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日銀は日本を奈落の底へ落としつつある

2011年11月23日 19時22分58秒 | 社会・経済

 日本の経済は為替、日経平均を見れば分かる通り底なしの暴落。非常事態である。この原因は多面的で複雑ではあるものの、最も大きな、圧倒的な原因は日銀が金融緩和しないことにある。しかも、日銀は政府でさえも力の及ばないアンタッチャブルなのだ。

 日本では毎年3万人を超える人が自殺している。何とか防止したいが、どうせ死ぬなら、金融緩和に消極的な日銀幹部を全員道連れにしたら、と言いたい。ジョークだが、私がその立場ならやるだろう。何故なら、日銀がその多くの人達を殺しているようなものだから。

 為替は合計9兆円とも言われる巨額の介入で79円付近まで円安に導いたにも拘らず、それをあざ笑うように75円を伺う。日本が単独で介入しても効果が薄いし、長続きしない。大規模に金融緩和するとともに、海外の資源や有望企業などを買いまくるのが最も効果的だ。

 もはや政府や日銀に頼れない製造業は、僅かに残り、耐えてきた工場でさえ大挙して中国などへ移す。空洞化は目の前の現実的な脅威だ。失業率はさらに高まる。

 同時に日経平均は連日のように底値を更新している。そのうち、8000円も割るではないか。兎に角、日経平均は先進国中で最も値下げがきつい。なんだかんだ言っても、ニューヨークダウはあっという間に12000ドルを回復するが、日経平均はニューヨークが上がっても下がり、ニューヨークが下がるとさらに下がる。

 これらを一気に解決する方法は、このブログで何度も何度も繰り返し、主張し指摘してきたように、日銀が金融緩和を積極的に実施することだ。5兆円レベルの緩和は言い訳のためのものであり、アメリカやイギリスがやってきた規模の緩和をしない限り日本は救われない。金融緩和したところで、日銀の腹が痛むわけではない。しかし、やらない。

 言葉は悪いが、日銀はアメリカやヨーロッパの政府や金融と結託しているとしか言いようがない。万々が一結託していなくても、結果は日本を叩き、引き換えにアメリカやヨーロッパの利益をもたらしている。勿論、中国も韓国も喜んでいる。

 実は日本の製造業はそれほど強いということでもある。今は天下無敵に見えるサムソン電子も高給で日本技術者を雇い、ノウハウを吸い尽くして成長を遂げた。私の知っている某高知工科大学の教授はシャープとソニー渡った後、サムソンに行き、7年間務めノウハウを吐き出した。美女と、マンションと、高給で優遇されたという。

 サムソンに限らず韓国企業では40歳前に肩たたきがあり、サムソンの対象社員は大学の教授のポストを探している。サムソンを辞めるには大学教授と指示が出ている。情報漏れを防ぐためである。サムソンは相変わらず技術センターを関東において、日本の技術ノウハウの取得を続けている。

 日本の自殺数と経済の悪化は相関が高い。特に悲惨なのは中小企業経営者の自殺だ。有能で真面目な人ほど、責任を感じて追い込まれる。日本の宝が失われている。日銀がアメリカやイギリス並みに金融緩和し、日本経済がもちなおせば優秀な経営者の自殺は減るに違いない。

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