい話は至る地域で展開され、それまで軍中央はただ、突っ込め、早く突っ込めと命令を出してきた。突っ込めとは自らの身を投げ出して攻撃しろという事で、「死ね」と殆ど同じ意味。まるで消耗品だ。

 パラオの戦いは、いわば、軍部による自国民大量惨殺だ。この大量惨殺を果てしなく繰り返した。そして、御前会議では軍部トップが終戦に反対し、降伏しても腹を切れない。反省も責任感も無い。むざむざとつかまり、裁判を経て絞死刑にされている。

 天皇陛下は、我々がいつの間にか忘れ、風化しようとしている戦争の無残な現実を白日の下に曝し、語らずして軍事化への反対の意思を伝えようとしているのかもしれない。ニュースで見る天皇陛下は神々しい。

 美智子妃殿下は激しいジェラシーとバッシングで多分うつ病になられながら耐えてこられた。髪は白くなられ、テニスをしていた頃のはつらつさは失われたが、陛下の腕に手を添えて歩く姿は献身的でさわやか、そして美しい。

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