宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

不可解な時間と宇宙m分解の謎

2013年09月25日 10時28分03秒 | 宇宙

 アルベルト・アインシュタインやスティーブン・ホーキングなど宇宙物理学の天才たちの登場により宇宙の誕生からその後の巨大な宇宙構成や展開などが紹介されてきた。宇宙は電子顕微鏡でも見ることが出来ないような微小な量子大で誕生し、突然、無限ともいえる世界に大膨張したことになっている。

 この奇想天外な物語の影なる主役は実は時間なのである。「3次元空間プラス時間で4次元空間」という言葉は小学生でも知っている。そもそも、4次元空間もしくは4次元時空が無ければ、トンネル効果で別の空間から宇宙(私は宇宙卵と言う)が浸みだしてきて誕生したことにならない。

 それでは時間とは何なのか?紀元前2000年には日時計が使われ、古い文学でも時間を表す言葉が表現され、時間の概念は恐らく人間が誕生した頃からあったに違いない。また、生体には時間遺伝子が有る。

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 時間は時計で確かめる。時計の文字盤と針の動きで現在時間や時間経過を知ることが出来る。原子時計もアンモニアなどの振動数を時間に置き換えるのである。ところが、時間の実態を把握し、あるいは捕まえることが出来ない。あなたは時間の実態を確認したことが無いはずだ。一方、3次元の立体空間は実際我々がその中を動いているので確認できる。

 実は、時間とは何らかの動きの履歴に他ならない。クォーツ時計では現在の9時40分10秒から水晶の振動数を電子回路が数え、それを秒・分・時に置き換え足し算(積算)してゆく。動きの履歴の置き換え、読み替え、あるいは換算が時間だ。時間とは人間が発明した重要な概念のひとつである。

 あなたがこのブログを読んだ履歴(あるいは一定速度で読んだ場合の字数の積算)、その間の心拍数や呼吸数の積算が、あらまし、時間経過に相当する。

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 我々の空間には動きが有る。この動きという次元が既に存在するにも拘らず、動きの履歴である時間を次元として加えているのが、4次元空間、もしくは4次元時空ということになる。これが実に現代物理学のトリックであり矛盾だ。

 私に言わせれば、4次元空間とは「立体(3次元)」プラス「動き(1次元)」で、我々がいる立体空間そのものだ。その4次元に時間を加えると5次元になってしまう。しかも、前述のように時間は動きを積算(もしくは積分)したようなもので、動きと時間は次元的な議論では同質である。

 宇宙物理学者にとって動きは何なのか聞きたい。(余計なことだが、1次元空間とか2次元空間は数学者が勝手に作ったもので、そんな空間は無い)。立体空間で動きが有る場合と無い場合には明らかな違いが有り、その違いをどう扱うのか。

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 時間が仮の仮に存在したとしても、時間は空間ではないから、この宇宙とは別の場所の4次元の空間にも時空にもならない。宇宙物理学者の、「時間が空間であってほしい」との願望は満たされるはずがない。

《4次元空間は3次元空間を時間積分した領域だから、地球上のあらゆるところに存在し得るが、そんな領域は存在しないし、発見されたことも無い。宇宙物理学者の言う4次元空間は実に馬鹿げた話だ。然しながら、「時間」に神秘や夢を求める心も理解できなくはない》

 人間は、しばしば、錯覚し、錯誤し、間違える。大いなる思い違いが、人間を楽天的にし、とてつもない世界が実現する。

 さて、固い事を言わず、ウォルトディズニーの世界に浸って、宇宙卵が別の空間(場所も不明)から出てきたとしよう。その宇宙卵はこの大宇宙に拡大・展開するのであるが、最初の分解で2個になるのか3個になるのか、あるいは1万個になるのかそこが問題だ。

 この議論を宇宙物理学者は大変嫌がる。私は不勉強な阿保か馬鹿か間抜けらしい。しかし、量子大がそのまま分解せず膨張したわけではない。必ず整数個に分かれる。その数を仮にm個としよう。どうやってm個に分解する考えた。結論は最初の宇宙卵が、少なくともm倍以上に膨張してm個に分解するとの平凡な答えになった。何故なら、物質の最小サイズが決まっているからだ。

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 m個に分解した宇宙卵は更に分解する。そして更に更に分解してゆく。何度分解するか分からない。仮に分解回数をn回としよう。この、mとnを宇宙物理学者は明確にし説明しなければならない。分解までの膨張過程を遷移状態として、この遷移状態も何が起きているのか説明が必要だ。

 ダメ押しになるが、ビッグバン理論は致命的な欠陥が有る。ビッグバンはいわば花火だ。全ての物質(量子大)が光と同程度の速度であらゆる方向に直線的に飛んで行く。隣同士の物質との距離も光速と同レベルで離れる。隣同士の粒子が引き合って結合により成長し、塊になるなんてことは無い。何で天体が形成され、それが無限に近い数でき、更に銀河になるのか。ここらの議論は全くの真空地帯。

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 また、光の速度で飛び散った物質が再び戻ってくることは無い。最近の観測によると宇宙の膨張速度は加速されているらしい。ま、巨大な一過性の花火だ。華々しい宇宙論には到底なり得ないのだ。一方で、ビッグバン理論においては宇宙の母なる空間がスタートだ(無から宇宙が誕生)。その母なる空間を生じるプロセスが何であったか、更にその前が何であったかの論理的な繋がりは遡及される。

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 このブログで紹介した私の主張であるが、巨大なブラックホールどうしの衝突(物質がはじき出される)を一つの宇宙の新展開とするのが、論理的にはありうべきものだろう。圧縮と拡散のサイクルが見える。表の宇宙が銀河や天体なら、見えないベーシックな宇宙がブラックホール。このモデルでは、宇宙はエンドレスに展開する。

 宇宙や生命において循環性が存在を作る重要な仕組みであり、本質的な秩序であることを、このブログでは引き続き記述してゆきたい。循環とはループでもあり、サイクルでもある。

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