伊調馨に対する栄和人のパワハラは卑劣で、谷岡郁子学長がいみじくも指摘したようにパワーの無い小物だから、その度量の無さから起きた出来事だろう。福田次官はトップ官僚中のトップでありながら、女性記者をもてあそび、「おっぱい触らせろ」など幼稚さと欲望でブレーキが効かなくなった。
僕は1975年頃、日本中のモラルが急速に失われていくのを感じて残念だった。当時その事を発言していたが、さして気にする人もいなかったように思う。
官僚、政治家、大学教授など権力構造の上位に君臨する者の全員がパワハラ・セクハラをするわけではないが、日本のリーダーの選び方(トップクラスの人材評価)が著しくアンフェア―で合理性を欠くものだから、起こるべきして起きている。要は日本では上層部が著しくぼろなんだ。
女性や弱い立場の人が被害に会い、人知れず苦痛に耐え、人生を失ってきたのだから、勇気を出してどんどん告発すべきだし、まわりの人々が援助し励まし、まともな国にしなければならない。
最近のニュースを見ていて、僕は電力会社でパワハラのメニューを一通り体験したんだなと思った。電力会社で、まともにばりばり仕事していたら、取締役はおろか部長にもなれんだろうね。僕は事実を明らかにすることが社会発展で最も重要と考えているので、また過去の出来事を紹介したい。
電力では、自民党国会議員をバックにすることが最も強力な昇進の道であり、全体として減点主義の典型的な組織だから、僕みたいに仕事の成果を通常の3倍も5倍も達成することしか頭にない人間は全く電力向きではなかったんだ。
登場人物は超大物国会議員をバックにしたF(Fujioka)、Fが手下で使ったK(Koga)、Y(Yagi)、H(Hamada)が主なメンバー。Fは営業部の課長だった頃(僕は部下で新米の管理職だった)、毎晩本店近くの飲食店へ女性社員を含む全員を引き連れて行き、どんちゃん騒ぎしていた。行かなかったのは僕一人で毎晩残業していた。
その店でFは全員に僕の悪口を言わせた。全員必死で僕の情報を集める(告げ口上手は昇進の早道)。毎朝、会社に行くとFが自分の窓際の席に呼び、どうでも良い事を大きな声で叱責する。情報が尽きるとアルバイトの情報まで使った。ある酒の席でFは「お前の首を真綿で締めるようにして締め上げてやる」と言った。
子会社に出向し戻って来た時、僕は課長で(次長の約束がFの抵抗で昇進が消えた)Fは部長になっていた。次長のKに呼ばれ「部長の所へ行く時、また何をする時も私の許可を要する。君には権限も、部下も、予算も無い」と伝えられた。僕は子会社では週に1~2回社長(元電力常務)にお会いしていた。
たまたま営業部門のトップに呼ばれたので、子会社の常務に相談すると「全部話せ、ただし行く前にFには伝えておかないと告げ口になるぞ」と言われた。そこでFに伝え、数日後、営業部門トップに伺い、全部お話ししたら「そんな馬鹿な事が有るはずなかろうが」と一蹴されてしまった。これで異常な課長生活が始まった。
Fは政治力をバックに常務に昇進して行き、Kは取締役となり、その後、通信システム系の子会社社長になった。テレビにも再三出ていた。他の手下はKのスピード出世を見て張り切る。
僕は昼間の照明に蓄電を使いピーク需要を抑えるエコライト(深夜にバッテリーに充電)の開発を全国の電力会社、電力中央研究所、パナソニック、三菱電機の協力で進めた。開発が進まない時はFが喜んでいた。開発のめどが立ちそうになるとY(部長になっていた)が報告書を受け取らない。
複数のしかるべき人物に相談したが、大元がFでは相手が悪いと全くらちが明かない。僕の評価は最低となり、役職はく奪寸前まで追い込まれた。大学に出向し客員教授を務めたが、上司は管轄区域の電力支店・支店長で、Fがここまで手を回し、いくら頑張っても評価が上がらない。
あまりにも電力会社が出鱈目だったので、55才で辞めることにした。本店次長のはずが実現せず、辞めるまでの7年間、全く昇進は無かった。これはきつかった。家族にも深刻な影響が出ている。辞める時は悩んだが、1秒でもイカサマな電力に在籍せずにいられると思うと嬉しかった。
僕の業務実績は自分で言うのもなんだが、驚異的だった。最後の大学でも、共同研究開発プロジェクト(企業から資金を得て大学の研究者と共同研究する)を3年で45件以上、および大学発ベンチャーの3社立ち上げを支援し、研究資金を全部で2億円近く集めた。1人で学内や全国企業を走り回った。
僕はラグビーの様に予め攻め方や手の内を見せ、正面から堂々と取り組み実績を残した(一度でも嘘やインチキが有れば、二度と仕事は出来なくなる)。しかし、誰も褒めはしない。石を投げられるのがおちだ。常に、ジェラシーの嵐に晒されていた。
追記 率直にブログを書いているとやくざから電話が来る。ある強硬なやくざは電力関係者が絡んでいると推定された。本人が表に出ない脅しは、元が誰かを感じさせる。バッティングセンターに6人?が入れ替わりやってきたし、家の壁に派手にペインティングされたのも同じグループかな。都度、警察に連絡した。
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