私は安全性が確認されれば原発には反対しない。しかし、その安全性が確認されていない。第一に、福島原発の後、東京電力の細部にわたる検証が成されず、責任が明確になっていない。先の戦争について国内で正式な検証がなされていないのと一緒だ。
福島原発事故の指揮命令における具体的な検証や責任が明確にならないと、闇から闇でまた同じことが起きる。東北電力女川原発では起こらなかったメルトダウンが何故、東京電力で起きたのか、はっきり言えば東京電力が出鱈目だったからだ。
渡辺輝人弁護士(京都弁護士会)の書いているところでは、福井地裁は「万一の事故に備えなければならない原子力発電所の基準地震動を地震の平均像を基に策定することに合理性は見い出し難い」としている。至極当然の指摘だ。
関西電力は高浜原発が従来550ガルだった基準を700ガルに引き上げたから安全と主張している。しかし、関西電力自身が700ガル以下でも原子炉が壊れる可能性が有る事を認めている。自己矛盾も甚だしい。
我が国で記録された最大震度は岩手・宮城内陸地震における4022ガルである。専門家が日本は地震国で、どこでも巨大地震が起こり得ると言っているのだから、高浜原発でも1,000ガルぐらいは生じると考えるのが妥当。
安全限界(ストレステスト)の973.5ガルを超えない保証は無い。むしろ、確率の問題であり、期間を長くすれば、必ず安全限界は超える。原子力発電所は、絶対電源の確保、免震構造への切り換えなど、根本的な対策無しに安全性は保証されない。
日本人は忘れっぽい。福島原発はちょっと間違えれば、東京都が全域死の灰に覆われ、日本が壊滅する可能性が有った事を十分認識すべきである。
福島原発事故の指揮命令における具体的な検証や責任が明確にならないと、闇から闇でまた同じことが起きる。東北電力女川原発では起こらなかったメルトダウンが何故、東京電力で起きたのか、はっきり言えば東京電力が出鱈目だったからだ。
渡辺輝人弁護士(京都弁護士会)の書いているところでは、福井地裁は「万一の事故に備えなければならない原子力発電所の基準地震動を地震の平均像を基に策定することに合理性は見い出し難い」としている。至極当然の指摘だ。
関西電力は高浜原発が従来550ガルだった基準を700ガルに引き上げたから安全と主張している。しかし、関西電力自身が700ガル以下でも原子炉が壊れる可能性が有る事を認めている。自己矛盾も甚だしい。
我が国で記録された最大震度は岩手・宮城内陸地震における4022ガルである。専門家が日本は地震国で、どこでも巨大地震が起こり得ると言っているのだから、高浜原発でも1,000ガルぐらいは生じると考えるのが妥当。
安全限界(ストレステスト)の973.5ガルを超えない保証は無い。むしろ、確率の問題であり、期間を長くすれば、必ず安全限界は超える。原子力発電所は、絶対電源の確保、免震構造への切り換えなど、根本的な対策無しに安全性は保証されない。
日本人は忘れっぽい。福島原発はちょっと間違えれば、東京都が全域死の灰に覆われ、日本が壊滅する可能性が有った事を十分認識すべきである。
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