従来説だと、遺伝子が突然変異して進化するのだが、そもそも物質時代には遺伝子が無いから進化が出来ない。仮に、有り得ない事だが、遺伝子がぽつんと出来たとして、何も起こらないよ。
大きな間違いは、翻訳されるDNA(タンパク質が作られるアミノ酸記号を持つ)だけを遺伝子としてしまったことだ。アミノ酸情報は設計図でも何でもない。間違いを認めないのもいかがなものか。
RNAワールド(進化の始まり)というのがまことしやかに、科学雑誌などで紹介されている。素人向けには面白おかしく書けば、受けるのかもしれない。売るのが商売だからね。但し、僕の知る範囲の一流の生化学研究者は懐疑的だ。
例えば、海の中でRNAが見つかったなんて話は聞かない。専門家によればRNAは水中では不安定で、分解してしまう。
そこへいくと、タンパク質の材料となるアミノ酸は海底でも、地中深く流れる水の中でも、宇宙でも見つかっている。アミノ酸はタンパク質の構成要素で、脱水結合すればペプチド結合と言って、50個以上繋がれば タンパク質になる。ところが、普通の方法では繋がらない。
海底の熱水噴出孔付近でタンパク質が出来るとの説は結構多い。これはどうも素人的発想の様で、実は僕(素人)も最初は同じ考えだったが、簡単に実験できることながら、発表された形跡がない。追記:海水中では凝縮に限界があり、脱水結合に至らない。
この件に関しては、2020年に原始海のタンパク質工場モデルを発表した。中学生の君でも きっと理解して頂けると思う。池原名誉教授のGADV仮説が重要なヒントになった。僕はタンパク質に的を絞り、調査検討してきたのだ。
タンパク質は古くからあるテーマで、本屋に並んでいる本も古く注目度が低い。ところが、タンパク質の能力は物凄い。桁外れだ。それも1桁とか、5桁とかのレベルではない。今回の発表では、そのタンパク質の桁外れの機能と能力を紹介するところから始まる。
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