麻生副総理・金融担当大臣?日銀の岩田規久男新副総裁が2年で2%のインフレ目標を実現できると発言したことについて、「やはり学者だな。デフレが20年続いたんだから簡単にインフレになるはずがない。時間がかかる」と批判したらしい。それが事実かどうかはどうでも良い事で、麻生の発言はインフレ実現にブレーキをかける立場ととられる。
馬鹿じゃなかろうかと思わざるを得ない。不満が有るなら岩田副総裁とは率直に意見を交わすなり、本人を呼んで注意すれば済むこと。2年で2%は日本が経済回復するラストチャンス。世界に目標値が宣言されており、その実現性を期待して経済が動いているからだ。
仮に反対意見でも、「是非、2年でデフレ脱却と2%インフレを達成して頂きたい。そのためには何でも協力する」と言うべきだろう。自分の発言が株価(日本の資産)にどのような影響を与えるかが分かっていない。麻生も後ろで官僚が操っている構造だな。
昔の橋本首相もそうだったが、経済を分かっていると考えている大臣は恐ろしい。経済なんて、経済学者でさえ、知識は有っても現実とは物凄い乖離が有る代物で、所詮理解できるはずがない。日本で経済政策が成功したためしがない(アベノミクスは例外になるかもしれないが)。結果として、経済の壊し屋になってしまう。
《経済は軍事戦略に組み込まれ、経済が経済の範囲を超えてしまっている(経済のレンジオーバー)。というのが、1998年頃からの私の主張だ。このブログでも何度か書いてきた。従って、経済専門家に経済が分からない。全く経済予想が当たらない。当たったためしがない》
実際のところ、麻生は大方の日銀社員同様、「インフレ毛嫌い・デフレ大好き」の傾向を支持しているのであろう。安倍内閣で経済政策やTPPなどで不協和音を露骨に作り出す、漫画頭の麻生ではある。