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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

NHKが回答できないヒッグス粒子報道への質問

2012年08月22日 15時50分22秒 | 宇宙

 NHKのクローズアップ現代で取り上げたヒッグス粒子の放映に関して3つの質問を書状とFAXで送ったが、未だに回答が来ていない。無理もない。広島NHKの藤本さんにも申し上げたが、NHKも困ったでしょうねという感じ。

 NHKには優れた科学担当もいるだろうし、日本中のスーパー科学者とも当然連携がある。十分な確信を得て、これがヒッグス粒子だ!という紹介だったのだろう。分かり易かった。私にとっては、逆にヒッグス粒子に対する科学者の考えや期待が分かったので、矛盾点が明確に見えてきた。

 その以前、アメリカ研究機関の発表(NHKが報道)に関して質問を出した時には、国立天文台からの回答を送って頂いた。アメリカの天文台かNASAだったか、「宇宙の端に位置し、宇宙誕生から6億年後の天体を発見した」と発表が有った。

 私は、誕生6億年後の天体が宇宙の端に位置する事などあり得ないと指摘したところ、「宇宙は等方性で端が無い、宇宙は光速を超える速度で膨張できるから矛盾しない」との書面が来た。自ら宇宙の端と発表しておきながら端が無いとする。宇宙が光速を超えて膨張するなら物質もそれに乗って光速を超える。あまりにも馬鹿馬鹿しい回答だったので反論を見送った。

 今回、NHKへ、ヒッグス粒子に関して指摘した疑問は次の3つだ。

①ヒッグス粒子はこの宇宙をぎっしり埋め尽くしており、この構成が頑丈で容易に崩れないという(従って陽子を超高速に加速し衝突させるしかなかったとの説明)・・・そうであれば、現在光速に近い速度で膨張している宇宙に充足させる膨大な量のヒッグス粒子はどこから供給されるのか?

②宇宙の膨張速度(光速に近い)を考慮すると、宇宙の重力は、それこそ天文学的な加速度的で増加している事になる。然るに、ノーベル物理学賞を受賞した研究者によると宇宙の膨張速度は益々加速されている。内側に引っ張る力(宇宙の重力)が加速度的に増える中で、外への拡散速度も加速度的に速くなる・・・こんなことが有り得るだろうか?

③アインシュタインはエーテル説(宇宙をエーテルが充満しているとした)を完全否定できたとしている。私は、宇宙が発見されていない微粒子で満たされているとする、エーテル説に近い考え方を持っており、このブログでも何度か発表してきた。ヒッグス粒子は私の提唱してきたエーテル粒子そのものではないか?

 果たして、私の質問以降、ヒッグス粒子に関して、NHKから華々しい報道が無いというか、ピタッと情報提供が止まった。

 これまた、私事だが、NHKのサイエンスゼロには、私にとっての反ビッグバン理論の切り札の1枚である磯部琇三博士(先ごろ他界)の著書「宇宙の誕生の疑惑」を贈呈してある。磯部博士は宇宙観測の第一人者だったが、多分この著書で出世を封じられた。東大卒ながら国立天文台の助教授で職を終えたのである。

 ウィキペディアで磯部琇三博士を調べると、数多く著者が紹介されている中で、この「宇宙の誕生の疑惑」は脱落している。磯部博士は気負うところも無く、淡々とまじめに、ビッグバン宇宙の問題点を指摘している。宇宙物理学者にとってはまさしく目の上の「たんこぶ 」だっただろう。イカサマ科学が多い中で、磯部博士は中立、正直、優しい人柄が感じ取れる。

 宇宙が加速度的に膨張速度を増している事実もビッグバン理論(ホーキング博士によれば宇宙は膨張からやがて収縮に転じる。膨張速度は逆に減速してるはず:数学理論ではそうならざるを得ない)では説明できない。私は素人だが、どう考えても、ビッグバン理論は新しい発見がなされるたびに、破綻の度合いが大きくなってるとしか思えない。

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