宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

重力(引力)とは何か?

2009年07月11日 19時26分34秒 | 宇宙

 リンゴが木から落ちるのを見て、重力(地球の引力)が作用していることを発見したアイザック・ニュートンの話は教科書にも出てくる、昔々の17世紀の話である。然しながら、21世紀の現在でさえも実は重力が十分解明されていない。

 相対性理論によれば重力とは時空のひずみにより生じるものであるとされている。然し、重力波が観察されているわけでもなく、重力の速度や伝搬のメカニズムが分かっているわけでもない。地球上の生物はいわば、重力に逆らって生活し、発展してきた。このおなじみの重力は謎に満ちている。

 光など(電磁波)が波動で伝搬することはよく知られている。大学の実験でも観察できる。ところが、重力となるとそうはいかない。世界中の研究機関で重力波の観察が試みられているが、成功したとの報告は無い。物理学者が重力も波動で伝搬すると提唱することはやむを得ないのだが、証拠がない以上、定説のように扱うのはいかがなものか。

 私は、重力は物質と物質との間で形成される属性と考えることにしている。物質は無の世界から突然出現したわけではなく、元々、物質世界が存在していてそれを我々が宇宙と呼んでおり、物質には重力という属性が有った。宇宙は無限の世界でありとあらゆる組み合わせ、可能性を試しており、その物質の変化に伴い属性である重力も変化している。属性である重力の場は物質間で形成されるのだから当然「有限」であり、伝搬という概念ではないから強いて言えば速度は絶対速度(無限大)である。

 光について触れてみよう。光は粒子であり、波動であり、減衰しないとされている。この光量子の重量は定義されておらず、無い事になっている。私は、あらゆる空間、真空と呼ばれる空間にも光を伝達する未発見の微粒子(量子より小さい)が存在し、重量を持っていると考えている。重量を持っているから、巨大な重力を持つブラックホールでは光微粒子が拘束され光が出てこないと考えている。従って、重量があるから、光速は有限であり、エネルギーは僅かづつ消耗する。これに対して重力の属性である重力場は重量が無いから伝達速度は事実上無限大になるという考えだ。

 光を含む電磁波はプラスとマイナスが交錯する。電気や磁性はプラスとマイナスがあるから、波動である点は分かる。しかし、重力はプラスのみでマイナスは無い。この点も、重力の波動伝達を否定する材料だ。

 概念としては、物質から全方向に均等に、重力の特殊な糸が無数に出ているようなもので、物質間では糸が作用して重力が働く。また、この糸は途中に存在する物質に影響を及ぼしながら貫通しその先にある物質にも作用する。つまり、遮蔽されない。物質の無い方向の糸は実質的には存在しない。もし、重力が波動で伝わるとすれば、その波動を与えるエネルギーの供給が必要になり、物質は経年と共に消耗して行くことになるが、物質が絶対零度でも重力が失われないことなどを考慮すると消耗は考えられない。

 重力の観察を難しくしているのは、多分、重力を伝搬するものが存在しないし、光の速度であるとの相対性理論通りではないからだ。もし重力が光の速度で伝搬するのなら確認する方法は有るだろう。地球という非常に大きな物質の影響下で試験機という極めて小さな物質の重力の変化を観察するのは容易ではないが、例えば、物質を高速で移動(もしくは回転)させた場合の重力の変化を計測する方法がある。必要であれば、宇宙の無重力空間で実験しても良い。残念ながら、世界の研究機関が重力を観察するために血眼になっても有限速度であるべき重力の姿をとらえられない。

 音波で見るコウモリにとって、音波以上で動く対象は見えない(暗黒)のであり、電磁波で観察する人類にとって、光の速度以上で拡散する物質も見えない。つまり、宇宙の果てとは単に、高速度以上で移動する恒星などが観察できないだけである可能性がある。

 もし、重力がアインシュタインの考えたような波動であれば、地球から太陽の反対方向へ重力波を発信させ、100億年後に地球が太陽に飲み込まれることを回避できるのだが、残念ながらそれはありえないことだと考えている。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 宇宙が生まれる瞬間 | トップ | 世界支配に歩を進める中国共産党 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

宇宙」カテゴリの最新記事