宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

金融ビジネスで儲けない手はない

2013年02月03日 22時17分20秒 | 社会・経済

 日産が金融利益で赤字を埋めていたことは知られていたが、今やトヨタでさえ、金融ビジネスで稼ぐ時代である。金融ビジネスは資金の規模、期待利益、リスクの取り方などによって様々だが、目の前にお金を稼げる方法があるのに見送り続ける手は無い。ただし、十分な準備なく、単なる思い付きだけで取り組むと痛い目にあうこと必至である。

  私の会社はここ数年、可能性のある金融ビジネスにトライしてきた。利益も出したが、授業料も払ってきた。自動取引システムも積極的に取り組んだ。大きな収穫がないまま進んだが、ノウハウは蓄積できた。昨年暮れ、独自の手法を改善し、リスク軽減と大幅な利益改善となった。後部で少し、記述する。

 仙台のプロは今回の株価上昇でしこたま儲けたに違いない。カラ売りもするが基調が株の購入のようで、前回の上昇時にも数百万円の利益を出していた。元医者(勉強家)だけに、多数の投資関係の本を読み、普段から企業業績などを調べている。下げの時は厳しいようで、50万円程度の毎月の支出で悲鳴を上げることもあった様子。

 彼の仲間には日本でも有数のプロがいる。投資関係の雑誌のトップに原稿が掲載された人物や、パソコンの自動トレードだけで儲けている人物もいる。一方、オプション取引で破産し夜逃げした人物もいると聞いた。個人だけではない、ネットトレードで人気のあったひまわり証券は数人の顧客がオプション取引で無限大の損失を出したために破たんし、証券業の殆ど(FXだけを残した)を閉鎖せざるを得なくなった。

 この世界では年間1億円以上利益を出せるトレーダーが一流と言われるようだ。プロは独自の方法、スタイルを持っており、決して誰にも話さない。雑誌などではノウハウを書いているように見えて、実は何の事だかわからない。

 ひまわり証券にも指摘したがトレードソフトを販売することはナンセンス。多数が同じ方法でトレードすれば利益率は下がり、人数が増えるとがてマイナスになってくる。逆にカモになる可能性が高い。世界中のコンピューターがチャート分析しており、特徴のある動きは狙われる。少なくとも私ならそういうソフトを組む。

 実は利益を出すトレード方法がいくつかあり得る。私が情報提供できるのは例えば、裁定取引(私はやらない)。知られているところでは、大手金融筋が株と日経平均先物との間で裁定取引(リスクが無い)を実施している。裁定取引はTOPIXと日経平均先物どうし、あるいは異なる日経平均先物の間でもできる。リスクは小さい。

 我が社で開発した方式(そんな大それたものではないが)は多分世界中のどの本の中にも記載されていない。つまり、オリジナルな方式だが、勿論、具体的なことは語れない。以前、仲間である仙台のプロと情報交換および協力を申し出たが乗ってこなかった。うっかりノウハウを喋って世の中に普及してしまい、その方式では利益が出なくなった例も有るようだ。

 数年前まではデイトレードが流行っていた。その中でもシステムトレードは魅力的だった。システムが楽天RSSを利用し証券会社のHPに入り操作する方式は書籍で紹介されている。この方式はソフトやインターネットの専門知識を要し、信頼性において難点があった。最も信頼性の高かったのはひまわり証券が運営するシステムだった。

 当時はDOWやNASDAQなどに対する逆張りが主流、例えばTOPIX先物1枚で1日50万円も利益が出るなんてことが有った。連日数百万円も利益が出ると、つい、とらぬ狸の皮算用。年間数億円になるんだなと計算してみるが実際はそうはいかない。同じように負ける日も出てくる。

 順張りも含めて過去のデータを使い様々な計算を試みた結果、このような単純な戦略(ひまわりでは手法をそう呼んでいた)では勝てないことが分かった。力任せに時系列手法や多変量解析などシステム的に予想できるものは片っ端から試し、芳しい結果は出なかった。数か月様々な分析を実施した。

 ソフトを作っている最中は充実している。書籍を購入し、あるいはインターネットからダウンロードし、VBAのサブルーチンとしてライブラリーに加え、過去の数年間のデータを分析する。今どきのパソコン(PC)は昔の大型計算機より速いらしいから、PCが動いている間はご満悦である。傾向が掴めて、いざトレードのシミュレーションを実施するとがっかりという作業を何度も繰り返した。

 例えば、小さな動きは精度よく予想できる。理論的には正しい。ところが、小さな動きを精度よく予想しても、発注と決済には1単位(最少ピッチ)づつずれが出る上に、手数料と税金がかかる。これで打ち砕かれるのである。

 証券会社が運営する専用ソフトはトレードに特化しており、利便性が高く、非常にシンプルにトレードできる。例えばエキーラ(ひまわり証券)はドイツで開発されたスクリプト系のソフトで、チャートのBARのスタートと連動して動く。一つの命令語で発注し、決済できるのはすごい。分析や戦略のファンクション(サブルーチンのようなもの)もたくさん用意されていた。

 ただエキーラは複雑な使い方をするとエラーを起こした。次第に戦い方が難しくなっており、シンプルなロジックでは勝てるとは思えない。従来方式の限界はあった。

 大きな動きはまず予想ができない。前にも紹介したように某大学A人工知能の専門家が転換点予測に取り組み実現できなかった世界だ。

 現在、デイトレードは壊滅したと言われており、デイリーなど短時間での取引に限定すると著しく不利な条件になると考える。

 東大の某研究室がカオスの理論を使って高精度に株価を予測できるようになったと発表していた。小さな変化が大きな影響力になるとの説明だった。実際に様々な影響を与えてみたものの、小さな影響は出るが全体の傾向に影響を与えることはない。地震が予測できるようになったと発表して予算を獲得するのと同じパターンではないか。

 基本的に金融ビジネスは上がるか下がるかの問題であり、特にトレードの場合は、買い方と売り方の勝負の世界だ。大きな資金力と意図を持っている者(金融とりわけアメリカなどの海外筋)が何を目指しているか、そして目標が異なる場合は資金力によって決する。小さな資金では影響が限定される。

 ついでに言えば、日経平均は日経平均先物がリードしている。先物が動くと株価もそれに連動する。何故なら、株と先物間には金融筋の裁定取引がなされてる(これほどおいしいビジネスはない)。従って乖離はあり得ない。アベノミクスも株価を動かしたいなら先物を研究しなければならない。

 先物相場を動かすには莫大な資金を要するが、それでも日経225の株を動かすのと比べれば、桁が大分違うはず。

 開発した前のモデルでも勝率が高かったが、数少ない負けで大きく損失が出る欠点が有った。そこで、リスクを大きく減少する方法に変更した。また、スパンの見直しなど主に3種類の改善を実施た結果、好成績に繋がった。

  最も重視したのはリスク軽減だ。取り扱う対象によっても異なるが、投資はばくち的な要素が大きいだけに安全性を追求した。これにより普通のビジネスにできるのだ。リスクをゼロにはできない。しかし、可能な範囲でリスクミニマムを実現することで、利益を確実なものとできる。

 精神的な要素も大きい。景気は気分の気とも言われ、まだ全容の見えないアベノミクスながら、気の部分で円安・株大幅高となっている。一方、株などでは恐怖心が大きく影響すると言われる。精神的に安定し積極的に取り組めることは大きい。

 手に汗をかく場面(負け実績を作りそうになる)はしばしばあるが、リスクは抑制しているし、何より結果が伴って来ていることが自信を高める。

 ここ数か月の勝率は たまたま100%(何時迄もは続かないが、高い勝率を維持したい)、1か月の利益率は10~20%である。

追記:子供へのアンケートによると80%が、お金は汚いものと考えているようだ(多分に親の影響を受けている)。もしそれが事実なら、金融で稼ごうとしてきたアメリカ人(多くの製造業が日本などに負けて撤退)は全員汚いことになる。

 私が金融ビジネスへの取り組みをお勧めする理由は3つある。例えば、トレードの場合は確かにゼロサムで損する者がいるから利益を出せる者がいるわけだが、

①継続でノウハウが蓄積されレベルが上がる(これが大きい)*。                  *我が社の場合はVer2に上がっているが、次にVer3(例えば、利益率を向上しながら安全率が更に向上)も構想を練っている。

②会社創業・運営に伴う困難さ煩わしさがない、

③日本の市場で儲けているのは主に外人であり、日本人は一方的に奪われ続けている(少しでも取り返せ)。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする