大和証券から例年5月は株価が下がるとの情報が有った。そんな事も有ってかゴールデンウィーク前には14000円目前でお辞儀し、調整色を強めた。ところが連休明けには日経新聞(5月4日)の予想通り、スタートから一段高とジャンプしレベルを上げてきた。
これで私が正月に予想した、今年度株価目標14000円は当たったことになる。正月時点での専門家などの予想は12000円程度で、私の予想はちょっと高すぎるようにも思えた。その後の順調な動きを見て証券会社などは予想値を上げてきた。
株価を主導しているのは先物(日経225、TOPIX)であり、先物と日経平均の間には大量の裁定取引(リスクゼロで証券会社にとっては美味しい)がなされているので、先物が動くとぴったり連動して日経平均などが動く。ヘッジファンドは株を買い仕込んでおいては先物を上げてゆくのである。
日経新聞によると、まだまだ海外の日本株買いが入るらしいので、期待は持てる。世界の日本株売買代金占有率は16%程度(6%程度まで落ちていた)になっているらしい。そして、次の目標は18000円になると見ている。今年度、そこまで上げるとは断言できないが、すでに次のステージを目指しているのである。
株価を上げている要因の一つがアベノミクスであることは疑いない。(アベノミクスは私がかねてからこのブログで主張してきたようなごくごく当たり前のことを実行しているに過ぎない)しかし、もっと大きいのはアメリカの戦略だ。必ずしもオバマの考えとは言えない。
アメリカを動かしている経済勢力が日本の円安と日本株高を容認し演出している。日本がんばれ、そして中国に対抗してくれと言っている。安倍首相が経済政策の積極性を失わない限り今の方向性が続く。