墜落したパイパーPA-46(マリブー・ミラージュ)の価格は約1.4億円(1ドル123円換算)と超豪華な軽飛行機であるが、エンジンは単発6気筒の350HPと非力でお粗末。ご存知のゼロ戦は1000HPと言われている。
アメリカなら、空き地や荒野が多いから、不時着も何てことは無いので、そのような基本設計なのだろう。しかし、調布の様な密集地を飛び立つのであれば、着陸失敗は即人身事故なので、双発(バックアップ)で馬力数も2倍(余裕)ぐらいは必要になる。
飛行機のエンジンは軽量コンパクトで安定性能が要求され、高性能計器類も数多いとはいえ、何で今時350HP程度のしょぼい単発エンジンなのだろうか?空を飛ばない車でさえ500HP超も珍しくないし、エンジン単体価格は外車で350HP(6気筒)が4百万円ぐらい。
エンジン価格が4百万円として、心臓部でかつ命綱のエンジン価格が全体の2.9%と誤差の範囲!せこい!しょぼい!因みに車のエンジン(止まっても墜落する訳ではない)の価格は全体の50%程度と高い。
調布の様な都市部の飛行場では、信頼性の悪い単発や出力の弱い個人ユースの飛行機は許可されるべきではない。今後も飛行場を維持するのであれば、滑走路は延長すべきだろうね。この際、全国的に見直しが必要。
ビデオを見ると中学校の横を高度が上がらず通過しているから、エンジンが明らかに不調で回転数が上がっていない。可能性が高いのは①電気系、②吸気系、③部分的な暖気、④過重・・かな。フライトレコーダーは無いが生存者がいるのでその証言が決め手になり得る。
僕らの時代はオートバイや車のエンジンがぼろだったから、散々泣かされてきた。だから、まずピンとくるのは電気系だ。プラグがかぶっているか(プラグ不調やガソリン供給過剰でプラグが湿っている)、プラグの発火タイミングが狂っているか。
飛行機の場合は吸気系のフィルターの詰まりは多いと思う。大きなゴミが飛んで来て吸気を妨げたり、鳥が飛び込んだり。予想外の詰まりで回転数は上がらなくなる。電気系は整備不良、整備が良ければこの吸気系の可能性が高くなる。
異常高温による推進力や浮揚力の不足が指摘されているが、計算してみればわかる通り意外に影響は少ない。エンジンの出力は多少影響を受けただろうね。何しろ車と異なり空冷エンジンだから。
過重は間接的な原因で有ったかもしれない。重量が限界に近い事を意識して、スロットルを必要以上に引き過ぎ、プラグがかぶった(湿った)可能性が無いとは言えない。一度プラグがかぶるとエンジンは、負荷をゼロ近くに落すか、プラグを取り出しガソリンを除去しないと復帰しない。
その後、テレビ朝日だったかで、過重説が強く報道された。しかし、一旦上昇した機体が落ちて来る単独の理由としては弱いのではないかな。
ーーーーーーーーーーー殺人電気柵ーーーーーーーーーーーー
電気柵を設置した老人は元電気屋に努めていたので、電気の事は分かっているはず。数百ボルトの範囲では電圧が高いほど電流が体内を通過し危険性が高い。2万V以上になると電流が体の表面を通り心臓への負担は少ない。
最近車のスパークプラグを触る機会は無いが、昔はスパークプラグを取り外す際などに2万ボルト等の高圧にびりっとくることが多かった。電流が小さいので怪我にはならない。一方、いたずらで100Vに触った人も多いのではないか。100Vでは悪くて火傷ぐらい。
私が大学の授業で聞いたのは体を200mA、取り分け心臓を流れると命に関わる、馬は電気に敏感で50Vでも大変危険である・・という事だった。
今回の事件では電圧を440Vに上げている。距離が長くて電圧が下がるといっても野生動物の場合は敏感だからトランスを入れて440Vまで昇圧する(一般の人はトランスで昇圧する知識も無い)必要が有ったのだろうか。
的外れかもしれないが、ワイヤーが川に入っていたのは、魚を獲る狙いが有ったのかと疑っている。バッテリーで魚を獲る方法は昔から密かに悪用されていて、この場合でも24Vとか48V(バッテリーを直列接続)である。440Vなら川の生き物は全部電気ショックでやられ浮いてきた。
アメリカなら、空き地や荒野が多いから、不時着も何てことは無いので、そのような基本設計なのだろう。しかし、調布の様な密集地を飛び立つのであれば、着陸失敗は即人身事故なので、双発(バックアップ)で馬力数も2倍(余裕)ぐらいは必要になる。
飛行機のエンジンは軽量コンパクトで安定性能が要求され、高性能計器類も数多いとはいえ、何で今時350HP程度のしょぼい単発エンジンなのだろうか?空を飛ばない車でさえ500HP超も珍しくないし、エンジン単体価格は外車で350HP(6気筒)が4百万円ぐらい。
エンジン価格が4百万円として、心臓部でかつ命綱のエンジン価格が全体の2.9%と誤差の範囲!せこい!しょぼい!因みに車のエンジン(止まっても墜落する訳ではない)の価格は全体の50%程度と高い。
調布の様な都市部の飛行場では、信頼性の悪い単発や出力の弱い個人ユースの飛行機は許可されるべきではない。今後も飛行場を維持するのであれば、滑走路は延長すべきだろうね。この際、全国的に見直しが必要。
ビデオを見ると中学校の横を高度が上がらず通過しているから、エンジンが明らかに不調で回転数が上がっていない。可能性が高いのは①電気系、②吸気系、③部分的な暖気、④過重・・かな。フライトレコーダーは無いが生存者がいるのでその証言が決め手になり得る。
僕らの時代はオートバイや車のエンジンがぼろだったから、散々泣かされてきた。だから、まずピンとくるのは電気系だ。プラグがかぶっているか(プラグ不調やガソリン供給過剰でプラグが湿っている)、プラグの発火タイミングが狂っているか。
飛行機の場合は吸気系のフィルターの詰まりは多いと思う。大きなゴミが飛んで来て吸気を妨げたり、鳥が飛び込んだり。予想外の詰まりで回転数は上がらなくなる。電気系は整備不良、整備が良ければこの吸気系の可能性が高くなる。
異常高温による推進力や浮揚力の不足が指摘されているが、計算してみればわかる通り意外に影響は少ない。エンジンの出力は多少影響を受けただろうね。何しろ車と異なり空冷エンジンだから。
過重は間接的な原因で有ったかもしれない。重量が限界に近い事を意識して、スロットルを必要以上に引き過ぎ、プラグがかぶった(湿った)可能性が無いとは言えない。一度プラグがかぶるとエンジンは、負荷をゼロ近くに落すか、プラグを取り出しガソリンを除去しないと復帰しない。
その後、テレビ朝日だったかで、過重説が強く報道された。しかし、一旦上昇した機体が落ちて来る単独の理由としては弱いのではないかな。
ーーーーーーーーーーー殺人電気柵ーーーーーーーーーーーー
電気柵を設置した老人は元電気屋に努めていたので、電気の事は分かっているはず。数百ボルトの範囲では電圧が高いほど電流が体内を通過し危険性が高い。2万V以上になると電流が体の表面を通り心臓への負担は少ない。
最近車のスパークプラグを触る機会は無いが、昔はスパークプラグを取り外す際などに2万ボルト等の高圧にびりっとくることが多かった。電流が小さいので怪我にはならない。一方、いたずらで100Vに触った人も多いのではないか。100Vでは悪くて火傷ぐらい。
私が大学の授業で聞いたのは体を200mA、取り分け心臓を流れると命に関わる、馬は電気に敏感で50Vでも大変危険である・・という事だった。
今回の事件では電圧を440Vに上げている。距離が長くて電圧が下がるといっても野生動物の場合は敏感だからトランスを入れて440Vまで昇圧する(一般の人はトランスで昇圧する知識も無い)必要が有ったのだろうか。
的外れかもしれないが、ワイヤーが川に入っていたのは、魚を獲る狙いが有ったのかと疑っている。バッテリーで魚を獲る方法は昔から密かに悪用されていて、この場合でも24Vとか48V(バッテリーを直列接続)である。440Vなら川の生き物は全部電気ショックでやられ浮いてきた。