この4年間で4人の首相が入れ替わった。本人の問題もさることながら、暴れまわるマスコミ怪獣に翻弄されてきた事実は否定できない。自民党と言う怪獣が退去させられ、日本最大の怪獣である官僚組織も勢いはない。生まれたばかりの民主党政権は青息吐息。結局のところ、常に力を蓄え誇示し、力を発揮し、暴れ続けたのは唯一、マスコミのみだ。
日本のマスコミとりわけ、テレビは、政治を批判的な立場で扱い、どちらかと言えば、政治の本質でないところを鋭く突きさし、支持率調査と連動させ、世論を操作して歴代の内閣を倒してきた。しかし、その結果として、日本という国は確実に地滑りし、転げ落ちてきた。テレビは視聴率さえ稼げれば、日本がどうなってもかまわないのか?
マスコミは本来、事実を粛々と報道すべきだし、もっと言えば、基本的なところで、マスコミは日本の未来に対してビジョンを持ち、主張すべきである。ビジョンも目標もないマスコミは本質的な主張、評価基準がなく、ただ場当たり的に、ゲリラ的に、テレビ的に攻撃しやすいところばかりを攻撃することになる。
マスコミは明確なビジョンを持って、本来の報道を目指し、正常な政治のあり方へ誘導し、日本の未来に対して責任を果たすべきである。
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